
米国株価の調整が始まった?
続く上値の重い展開 米国株式市場では9月に入ってから上値の重い展開が続いています。19日-20日のFOMCを意識して慎重な展開になったとも言えますが、会合では予想通りの利上げ見送りとなったにも拘わらず、金融当局のインフレ …
株式会社J-CAM金融コンサルタントの倉本佳光が40年以上金融業に従事してきた経験を元に国際経済の重要な出来事や抑えておくべきポイントを取り上げてわかりやすく解説するコラムです。刻々と変化する相場のモメンタムをキャッチアップしていきます。
国際経済の重要な出来事&抑えておくべきポイント
続く上値の重い展開 米国株式市場では9月に入ってから上値の重い展開が続いています。19日-20日のFOMCを意識して慎重な展開になったとも言えますが、会合では予想通りの利上げ見送りとなったにも拘わらず、金融当局のインフレ …
FOMC政策金利の据え置きを決定 9月20日米国FRBはFOMC(連邦公開市場委員会)を開催し、政策金利の据え置きを決定しました。年内あと1回追加で金利を引き上げ、その後は高水準の金利を長期にわたり維持する公算が高いと示 …
昨日(9/13)米国のCPI8月が発表されました。内容は総合CPIで前月比+0.6%と7月の+0.2%を上回り1年2ヶ月ぶりの高さとなりました。また前年同月比は+3.7%と7月の+3.2%、6月の+3.0%を上回る結果 …
米国経済の指標を読む 9月6日米国ISM非製造業景況指数8月が発表され54.5と6ヶ月ぶりの高水準となりました。予想は52.5で前月(7月)は52.7でした。この発表を受けて市場は米国景気の力強さを確認した形となり、債 …
今週に入って米国の金融市場は落ち着いた展開が続いています。 米国株式市場は3指数(NYダウ平均、S&P500、NASDAQ)とも3日連騰となりました。 また米国10年国債利回りも先週一時付けた4.3%台から4. …
8月24日~26日に米国ワイオミング州ジャクソンホールでカンサスシティ連銀主催のシンポジウムが開催されます。この会議には世界の中央銀行トップが参加し、植田日本銀行総裁も出席します。 ジャクソンホール会議は1978年8月 …
8月16日米国アデエモ財務副長官が「中国の経済問題は米国と世界経済にとって逆風であることが証明されつつあり、こうした中国の現状は自らの政策選択が招いた結果である。」と述べています。 今月に入って発表されている中国の経済指 …
今晩、米国7月のCPI(消費者物価指数)が発表されます。 米国FRBは7月に0.25%の利上げを行い、パウエル議長は今後の利上げについては「データ次第」とのコメントをしています。 市場では、利上げの打ち止めを想定する見方 …
米国金融市場では米国景気の行方についてソフトランディングをベースシナリオとしつつあります。先日FRBは金利を0.25%引き上げました。 FRBパウエル議長は会見で、次の利上げについては以前のような強硬な態度は見せず、デー …
FRB0.25%利上げへ 7月26日にFOMC(米国連邦公開市場委員会)が開催され、FRB(米国連邦準備制度理事会)は政策金利を0.25%引き上げました。FFレートの誘導目標は5.25%~5.50%となり、2001年以 …
米国のインフレ率が低下 米国の金融市場、特に株式市場では先週から楽観的な雰囲気がただよい株価が堅調に推移しています。特に12日に発表された6月のCPIが前年同月比+3.0%と大きく鈍化し、米国のインフレ率低下が顕著になっ …
注目の米国6月CPI大きく鈍化 今週12日(水)に注目された米国のCPI(消費者物価指数)6月の発表がありました。 結果は前年同月比+3.0%と5月の+4.0%から大きく鈍化し、2021年3月以来の低水準となりました。前 …
世界最大の資産運用会社BLACKROCKがETC現物ETF申請 先月、米国で大手運用会社による「現物型BTCのETF」のSECへの申請が相次ぎ、BTCへの注目があつまっています。 過去数年、現物型BTCのETFについて …
更なる利上げを示唆する発言つづく ポルトガルのシントラでECBフォーラムが開かれ、各国中央銀行のトップが集結しています。そうした中、米欧英日の中央銀行トップによるパネルディスカッションが行われ、米欧英のトップからは更なる …
予想外と言える米国の経済の堅調な動き 私の今年のマーケットについての基本的な考え方は、FRBによる金利引き上げの効果が2Qあたりより見え始め、米国経済の減速が徐々に感じられる事を想定していましたが、米国の経済は一部で減速 …
FOMC開催2023年6月14日 6月14日にFOMCが開催され、今会合での金利据え置きを決定しました。 しかし今後年内での2回の利上げを示唆しました。現在FF金利は5.0%~5.25%の水準ですがFOMC参加者による予 …
