【初心者必見|2025年版】仮想通貨(暗号資産)の始め方をわかりやすく徹底解説
2025.07.09
「仮想通貨を始めてみたいけれど、何から手をつければいいのか分からない」──そんな悩みを抱えている初心者の方は、少なくありません。
仮想通貨にはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をはじめ、数えきれないほどの種類があり、取引を行うための「取引所」も国内外に多数存在します。そのため、最初の一歩を踏み出せず、興味はあるのに始められないという方も多いでしょう。
「仮想通貨を買ってみたけど、その後どうすればいいか分からず放置してしまった」という声もよく聞かれます。
本記事では、そんな初心者の方向けに、仮想通貨の始め方をわかりやすく解説します。取引所の選び方や、失敗を避けるための注意点も併せて紹介するので、これから仮想通貨を始めたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
仮想通貨(暗号資産)とは
仮想通貨(暗号資産)とは、インターネット上だけでやり取りされるデジタル通貨のことを指します。紙幣や硬貨のような実体はなく、すべて電子データとして存在し、中央銀行などの公的な管理者を持たないのが特徴です。
この仮想通貨は「ブロックチェーン」と呼ばれる分散型の仕組みで運営されており、取引の記録はネットワーク全体で管理されるため、改ざんが非常に困難とされています。
仮想通貨とよく比較されるのが「法定通貨」や「電子マネー」です。
- 法定通貨:日本円や米ドルのように、国が発行・保証している通貨
- 電子マネー:SuicaやPayPayなど、法定通貨を電子的に管理する仕組み
- 仮想通貨:国の管理を受けず、独自のシステムで価値が決まる通貨
仮想通貨は市場の動向や需要によって価値が日々変動します。たとえば、1万円で購入した仮想通貨が1週間後には2万円になったり、逆に半額になったりすることも珍しくありません。
このように、仮想通貨は「安く買って高く売る」ことで利益を得られる資産運用の手段としても注目されています。ただし、価格の変動が大きいため、リスクがあることも理解しておきましょう。
仮想通貨を購入・換金するには、「仮想通貨取引所」や「交換所」と呼ばれる事業者を利用します。これらはすべて金融庁や財務局に登録されている業者であり、安全に仮想通貨を売買するための仕組みが整備されています。
仮想通貨(暗号資産)を始める際に必要な書類
仮想通貨の取引を始めるためには、まず仮想通貨取引所での口座開設が必要です。取引所は「犯罪収益移転防止法」に基づき、本人確認(KYC:Know Your Customer)を厳格に行っており、申込者は所定の本人確認書類を提出する必要があります。
よく使われる本人確認書類(いずれか1点)
- 運転免許証
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- パスポート(※住所記載ページが必要)
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 住民基本台帳カード(顔写真付き)
- 運転経歴証明書(平成24年4月1日以降交付のもの)
※健康保険証など顔写真のない書類は、他の書類と組み合わせが必要な場合があります。
※2027年施行予定の犯収法(犯罪による収益の移転防止に関する法律)改正により、ICチップを搭載していない「運転経歴証明書」は、本人確認書類として使用できなくなる見込みです。この場合は、本人限定受取郵便による確認や、住民票の写しの原本確認後に転送不要郵便を送るなど、代替手続きが必要になります。
撮影に関する注意点(共通)
- 表面と裏面の両方を撮影
- 書類全体が写るように撮影し、手や指で隠さない
- 光の反射やピンボケを避け、文字が読み取れるように
- スマートフォンでの斜め上からの撮影や、自撮り画像(顔と書類を一緒に写す)を求められることもあります
取引所ごとの違いに注意
本人確認の手順や対応書類は、取引所によって若干異なります。たとえば、コインチェックやGMOコイン、bitFlyerなどでも要件やアプリの仕様が異なるため、以下の点を確認しておきましょう:
- 対応している本人確認書類
- スマホ撮影 or 郵送か
- 審査にかかる時間
口座を開設したい取引所が決まったら、必ずその取引所の公式サイトで最新の本人確認手順と必要書類を確認しましょう。事前に書類を準備しておけば、スムーズに口座開設を進めることができます。

仮想通貨(暗号資産)投資の具体的な始め方
仮想通貨(暗号資産)は、スマートフォンがあればすぐに始められます。アプリから口座開設・入金・購入・管理まで完結できるので、初心者でも手軽にスタート可能です。以下に、5つのステップで始め方を解説します。
