イーサリアム(ETH)とは? 仕組みや将来性について解説
2024.11.01
数ある仮想通貨(暗号資産)の中で、イーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)に次いで時価総額2位の銘柄です。DeFiやNFT、DappsなどWeb3の根幹を支えているプラットフォームで利用される独自トークンに興味を持っている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、イーサリアム(ETH)の特徴や仕組み、将来性、よく比較されるビットコイン(BTC)との違いを見ていきます。記事後半では、イーサリアム(ETH)を効率的に運用する方法をご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
イーサリアム(ETH)
- ETH/JPY:485,656 円
- 銘柄名(通貨単位):イーサリアム(ETH)
- 暗号資産時価総額ランキング: 2位
- 過去24hの価格の変化:-524.44 円
- 時価総額:58,486,337,361,738 円
- 過去24hの時価総額の変化:-56,214,746,369 円
- 過去24hの最高値:490,919 円
- 過去24hの最安値:470,974 円
- 最終更新:2024/11/21 18:10
- DATA by CoinGecko
イーサリアム(ETH)の現在価格・リアルタイムチャート
早速、現在の価格の動きを確認してみましょう。
イーサリアムとは
イーサリアム(ETH)とは、ヴィタリック・ブテリン氏が開発したプラットフォームです。イーサリアム(ETH)内で使われる独自の仮想通貨(暗号資産)は、イーサリアムもしくはイーサと呼ばれます。イーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)に次いで、時価総額2位の仮想通貨(暗号資産)です。
イーサリアムの概要は、以下の表のとおりです。
銘柄名 | イーサリアム(ETH) |
---|---|
時価総額 | 約32.5兆円 |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Stake |
発行上限枚数 | なし |
イーサリアムの特徴・仕組み
イーサリアム(ETH)の特徴と仕組みを、5つご紹介します。
- スマートコントラクトを利用
- DApps(分散型アプリケーション)である
- 独自トークン発行可能
- Defiの拡大
- 半減期が存在しない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スマートコントラクトを利用
イーサリアム(ETH)はスマートコントラクトを利用しています。スマートコントラクトとは、ユーザーの行動に応じて自動で契約を実行する仕組みです。ある一定の条件を満たすと、契約や取引が行われる仕様です。
スマートコントラクトにより取引が一度ブロックチェーン上に記録されると、第三者はもちろん、本人ですら変更できません。透明性が高いため、ユーザーは安心して取引できます。
また、スマートコントラクトは改ざんを防止できるだけでなく、人為的ミスの削減もできます。あらかじめ決められたプログラムに沿って取引が進むため、人のミスで資産を大きく失うといったことは考えにくいでしょう。
Dapps(分散型アプリケーション)である
イーサリアム(ETH)は仮想通貨(暗号資産)のトレードでも利用されますが、Dapps(分散型アプリケーション)の開発にも活用されています。Dappsとは、ブロックチェーン上に構築されたアプリケーションです。イーサリアム(ETH)の特徴の一つであるスマートコントラクトが応用されています。
Dappsは通常のアプリと異なり、ユーザー同士で管理し、オープンソースであるため取引の透明性が高くなっています。その他、サーバーを停止させる時間のクールタイムが存在しない点が特徴です。
イーサリアム(ETH)で構築された代表的なDappsは、以下のとおりです。
- Uniswap
- Foundation
- PoolTogether
Dappsの開発は盛んに行われており、今後の発展に期待できる領域です。
独自トークン発行可能
イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトを応用すれば、独自トークンを発行できます。
トークンとは、ブロックチェーン技術を使ったデジタル上の証票です。トークンと仮想通貨(暗号資産)には明確な定義があるわけではありません。基本的に独自のブロックチェーン上に構築されるものを仮想通貨(暗号資産)、既存の仮想通貨(暗号資産)やブロックチェーンを活用して開発されるのがトークンと区別されています。
トークンの所有量が多ければ、特定の団体や組織内で権利を主張できたり、運営からの恩恵を受けられたりする点がメリットです。
イーサリアムチェーン上では、ERC-20規格に則ったトークンを発行できます。この規格に基づいて作られたトークンは互換性があり利便性が高く、資金調達に使われるケースがあります。
