Azukiとは?NFT・BEANZ・Elementalsの違いと参加方法を解説

監修:株式会社J-CAM 金融アドバイザー AFP認定者 倉本 佳光 Yoshimitsu Kuramoto

慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、山一証券株式会社に入社し金融業界でのキャリアをスタート。その後、メリルリンチ日本証券株式会社マネージメント・コミッティーメンバー、岡三アセットマネジメント株式会社理事などを歴任。
執筆:BitLending編集部 更新日:2026年9月15日

倉本 佳光

Azuki(アズキ)は、2022年にNFTコレクションから始まり、現在は漫画・映像・トレーディングカード・商品・デジタル体験へ広がっているアニメIPです。中心となるAzukiのほか、BEANZ、Elementalsという別のNFTコレクションがあります。

「Azukiの会員になる」という言葉は、無料のAzukiアカウントを作ることと、対象NFTを保有してコミュニティや保有者向け企画に参加することを分けて考える必要があります。NFTを買わなくても楽しめる漫画や映像がある一方、NFT保有を条件とする企画の対象、期間、内容はその都度変わります。

この記事では、2026年9月15日時点の公式情報をもとに、Azuki・BEANZ・Elementalsの違い、参加方法、OpenSeaで購入する前の確認点、価格以外の評価軸とリスクを整理します。

免責事項(投資助言ではありません)

本記事は、NFT・暗号資産に関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買・投資行動を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。

利益相反に関する開示:本記事を掲載するBitLendingは、暗号資産レンディングサービスを提供しています。記事内には当社サービスへの導線が含まれる場合がありますが、特定の投資行動や暗号資産の貸出を推奨するものではありません。

Azukiとは?NFTから広がるアニメIP

Azukiは、日本のアニメとストリートカルチャーから影響を受けたキャラクターを描くNFTコレクションとして、2022年1月に始まりました。SNSのプロフィール画像などに使われるPFP型のコレクションとして知られています。

現在のAzukiを、NFTの売買だけで捉えるのは十分ではありません。Azuki Labsは公式サイトで、Azukiを漫画、トレーディングカード、コレクティブル、デジタル体験にまたがるオリジナルアニメIPと説明しています。公式サイトでも、MANGA、TCG、SHOP、NEWS、COLLABORATIONSが主要な入口になっています。

NFTはAzukiの出発点ですが、2026年現在の活動範囲はNFTの外側にも広がっています。プロジェクトを判断するときは、過去のフロア価格だけでなく、物語や商品が継続して公開されているか、コミュニティとの接点が続いているかを見る必要があります。

NFTと暗号資産の役割から確認したい場合は、NFTと仮想通貨の違い・関係も参考にしてください。

《出典》
About Azuki|Azuki
Azuki公式サイト|Azuki

Azuki・BEANZ・Elementalsとは

Azuki、BEANZ、Elementalsは同じAzukiの世界観に属しますが、発行時期、作品数、キャラクター表現、取得できるNFTが異なる別コレクションです。名称だけで判断せず、公式リンク、コレクション名、コントラクトアドレスまで照合してください。

コレクション 位置づけ 購入前の確認点
Azuki 2022年に始まった中心的なPFPコレクション。1万点で構成 公式コレクション、ライセンス、保有者向け企画の対象条件
BEANZ Azukiの世界に登場する豆型のキャラクターコレクション Azuki本体との価格・権利・対象企画の違い
Elementals 火・水・土・雷などの領域を取り入れた別コレクション Azuki本体ではないこと、対象企画やライセンスの適用範囲

OpenSeaでは、BEANZ OfficialとAzuki ElementalsはいずれもTeamAzukiが作成者として表示されています。ただし、マーケットプレイスの表示は変わり得ます。検索結果から直接入るのではなく、公式サイトや公式アカウントの案内から移動し、コントラクトアドレスを確認する方法が基本です。

NFTを買ったときに取得する権利と利用上の注意もあわせて確認すると、NFT、作品画像、著作権の違いを整理できます。

《出典》
Azukiコレクション|OpenSea
BEANZ Officialコレクション|OpenSea
Azuki Elementalsコレクション|OpenSea

💡 用語解説:PFPとフロア価格とは? ▼ 開く

■ PFPとは?