ステップ1:スマホとインターネット環境を準備する
仮想通貨の取引はすべてオンラインで行われるため、インターネットに接続できるスマートフォンがあれば基本的な環境は整います。
- スマートフォン(iPhone/Android)
- 安定したインターネット接続
- 日本国内の銀行口座(日本円の入出金用)
ステップ2:仮想通貨取引所で口座を開設する
スマホアプリから簡単に申し込みができ、本人確認もすべてアプリで完結します。
- アプリをインストール(例:コインチェック、bitFlyerなど)
- 基本情報を入力
- 本人確認書類と顔写真をアップロード
- 審査完了後に口座開設
※口座の開設・維持に費用はかかりません。
ステップ3:口座に日本円を入金する
入金方法は、銀行振込やコンビニ入金など。アプリ上で操作できます。
- 初心者は1,000円程度の少額入金からスタートがおすすめ
- 取引所によっては入金手数料が発生するため事前確認を
ステップ4:仮想通貨を購入する
アプリ上で通貨を選び、金額を入力するだけで購入可能です。
- 初心者はビットコイン(BTC)などメジャー通貨が安心
- 購入時の手数料やスプレッド(買値と売値の差)に注意
ステップ5:売却・出金して利益を確定する
仮想通貨を売却し、日本円で出金することが可能です。アプリから手続きできます。
- 出金時に手数料がかかる場合があるため、まとめて出すのが得策
- 大きな利益が出た場合は、確定申告が必要になる可能性もあります

仮想通貨(暗号資産)で利益を得る方法
1. 安く買って高く売る(売買益)
もっとも基本的な方法は「価格が安いときに買って、高くなったときに売る」ことで利益を得るスタイルです。仮想通貨は24時間365日取引されており、短時間で価格が大きく変動することもあります。
うまく売買できれば大きなリターンが期待できますが、同時に損失リスクも高いため、注意が必要です。
2. ガチホ(長期保有)で値上がり益を狙う
「ガチホ」とは「ガチでホールド(Hold)」の略語で、仮想通貨を売らずに長期的に持ち続ける投資戦略を指します。もともとは投資家の間で使われたネットスラングですが、今では広く浸透しています。
仮想通貨市場はまだ成長の途上にあり、長期的に見れば上昇トレンドにあるとする見方もあります。そうした背景から、一度購入した仮想通貨を長期保有し、市場全体の成長を待つ「ガチホ」戦略が初心者にも人気です。
短期の値動きに左右されず、比較的リスクを抑えた運用方法といえます。
3. レンディング(貸し出し)で利息を得る
仮想通貨を保有しているだけでなく、取引所などに一定期間貸出すことで利息を得る「レンディング」というサービスもあります。
- 年利3〜10%程度(通貨や期間によって異なる)
- 利息は仮想通貨で支払われる
- 期間中は出金ができないことが多い
日本企業が運営するBitLending は最高利率10%のレンディングサービスを提供していますので、資産運用の選択肢として、一度検討してみるのも良いかもしれません。
4. アービトラージ(取引所間の価格差を活用)
仮想通貨は取引所ごとに価格が異なる場合があり、その差を活用して安い取引所で購入し、高い取引所で売ることで利益を得る「アービトラージ」という手法も存在します。
ただし、取引のスピードや手数料の理解が必要なため、中上級者向けの戦略です。
まとめ:初心者におすすめの戦略
- まずは「少額で買ってガチホ」からスタート
- 値動きに慣れたら売買にも挑戦
- 慣れてきたらレンディングで資産を活用
- 投資は余剰資金で、無理のない範囲で行いましょう
仮想通貨(暗号資産)取引所を選ぶ際のポイント
仮想通貨(暗号資産)の取引を始める際に、取引所選びは非常に重要です。初心者でも安心して取引できるように、取引所を選ぶポイントを整理してご紹介します。
まずチェックしたい3つの基本ポイント
- セキュリティ対策がしっかりしているか
コールドウォレット、2段階認証、資産の分別管理など、ハッキング対策が万全な取引所を選びましょう。 - 手数料とスプレッドは明確で低水準か
取引手数料だけでなく、売値と買値の差(スプレッド)も要確認。スプレッドが広いと実質のコストが高くなります。 - スマホアプリが使いやすいか
仮想通貨は24時間365日変動するため、スマホアプリの操作性や視認性は非常に重要です。初心者には特に使いやすい設計が安心です。
追加で見るべき4つのポイント
- 取り扱い通貨の種類が豊富か
自分が投資したい仮想通貨が扱われているかをチェック。今後の成長が期待されるアルトコインも見逃せません。 - サポート体制が充実しているか