Defiの拡大
DeFiとは分散型金融のことです。DeFiでは金融に関する取引を特定の団体が中央集権型で管理するのではなく、ブロックチェーンを活用してユーザー同士で管理する仕組みとなっています。DeFiはさまざまなブロックチェーンで展開されるようになってきていますが、主なプラットフォームはイーサリアム上に構築されています。
2021年末時点で市場規模が1,000億に達するなど、徐々に拡大中です。それに伴い、イーサリアム(ETH)の価格上昇が期待されています。
半減期が存在しない
イーサリアム(ETH)の特徴として、半減期が存在しない点が挙げられます。仮想通貨(暗号資産)の半減期とは、新規発行枚数が半減するタイミングのことです。イーサリアム(ETH)とはよく比較されるビットコイン(BTC)は、4年に1度半減期が訪れます。半減期が訪れると、価格が変動しやすくなるため、価格推移を正確に読み取って運用するのは難しいでしょう。
一方のイーサリアム(ETH)は、半減期がないためそれに起因する相場の変動の影響を受けません。価格が安定した銘柄に投資したい人にとっては、おすすめの仮想通貨(暗号資産)です。
イーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)の違い
数多くの仮想通貨(暗号資産)の中で、イーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)は時価総額ランキングで2位と1位です。どちらも注目度の高い仮想通貨(暗号資産)ですが、イーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)には、以下のような違いがあります。
- 発行上限
- 送金時間
- コンセンサスアルゴリズム
- 利用用途
ビットコイン(BTC)は発行上限が2,1000万枚と定められていますが、イーサリアム(ETH)には発行上限がありません。発行上限があることで、ビットコイン(BTC)は希少性を保っています。
しかし、イーサリアム(ETH)は発行上限が無いからといって、価格を維持できないかというとそうでもありません。イーサリアム(ETH)では発行上限がない分、バーンで流通している枚数を減らしたり、アップデートで新規発行量を削減したりして価値を維持しています。
イーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)に比べて、短時間で送金できます。仮想通貨(暗号資産)の送金は、取引が正しく行われているか、間違いはないかなどを確認するために、承認作業が必要となります。イーサリアム(ETH)の承認作業は早いため、送金時間はビットコイン(BTC)が10分程度なのに対し、イーサリアム(ETH)は15秒程度です。
また、イーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)は、コンセンサスアルゴリズムも異なります。コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーン上で行われる取引が正しく行われているかを判断するためのルールです。コンセンサスアルゴリズムは、イーサリアム(ETH)がPoS(プルーフオブステーク)、ビットコイン(BTC)がPoW(プルーフオブワーク)です。PoWは消費電力が多く、難易度も高いため、マイニングに一定のハードルがありました。PoSは仮想通貨(暗号資産)の保有量に応じて報酬を獲得でき、PoWの持つ莫大な消費電力や、権力集中の問題を解消できるような仕組みとなっています。
5種のコンセンサスアルゴリズム
仮想通貨(暗号資産)のマイニングとは?
さらに、イーサリアム(ETH)とビットコイン(BTC)は、利用用途も異なります。ビットコイン(BTC)の主な用途は送金や決済なのに対し、イーサリアム(ETH)はプラットフォームの開発です。先述したように、イーサリアム(ETH)はDappsの開発に利用され、ゲームやNFTオークションプラットフォーム、金融サービスなどさまざまな分野で活用が進んでいます。
イーサリアム(ETH)のメリット
イーサリアム(ETH)のメリットは、主に以下の4つです。
- 送金が速い
- 発行上限が無い
- 信頼性が高い
- 汎用性が高い
送金が速い
イーサリアム(ETH)のメリットは、送金が速い点です。先述したように、ビットコイン(BTC)が取引記録をまとめた1ブロックの承認にかかる時間が10分程度なのに対し、イーサリアム(ETH)では15秒程度となっています。
仮想通貨(暗号資産)全体のメリットとして、銀行振込よりも送金が速いことが挙げられます。仮想通貨(暗号資産)の代表的なビットコイン(BTC)と比較しても、イーサリアム(ETH)はスピーディーな点が特徴です。
発行上限が無い
イーサリアム(ETH)には発行上限が無い点もメリットです。仮想通貨(暗号資産)の中には発行上限が設定されているものもあり、ビットコイン(BTC)は2140年に発行が完了し、リップル(XRP)は既に1,000億枚が発行済みです。
リップル(XRP)とは?