Profile Pictureの略で、SNSなどのプロフィール画像として使われることを想定したNFTコレクションを指します。

  • 確認点:画像を表示できる範囲はライセンスで確認します
  • 注意点:PFPを保有しても、作品やブランドの著作権を取得するとは限りません

フロア価格の読み方

フロア価格は、その時点で売りに出ている中の最低提示価格です。実際の成約価格や、希望時に売却できる価格を保証するものではありません。

NFTを買っても作品やブランドの知的財産権を取得するわけではない

Azuki公式ライセンスでは、適法に取得したNFTの保有者は、トークンを売却・移転する権利を持つ一方、関連する作品、ブランド、その他の知的財産権そのものは取得しないと定めています。

同ライセンスは、保有中の対象NFTアートについて、一定の個人利用と商用利用を許諾しています。ただし、Azukiの商標・ロゴは別であり、第三者コンテンツを含むコラボ作品などには例外があります。NFTを売却すると、対象アートに関する許諾も新しい保有者へ移ります。

商用利用できるという説明だけを切り取らず、保有中であること、商標を使わないこと、第三者コンテンツの例外を確認してください。

《出典》
Azuki NFT License Agreement|Azuki

Azukiの会員になるには?

Azukiへの参加方法は一つではありません。無料アカウントの作成、一般公開コンテンツの閲覧、NFT保有者向け企画への参加を分けて考えると、自分にNFTが必要か判断しやすくなります。

参加したい内容 基本的な入口 NFT保有
公式サイトのアカウント 公式サイトのLoginから登録・ログイン アカウント作成自体とNFT保有は別
漫画・映像・ニュースを見る 公式サイト、公式YouTubeなど 一般公開部分は原則不要
保有者向けコミュニティや企画 公式の対象条件とウォレット認証を確認 対象NFTが必要な場合がある
TCGやイベントへ参加 TCG・イベントの公式案内 企画ごとの条件を確認

検索で「Azuki会員」と表現されることがありますが、Azuki公式サイトには無料アカウントの入口があります。一方、The GardenはAzuki NFTを起点に形成された保有者コミュニティとして知られています。すべてのAzuki関連NFTが、同じ範囲のアクセスや特典を常に与えるとは限りません。

参加したい企画の案内に、対象コレクション、スナップショット日時、ウォレット認証、開催期間が明記されているかを確認しましょう。追加機能や特典は将来も継続する保証がなく、公式ライセンスも追加特典を提供する義務はないとしています。

《出典》
Azukiアカウント ログイン・登録|Azuki
Azuki NFT License Agreement|Azuki

漫画・アニメ・TCGへの展開

2026年9月15日時点の公式サイトでは、漫画、キャラクター短編映像、Azuki TCG、商品、コラボレーション、コミュニティイベントが確認できます。Azuki Labsは、コレクティブル、ストーリーテリング、技術を組み合わせて世界観を広げる方針を示しています。

活動の評価では、発表された予定より、実際に公開された作品・商品・イベントと更新の継続性を優先して確認します。NFT保有者だけを対象とする企画と、一般のファンも参加できる企画を区別することも重要です。

Azukiの漫画・映像は、NFT価格を上げることを保証する材料ではありません。一方で、NFTを知らない読者が作品へ触れる入口が増えているか、キャラクターや物語が継続して使われているかを判断する材料にはなります。

《出典》
Manga|Azuki
News|Azuki
Azuki TCG公式サイト|Azuki

ANIMEトークンとAzuki NFTは同じものではない

ANIMEは代替可能な暗号資産であり、一点ごとに固有のトークンIDを持つAzuki NFTとは仕組みも役割も異なります。ANIMEを持つことがAzuki NFTの保有と同じ権利を与えるわけではありません。

ANIMEを検討する場合は、発行主体、対応ネットワーク、用途、供給・配布、国内居住者の利用条件を、NFTとは別に確認してください。本記事では価格予想や取引所の比較までは扱いません。

Azuki NFTの価格を見るときの判断ポイント

Azukiは公開後に高い価格で取引された時期がありますが、過去の最高値は現在の適正価格でも将来の売却価格でもありません。NFTの市場価格は、暗号資産相場、出品状況、買い手の数、作品や企画への関心などで変動します。

最低出品価格だけでなく、直近の成約、取引間隔、出品率、オファー、保有者の分散、公式活動を組み合わせて確認することが重要です。

  • 直近の成約:表示価格ではなく、実際にいつ、いくらで売買されたか
  • 売却のしやすさ:出品数に対して取引が継続しているか
  • オファーとの差:最低出品価格と実際の買い注文に大きな差がないか
  • ETHと円の変動:NFTのETH価格が同じでも円換算額は変わる
  • 総費用:作品価格にガス代やマーケットプレイス関連費用を加える
  • 利用目的:転売だけでなく、作品、コミュニティ、利用許諾に自分が価値を感じるか