チャットや電話、LINEなど、トラブル時に迅速に対応してもらえる体制かを確認しましょう。 - 出金手数料と出金スピード
出金のたびに手数料がかかる取引所もあります。金額や反映までの時間をあらかじめ確認しましょう。 - 積立・レンディング・ステーキング対応
仮想通貨を買ってそのまま預けることで利息が得られる「レンディング」や、自動積立、ステーキングなど、長期運用にも便利な機能が整っているかもチェックポイントです。
おすすめの仮想通貨(暗号資産)取引所
仮想通貨(暗号資産)取引所は数多くあるので、特に初心者の方は、どこの取引所を利用すべきかわからず困ってしまうでしょう。
一つひとつ比較するのも大変なので、おすすめの仮想通貨(暗号資産)取引所を紹介します。
取引所ごとの特徴を解説するので、口座の開設を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
Coincheck
Coincheckは、国内ナンバー1のアプリダウンロード数を誇る取引所で、見やすいシンプルな取引画面になっているのが特徴です。 ※1

仮想通貨(暗号資産)に慣れていない初心者でも、直感的に操作できるように工夫されています。ダウンロードして、手触りを確かめてみましょう。
わからないこと・不安なことがあれば、すぐに問い合わせできるので、初めてでも取引しやすくなっています。仮想通貨(暗号資産)に慣れていない初心者でも、直感的に操作できるように工夫されています。ダウンロードして、手触りを確かめてみましょう。
取引手数料は無料なものの、出金には手数料がかかるため、一度にまとめて出金するなど、コストを抑える工夫が必要です。
また、下記のようなサービスも用意されており、うまく活用できれば効率よく資産運用できるのも魅力です。
- Coincheckつみたて:一定期間、決まった金額の仮想通貨(暗号資産)を自動で積み立ててくれる
- Coincheckでんき:電気料金の支払いにビットコインが使える・貰える
- Coincheckガス:ガス料金の支払いにビットコインが使える・貰える
光熱費と仮想通貨(暗号資産)を結びつけられるので、毎日の生活も投資の一部となります。
取扱銘柄数 | 35種類以上(販売所) |
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取引手数料 | 無料(販売所) ※スプレッドあり |
入金手数料 |
銀行振込:無料(振込手数料は自己負担) コンビニ入金:770円〜1,018円 クイック入金:770円〜1,018円 ※50万円以上:入金額×0.11%+495円 |
出金手数料(日本円) | 一律 407円 |
送金手数料(BTC) | 0.0005 BTC |
スプレッド(販売所) | 約6%前後(例:BTC約5.9%、ETH約6.9%) |
主な機能 |
・暗号資産の自動積立(Coincheckつみたて) ・でんき/ガスの支払い(Coincheckでんき/ガス) ・Coincheck NFT(β版) ・IEOおよびINO(Initial Node Offering)対応 ・貸暗号資産(レンディング) ・ステーキングサービス |
出典:Coincheck公式サイトより、2025年7月時点
GMOコイン
GMOコインは、20銘柄以上の暗号資産および外国為替FXも扱う、GMOグループの暗号資産取引所です。

口座開設、即時入金、日本円出金、暗号資産の預入・送付など、主要なサービスがすべて無料(※銀行振込手数料・大口出金除く)なのが大きな魅力です。
他にも以下のような特徴があります:
- スマホアプリは初心者向けノーマルモードと、上級者向けトレーダーモードの2種類を搭載。
- 顧客資産は分別管理・コールドウォレット、多層認証・監視体制とマルチシグなど高水準のセキュリティ。
- 500円から始められる自動積立、レンディング、ステーキングなど、資産運用機能が充実。
不明点や不安があれば、365日対応のサポート体制(LINE・お問い合わせフォーム)でいつでも相談可能です。
取扱銘柄数 | 暗号資産(販売所):20銘柄、取引所(現物/レバレッジ):22銘柄、外国為替FX:14通貨ペア | |
---|---|---|
取引手数料 | 販売所 | 無料(スプレッドあり) |
取引所(現物) | Maker:‑0.01%(主要通貨)、‑0.03%(その他)/Taker:0.05%(主要)、0.09%(その他) | |
取引所(レバレッジ) | 取引手数料無料(Taker:一部通貨0.03%)/ロスカット:建玉ごとに0.5%、レバレッジ利息:0.04%/日 | |
暗号資産FX | 無料/レバレッジ利息:0.04%/日、強制決済:0.5%/建玉 | |