5つの特徴と将来性、課題について解説
発行上限に達すると仮想通貨(暗号資産)の新規発行が行われなくなるため、理論上は希少価値が高くなります。価格が乱高下しやすく、仮想通貨(暗号資産)を安全に運用したい方にとっては、不安を覚えるでしょう。実際、4年に1度半減期が訪れるビットコイン(BTC)は、新規発行枚数が半減することに伴い短期間で価格が乱高下しやすい傾向にあります。
一方のイーサリアム(ETH)は発行上限が無いため、通貨の新規発行に関連した価格の乱高下が比較的少ないと言えます。長期的かつ安定的に運用したい人にとっては、イーサリアム(ETH)は有効な選択肢の一つとなり得るでしょう。
信頼性が高い
イーサリアム(ETH)の取引は、信頼性が高い点もメリットです。ブロックチェーン技術を活用したスマートコントラクトが実装されているため、決められたルールに則り取引が行われます。取引を不正に行うことはもちろん、データの改ざんも事実上不可能です。
イーサリアム(ETH)は仮想通貨(暗号資産)の詐欺防止やセキュリティ強化にも努めています。その一例として、バグ報奨金制度が挙げられます。バグ報奨金制度とは、アプリケーションの重大な脆弱性を発見した人に対し、報酬を与える仕組みです。これまでに、悪意のある第三者がイーサリアム(ETH)を無限に発行できてしまうバグが発見されるなど、イーサリアム(ETH)のセキュリティ向上に大きな役割を果たしています。
汎用性が高い
先述したようにイーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)と異なり、用途は送金・決済に限定されず、プラットフォームでのアプリケーションの開発にも用いられます。
実際、DeFiやNFTマーケットプレイスには、イーサリアム(ETH)が欠かせません。Web3の基盤を支えているブロックチェーンだといっても過言ではないでしょう。
イーサリアムのデメリット
先述したように、イーサリアム(ETH)にはいくつかのメリットがありますが、利用するにあたってデメリットもあります。イーサリアム(ETH)の主なデメリットは、以下の2つです。
- ネットワーク処理速度が遅い
- ICO規制が需要に影響する
それぞれ詳しく解説します。
ネットワーク処理速度が遅い
イーサリアム(ETH)はネットワーク処理速度が遅い点がデメリットです。取引量が増えることで、取引の承認作業に時間がかかることを、スケーラビリティ問題といいます。
先述したように、イーサリアム(ETH)の取引の承認時間は15秒程度と、ビットコイン(BTC)と比較して速い点がメリットです。しかし、いくら速いとはいえ取引量が膨大になると、承認にも時間がかかります。1つのブロックに記録できる取引量には上限があり、容量に達すると処理能力が落ちるためです。取引の承認作業を優先してもらうには多額のネットワーク手数料(通称:ガス代)を支払う必要があります。
規制が需要に影響する
イーサリアム(ETH)の需要は、現在の資金調達手段であるIEO(Initial Exchange Offering)に関連した規制リスクの影響を受ける可能性があります。かつてICO(Initial Coin Offering)が主流でしたが、現在では多くのプロジェクトがIEOを通じて資金調達を行うようになっています。
IEOは、仮想通貨取引所がプロジェクトのトークンセールをサポートし、トークンの販売を行う仕組みです。これにより、ICOと比較して信頼性が高まり、取引所がトークンの審査を行うため、詐欺的なプロジェクトのリスクが低減されています。加えて、取引所で直接トークンが販売されるため、プロジェクトに参加する投資家にとっても利便性が向上しています。
イーサリアム(ETH)は、スマートコントラクト機能を活用してERC-20トークンの発行が可能で、IEOでも引き続きそのプラットフォームが使われています。ERC-20トークンは互換性が高く、送金や取引が容易なため、多くのプロジェクトがイーサリアムを選んでいます。
しかし、IEOにも規制リスクがあります。各国の金融当局は、取引所を通じた資金調達手段にも厳しい目を向けており、特に不正行為や資金洗浄防止(AML)に関する規制強化が進んでいます。このような規制強化が進むと、IEOによる資金調達のプロジェクト数が減少する可能性があり、結果としてイーサリアム(ETH)への需要が低下し、価格にも影響を及ぼすことが考えられます。
今後の市場動向として、IEOに対する規制の動向やその影響については、引き続き注視する必要があります。