Ethereumの取引費用は混雑状況などで変わります。購入前には、Ethereumのガス代が変動する理由と確認方法も確認してください。

OpenSeaでAzuki NFTを買う方法

Azuki NFTは二次流通マーケットで取引できます。操作画面は更新されるため、ボタンの位置を覚えるより、公式コレクション、ネットワーク、支払総額、ウォレットに表示される署名内容を確認することが重要です。

  1. 購入目的とコレクションを決める:Azuki、BEANZ、Elementalsのどれを取得するのかを決めます。
  2. 対応ウォレットを準備する:Ethereumと利用するマーケットプレイスに対応したウォレットを用意します。
  3. ETHを準備する:NFTの代金だけでなく、送金・承認・購入に必要なガス代も考慮します。
  4. 公式リンクからコレクションへ進む:検索広告やDMのリンクを避け、公式サイト・公式アカウントから確認します。
  5. コントラクトアドレスを照合する:名前、画像、認証表示だけで本物と判断しません。
  6. 取引状況と権利を確認する:直近取引、出品数、オファー、ライセンス、特典条件を確認します。
  7. 署名・承認内容を確認する:接続先ドメイン、支払額、対象資産、承認範囲を確認してから実行します。
  8. 購入記録を保存する:日時、ETH数量、円換算額、ガス代、取引ハッシュ、販売ページ、規約を保存します。

ウォレットを初めて使う場合は、MetaMaskの基本操作と主なリスクを先に確認してください。

OpenSeaとの接続で確認すること

ウォレット接続は送金そのものではありませんが、その後に表示される署名や承認には資産移転につながるものがあります。内容が分からない署名を、急かされるまま実行しないでください。

接続方法やログインできない場合の確認点は、OpenSeaへの接続・ログイン方法で詳しく解説しています。

《出典》
Azukiコレクション|OpenSea
Ethereum security and scam prevention|ethereum.org

Azuki NFTの主なリスク

Azukiが広く知られたコレクションであっても、価格、流動性、運営、技術、権利、詐欺のリスクはなくなりません。「有名なプロジェクト」と「自分が安全・有利に取引できること」は別です。

リスク 購入前の確認
価格変動過去最高値ではなく、直近成約とオファーを確認する
流動性希望価格ですぐ売れる前提にしない
企画・特典の変更将来の特典を購入価格へ織り込みすぎない
偽コレクション公式リンクとコントラクトアドレスを照合する
フィッシング・危険な署名接続先と承認範囲を確認し、不明な署名を拒否する
秘密鍵の喪失リカバリーフレーズをオンラインで共有しない
利用許諾NFT、作品、商標、第三者コンテンツの権利を分ける
税務取得・売却・費用・円換算の記録を残す

偽サイトやSNS上の勧誘については、暗号資産を使った詐欺や偽サイトの見分け方も参考になります。

売買に伴う税務の一般的な考え方は、NFT売買に暗号資産を使った場合の税務確認で確認できます。個別の所得区分や必要経費は取引状況によって異なるため、税務署や税理士へ相談してください。

《出典》
Azuki NFT License Agreement|Azuki
Ethereum security and scam prevention|ethereum.org
No.1525-2 NFTやFTを用いた取引を行った場合の課税関係|国税庁

Azuki NFTのよくある質問

Azukiのコレクション、参加条件、購入、権利、価格に関する疑問をまとめます。

Azuki NFTとは何ですか?

Azuki NFTは、日本のアニメやストリートカルチャーから影響を受けたキャラクターを描く、Ethereum上のPFP型NFTコレクションです。2022年に始まり、現在のAzukiは漫画、映像、TCG、商品などへ展開するアニメIPでもあります。

Azukiの会員になるにはどうすればよいですか?

公式サイトのアカウントはLoginから作成できます。NFT保有者向けコミュニティや企画へ参加したい場合は、各案内で対象となるコレクションとウォレット認証条件を確認してください。アカウント作成とNFT保有は同じ意味ではありません。

The Gardenへ入るにはAzuki NFTが必要ですか?