外国為替FX | 無料/ロスカット:0.05円/通貨(20通貨未満は1円)/API利用:約定金額×0.002%(初30日無料) | |
入金手数料(日本円) | 即時入金・振込入金ともにGMO負担で無料(振込元銀行手数料のみ自己負担) | |
出金手数料(日本円) | 無料(大口出金:2000万円超で400円) | |
暗号資産送金手数料 | 無料(預入・送付とも当社負担。ただしネットワーク手数料は送付元負担) | |
セキュリティ | 資産分別管理/コールドウォレット/2段階認証・生体認証/不正アクセス監視/マルチシグ/SSL | |
サポート体制 | 365日対応(LINE・お問い合わせフォーム) |
出典:GMOコイン公式サイトより、2025年7月時点
bitFlyer
bitFlyerは、国内最多となる38種類の仮想通貨を取扱い、ビットコイン取引量6年連続国内No.1(※1)という実績を誇ります。

取り扱い全通貨が1円から取引可能で、少額から始めたい初心者にも利用しやすいプラットフォームです。
さらに、他社にはない独自のサービスも提供されています:
- 「bitFlyerクレカ」での決済に応じてビットコイン還元
- Vポイント(旧Tポイント)をビットコインに交換可能
- ビックカメラの店頭・オンラインでビットコイン利用可能
- 友達招待プログラムでお互いビットコイン獲得
これらを活用すれば、初心者でも手軽に投資をスタートできます。
取扱銘柄数 | 暗号資産:38種類(販売所・Lightning含む) |
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取引手数料 | 販売所:無料 取引所(Lightning/現物):0.01%〜0.15%(取引量に応じてスライド) |
入金手数料 | 銀行振込:自己負担 クイック入金(アプリ):330円/件(税込) |
出金手数料 | 220〜770円(金融機関により変動) |
送金手数料 | BTC:0.0004 BTC、ETH:0.005 ETHなど銘柄別設定 |
セキュリティ | SSL化、二段階認証、自動タイムアウト、コールドウォレット、資産の分別管理など |
サポート体制 | 日本語音声窓口(平日9:30〜17:30)、お問い合わせフォーム |
出典:bitFlyer公式サイトより、2025年7月時点
仮想通貨(暗号資産)を始める際の注意点
仮想通貨(暗号資産)の取引を始める前に、いくつかの重要なポイントを押さえておくことが大切です。
価格の急激な変動や詐欺のリスク、税金など、事前に知っておくべきリスクを理解し、リスク管理を行いながら安全に取引を行いましょう。
1. 生活に支障がない範囲で投資する
仮想通貨(暗号資産)はハイリスク・ハイリターンな投資です。生活に必要な資金は必ず確保し、余剰資金で無理のない範囲で投資を行うことが大前提です。
初心者はまず少額から始めて、知識や経験を積みながら段階的に投資額を増やすのが安心です。
2. 価格変動のリスクを理解する
仮想通貨の価格は短期間で大きく変動することがあります。急上昇の後に急落することもあり、利益の可能性と同様に損失のリスクも常に存在します。
一時的な感情に流されず、冷静に判断することが求められます。
3. 慌てて売買しない
価格の変動に惑わされて慌てて売買すると、大きな損失を被る可能性があります。一時的な値動きに振り回されず、計画的に行動しましょう。
4. 詐欺や虚偽の情報に注意する
「必ず儲かる」「短期間で倍増」などの甘い言葉には注意が必要です。SNSやセミナー、DMなどでの未公開コインの販売には詐欺の可能性があります。
誤情報やデマに惑わされないように、信頼できる情報源を選びましょう。
5. セキュリティ対策を徹底する
フィッシング詐欺や不正アクセスを防ぐため、二段階認証・強固なパスワードの使用・公式サイトからのログインを心がけましょう。
6. 税金に関する知識を持つ
仮想通貨の売却益や運用による収益には税金がかかります。特に給与所得者の場合、年間20万円を超える利益には確定申告が必要です。
税制は変更される可能性があるため、常に最新の情報を確認し、税理士への相談も検討しましょう。
7. 送金ミスやアドレス誤入力に注意する
送金先のアドレスやタグを間違えると資産が戻らない場合があります。送信前には必ず情報を二重に確認しましょう。
8. レバレッジ取引は慣れるまで避ける
レバレッジ取引は少額資金で大きな取引ができる反面、損失も拡大するリスクがあります。初心者は現物取引に限定し、知識と経験を積んでからレバレッジ取引を検討しましょう。
9. 取引所の選定と規制の確認
国内の取引所は金融庁の認可を受けており、一定のルールのもとで運営されています。初心者は国内の登録済み取引所を利用するのが安全です。