多くのビッグネームが集ったブルームバーグインベスト2023がニューヨークで開催 ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーターを創業したレイ・ダリオ氏がブームバーグ・インベストの会議で「米国金利は今後大幅な上昇はしないものの、 …
過ぎ去るデフォルト懸念 米下院は5月31日夜(日本時間6月1日午前)の本会議で、バイデン政権と下院共和党の連邦債務上限合意を盛り込んだ「財政責任法案」を可決しました。法案では、2025年1月1日まで債務上限の適用を停止す …
今週に入り米国企業の1Q決算発表でIT大手や有名大手の発表が始まりました。 一番の注目はマイクロソフトでした、売上高528億5,700万ドル(約7兆600億円)前年同期比+7%、純利益182億9,900万ドル(約2兆4, …
先週4月13日に5月のFOMCに向けてドル安円高に向けて足下を固める方向としましたが、その後の展開はドル高へ進んでいます。 これは4月14日(金)に発表されたミシガン大学消費者マインド調査の結果が63.5と3月の62.0 …
12日に米国では3月に開催されたFOMCの議事録が公開されました。議事録では、「銀行の破綻という銀行セクターで起きた展開が米国の経済活動とインフレに与える影響を踏まえ、十分に景気抑制的となるFF金利誘導目標レンジの判断 …
今週4月3日に米国ではISM製造業景況指数3月が発表されました。 指数は46.3と5ヶ月連続で50を下回り、前月の47.7、予想の47.6も下回り、景況感の悪化を示しています。特に新規受注が44.3と前月の47.0から急 …
昨年11月から金価格が堅調な動きとなっています。 金はインフレ時にインフレ対策の資産として買われる資産です。金価格は2019年に底を打って徐々に上昇を始め、インフレが始まったと言われる2020年に大きく上昇しました。その …
注目されていたFOMC(米連邦公開市場委員会)が21日-22日に開催され、0.25%の利上げが発表されました。今月上旬に行われた議会証言でパウエル議長は、「最新の経済データは予想を上回る強さとなっており、最終的な政策金利 …
米国のパウエルFRB議長が3月7日-8日に上下院での議会証言を行い、「1ヶ月前に見られていたインフレの軟化傾向が一部逆転した。」とし、さらに「最新の経済データは予想を上回る強さとなっており、最終的な政策金利の水準が従来の …
米国のシティグループのアナリスト・チームが中国経済の日本化に警鐘をならすレポートを発表しています。 日本と中国はインフラ投資と輸出の奨励により力強い成長を遂げました。日本の高度成長は戦後の復興に始まり、中国は2001 …
日本証券業協会が「仕組み債」と呼ばれる複雑な金融商品の販売に新たな自主ルール設定へ動き始めました。仕組み債については、かねてよりトラブルが多く発生しており、昨年春以降、大手証券を中心に公募型商品や個人向け商品の販売停止を …
2023年度税制改正により相続税・贈与税が抜本的な見直しとなり、生前贈与の在り方が大きく変わります。 大きく変更されたのは暦年課税で相続時の加算期間が3年間から7年間に延長されました。毎年110万円までは基礎控除で贈与 …
昨年12月16日に令和5年度税制改正大綱が発表され、その中で「家計の資産を貯蓄から投資へと積極的に振り向け、資産所得倍増につなげるため、 NISAの抜本的拡充・恒久化を行う」とされました。 今回のNISA制度の改正は2 …
24日に国内最大級の「不動産専門のデータベース」である東京カンテイが2022年東京都心6区(千代田、中央、港、新宿、文京、渋谷[70㎡クラス])の中古マンション平均価格について9,800万円と1億円の大台近くになったと …
1月17日に中国の2022年GDP(国内総生産)などが発表されました。 2022年のGDPは前年比+3.0%と目標の+5.5%を大きく下回る結果となりました。同時に発表された2022年10-12月期GDPは前年同期比+ …
1月7日に中国の外貨準備高12月が発表されました。 外貨準備高は約3兆1,277億ドルで11月比約102億ドル増加となっています。邦貨換算では約412兆円になります。 その内容で注目されるのは金保有量です。 金保有量は …
日本経済新聞では大企業の経営者が考える「その年のドル円相場と日経平均株価の水準」を元旦の紙面で紹介しています。 今回19名の経営者の方が今年の6月末と12月末のドル円相場の水準について回答されました。ドル円相場の水準を …