The GardenはAzuki NFTを起点に形成された保有者コミュニティとして知られています。ただし、参加できる範囲や対象NFT、認証方法、提供される企画は変わる場合があります。参加前に公式サイトや公式コミュニティの最新案内を確認してください。

Azuki、BEANZ、Elementalsは何が違いますか?

Azukiは2022年に始まった中心的なPFPコレクション、BEANZはAzukiの世界に登場する豆型キャラクター、Elementalsは複数の領域をテーマにした別コレクションです。同じ世界観でも、作品数、価格、取得するNFT、企画の対象条件は同一ではありません。

BEANZやElementalsを持てばAzukiと同じ特典を受けられますか?

同じとは限りません。企画ごとに対象コレクションや保有確認時点が設定される場合があります。過去の特典ではなく、参加したい企画の最新条件を確認してください。

Azukiの漫画や映像を見るのにNFTは必要ですか?

公式サイトや公式YouTubeなどで一般公開されている漫画・映像は、NFTを保有していなくても閲覧できます。ただし、限定コンテンツやイベントには別の参加条件が設定される場合があります。

Azuki NFTはどこで買えますか?

OpenSeaなど、Ethereum上のAzukiを扱う二次流通マーケットで購入できます。検索結果だけを頼りにせず、Azuki公式サイトや公式アカウントから正規コレクションを確認し、コントラクトアドレスを照合してください。

OpenSeaの認証バッジがあれば本物ですか?

認証表示は判断材料の一つですが、それだけに依存しないでください。公式サイトからのリンク、作成者表示、ブロックチェーン、コントラクトアドレスを照合し、接続先ドメインも確認します。

Azuki NFTを買うと著作権も取得できますか?

著作権やAzukiブランドの知的財産権そのものを取得するわけではありません。公式ライセンスに基づき、保有中の対象NFTアートについて一定の個人利用・商用利用が許諾されますが、商標や第三者コンテンツには制限があります。

購入したAzukiの画像を商用利用できますか?

公式ライセンスでは一定の商用利用が認められていますが、保有中であることや規約の順守が条件です。Azukiの商標・ロゴは許諾対象外で、第三者コンテンツを含むコラボ作品には例外があります。利用前に対象NFTと最新ライセンスを確認してください。

ANIMEトークンを持てばAzukiの会員になれますか?

ANIMEは代替可能な暗号資産で、Azuki NFTとは別の資産です。ANIMEの保有だけでAzuki NFTの所有者と同じ権利を得られるとは限りません。参加するサービスや企画ごとの条件を確認してください。

Azuki NFTの現在価格はどこで確認できますか?

OpenSeaなどのコレクションページで最低出品価格、直近取引、オファーを確認できます。表示値は常に変動するため、記事中の固定価格ではなく購入直前の画面を確認してください。

Azuki NFTは今後値上がりしますか?

将来の値上がりは予測できません。過去の高値、漫画やTCGの展開、有名なコラボだけで判断せず、直近の取引、流動性、活動の継続、取得できる権利、総費用を確認してください。

Azuki NFTを買った後、すぐ売却できますか?

マーケットへ出品することはできますが、希望価格で買い手が見つかる保証はありません。最低出品価格だけでなく、直近の成約件数、オファー、出品率を確認し、売却まで時間がかかる可能性を考慮してください。

Azuki NFTの購入ではどのような記録を残すべきですか?

購入日時、支払ったETH数量、取引時の円換算額、ガス代、マーケットプレイス関連費用、取引ハッシュ、購入ページ、適用されたライセンスを保存します。売却や税務確認の際に必要になります。

Azukiに参加する前のチェック項目

Azukiは、NFTから漫画・映像・TCG・商品へ世界観を広げているプロジェクトです。ただし、参加するために必ずNFTを買う必要があるわけではありません。

  • 漫画や映像を楽しみたいだけなら、まず一般公開コンテンツを見る
  • コミュニティへ入りたいなら、対象NFTと最新の認証条件を確認する
  • 作品を収集したいなら、Azuki・BEANZ・Elementalsの違いを確認する
  • 商用利用したいなら、対象作品のライセンスと商標の制限を確認する
  • 売買目的なら、価格だけでなく流動性、総費用、記録、税務を確認する
  • 購入時は公式コレクション、コントラクトアドレス、署名内容を照合する

自分が求めるのが作品、コミュニティ、利用許諾、売買のどれなのかを先に決めることが、必要のない購入や期待との食い違いを避ける第一歩です。