イーサリアムの将来性
結論からお伝えすると、いくつか解決しなければならない問題はあるものの、イーサリアム(ETH)の将来性は高いといえるでしょう。イーサリアム(ETH)の将来性が高いとされる理由は、以下の3つです。
- アップデートによる利便性の向上
- NFTの普及
- 一般企業での活用
イーサリアム(ETH)は、定期的にアップデートされます。2022年9月には、大型アップデート「Merge」が行われました。このアップデートでは、取引速度の遅延や手数料の高騰などのスケーラビリティの問題が図られたり、PoWからPoSへの移行が実装されたりしています。アップデート後は利便性向上への期待感の現れからか、価格が上昇するケースが見受けられます。
イーサリアム(ETH)はNFTの発行に欠かせません。NFTとは「Non Funsible Token」の略で、非代替性トークンと訳されます。ブロックチェーン技術の発展により、デジタルデータに唯一無二の価値をつけられるようになりました。NFTの発行には専用のプラットフォームが用いられることが多く、イーサリアム上に構築されるケースが多くなっています。実際、取引量第一位のNFTマーケットプレイスのOpenSeaはイーサリアム(ETH)に対応しています。2021年からNFT市場は拡大傾向にあるため、主要なブロックチェーンのイーサリアムへの需要拡大から、価格は今以上に高くなるでしょう。
イーサリアム2.0とは?
アップデートで変更されたポイントや今後の計画を解説
また、イーサリアム(ETH)は一般企業での活用も進んでいます。イーサリアム(ETH)の一般活用を推進する組織である「EEA(イーサリアム企業連合)」には、以下の企業が加盟しています。
- アクセンチュア
- マイクロソフト
- JPモルガン
- Santander
- トヨタ
- 三菱東京UFJ銀行
過去には、EEAの発足によりイーサリアム(ETH)の価格が高騰しました。EEAの加盟企業を中心に開発や実用化が進められると、イーサリアム(ETH)の価格上昇に期待できます。
もちろん、将来性があるとする声だけではありません。ICOやDeFiへの規制が強まる可能性があったり、ハッキングされるリスクがあったりするため、価格上昇は見込めないという意見もあります。チャートを見るのはもちろん重要ですが、それだけでなく周辺知識やニュースへの知見を深めると、将来性の予測に役立てられるでしょう。
イーサリアム(ETH)は効率的に運用してくれるプロの手を借りよう
数多くの仮想通貨(暗号資産)の中でも、イーサリアム(ETH)に注目している人もいるのではないでしょうか。
ここまで見てきたように、イーサリアム(ETH)は他の仮想通貨(暗号資産)と違って決済・送金だけでなく、プラットフォームの開発や独自トークンの発行にも利用されています。将来性が高いとする声も多数です。
しかし、実際にイーサリアム(ETH)を効率的に運用するなら、過去から現在に至るまでのチャート推移や、関連するニュースを読み解く必要があります。あいまいな理解のままイーサリアム(ETH)運用を始めてしまうと、利益を出すのが難しいのはもちろん、大きく損をする可能性があります。とはいえ、仮想通貨(暗号資産)初心者が深く考えて運用するのは、敷居が高いでしょう。
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ビットレンディングでは下記の銘柄を以下の年率で運用できます。
ビットコイン
BTC
8%
イーサリアム
ETH
8%
リップル
XRP
6%
USテザー
USDT
10%
USDコイン
USDC
10%
ダイ
DAI
10%
キンカゴールド
XNK
4.5%
まとめ
今回は、イーサリアム(ETH)の特徴やメリット・デメリット、将来性を解説しました。イーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)に次いで、時価総額が多い仮想通貨(暗号資産)です。スピーディーに送金できる、信頼性・汎用性が高いなど数多くのメリットがあります。
NFTの普及やアップデートによる利便性向上により、イーサリアム(ETH)の将来性は明るいとする意見が見受けられます。保有しておきたい銘柄の一つといえるでしょう。
イーサリアム(ETH)を効率的に運用するなら、プロの手を借りるのがおすすめです。BitLendingは高い利率で運用できるので、ぜひご利用ください。