12月20日 日銀金融政策決定会合が開催され長短金利操作の運用の一部見直しが決定され発表されました。具体的には、国債買い入れ額を大幅に増額しつつ、長短金利の変動幅を従来の「±0.25%程度」から「±0.50%程度」に拡大 …
日銀は19~20日に開いた金融政策決定会合で、大規模緩和を修正する方針を決め、これまで0.25%程度に抑えてきた長期金利の上限を0.5%程度に引き上げることを発表しました。これを受けて市場では事実上金融引き締めにあたると …
中国人民銀行が12月7日に外貨準備高を発表しました。 11月末の外貨準備高は3兆1175億ドルで10月末の3兆520億ドルから655億ドルの増加となりました。またその内訳を見ると金準備高が10月末の6,264万オンス …
12月1日のドル円の動きは136円台での展開となっています。 これは米国FRBのパウエル議長がブルッキングス研究所のイベントで講演した際のコメントで、今後の利上げペースの減速を示唆した事をポイントとして、米国金利が低下し …
今週11月22日(火)の日本経済新聞朝刊に「中銀、金買い最大ペース」の見出しで金の売買動向に関する記事が掲載されていました。「国際調査機関によれば2022年の金購入量は1960年代以降の最高ペースになっているが、どの中央 …
ドル円相場は先週末から140円を割り込む動きとなっています。 きっかけは11月10日に発表された米国の10月消費者物価指数(CPI)です。この発表で10月の結果は前年同月比+7.7%となり予想の+7.9%を下回り、前月の …
11月9日に発表された上場企業の決算ではホンダ、いすずといった自動車メーカーが円安による上方修正となりました。そのほかにも輸出関連企業で円安による上方修正が相次いでいます。一方、原材料を輸入する化学や繊維では下方修正が出 …
先週このコラムで貿易収支を取り上げた際に1ドル=150円目前の状況でドル円相場について「150円前半での展開が目先想定されるものの、年末もしくは年初あたりからの反発が見られるのではないでしょうか。」とコメントしています。 …
10月20日(木)に財務省より9月の貿易統計速報が発表されました。9月月間の貿易収支は2兆0940億円の赤字となり、今年度上半期(4-9月期)では11兆0074億円の赤字で2013年度下半期の8兆7600億円を超え、19 …
先日、9月22日に付けた為替介入前の145円90銭を超える146円台へ円安が進みました。英国ポンド安によるドル高の影響を受けたものと思われますが、11日に発表となったIMF(国際通貨基金)の世界経済見通しにより、来年に向 …
世界各国の金利が大きく上昇しています。この金利上昇の影響を受けて外国為替相場も円安に大きく振れ1ドル=150円をうかがう水準にまで安くなっており、10月6日は144円台の動きとなっています。 米国では今年の金利上昇によ …
OECD経済見通し改定から 9月26日OECD(経済協力開発機構)が世界経済見通しを改定しました。 それによると世界経済の2023年の成長率は、2.2%と前回より0.6%ダウンし、ユーロ圏0.3%(-1.3%)、米国0. …
金融庁から令和5年度(2023)税制改正要望が提出されています。今回の要望では岸田内閣が進めようとしている「資産所得倍増プラン」に関連する要望として「NISA制度の改正」が出されました。「簡素で分かりやすく、使い勝手の …
9月14日、鈴木俊一財務大臣は一段と進む円安を受けて次のようにコメントしました。 「こういう状況が継続して続くようなことになれば、市場においてあらゆる手段を排除することなしに、やるべきことをやるということであると思います …
9月に入り、ドル円相場は140円台へ突入しました。これは1998年以来24年ぶりの水準です。今回は米国でのジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長による講演がきっかけとなりました。 今週ECBの0.5%もしくは0.75 …
米国政府は3月31日に向こう半年間に米石油戦略備蓄(SPR)から日量100万バレルを放出すると発表しました。(合計1億8,000万バレル)その後、着々と放出を行っており、この10月には予定した放出を終了する予定です。終 …
2,019年に金融庁金融審議会「市場ワーキング・グループ」の報告書で『老後の30年間で2,000万円不足する』と取り上げられ、「2,000万円問題」として話題となりました。 これ以降、個人型確定拠出年金「iDeCo」 …
7月26日、国際通貨基金(IMF)が世界経済成長率見通しを発表し、再度見通しを引き下げました。 《世界経済成長見通し》 20212022.12022.42022.72023世界6.14.43.63.22.9先 …