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Iolite 編集長FOCUS|Web3.0領域のトピックを深掘り

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――Web3.0領域のトピックを深掘り

急速に注目を集める新たなトレンドWeb3.0。「メタバース」・「NFT」・「DAO」などのWeb3.0テクノロジーとAIや量子コンピューティングなどが融合することによって生み出す世界とは?これらの次世代情報テクノロジーによって、組織や企業のあり方、個々の働き方や人間関係のあり方、更には物事の価値感や価値基準といったもの、すなわち人類の生き方自体が大きく変革していくことになるでしょう。飛躍的な技術革新がもたらす人類のネクストライフスタイルとは?目を離すことができない注目の最前線を追います。

Iolite Vol.3発売|SNSによって生まれた“ニセモノ”のオススメ

Iolite Vol.3発売|SNSによって生まれた“ニセモノ”のオススメ

Iolite vol.3 発売

来週は、株式会社CoinPostが企画・運営するアジア最大級のWeb3.0カンファレンス「WebX」が25.26日の2日間で開催される。Ioliteもメディアパートナーとして参加する予定だ。先月末にあったIVS京都も大規模であったが、今回のWebXも東京国際フォーラムで開催されるため世界中から有識者が集まるだろう。

情報感度が高い方々には機会があれば会場でみていただきたいのが、セッションの注目度と登壇者の座組み。今リアルタイムで注目されているスタートアップの経営者や題材が非常によくわかる。強烈なしっぺ返しが来ないように、私が登壇する際には空席が目立つような広い会場ではやらないようにしたいところだが、次号の雑誌の企画を考えるときに非常に参考にさせていただいている。

7月28日にはIolite Vol.3が発売。今号の企画内にある「量子テクノロジーは世界を変えるのか」「ステーブルコインの現在と未来」という2つの企画は私の編集長キャリアの中でもトップクラスに面白い仕上がりとなった。対ブロックチェーンにおける量子コンピュータの誤解やステーブルコインに関する法改正の要点が掴める記事はぜひ読んでみてほしい。

また、表紙を飾ってくださった「せきぐちあいみ」さんは、実際にお会いして更に凄みを感じた。撮影の経験があまりない方の場合、顔や体が強張ることが多く、普段しないポーズを依頼して緊張感なく撮影できることは非常に稀。一度モデルさんの撮影を経験した時に改めて思った。他愛も無い話を振りながら緊張感をほぐして撮影することもしばしば。

せきぐちあいみ

しかし彼女の場合、笑ったときに両目の目尻までの距離と目尻と口角をつなぐ四角形の縦横比が、美の黄金比(デュシェンヌ・スマイル)である1:1.618にみえる笑顔が非常に多かった。人気の女優さんはこのデュシェンヌ・スマイルを自然に出せる方が多いともきく。緊張感を持った“自然体”がどれだけの努力と経験で表現されているのか垣間見えた瞬間だった。

私がいえるような立場ではないが、非常に気持ちよく仕事ができる方でもあった。彼女のような存在が業界を牽引してくれている現状に感謝しながら、私たちも最大限のサポートをしていきたいと思う。

編集長FOCUS

SNSによって生まれた“ニセモノ”のオススメ

最近は寝る前に寺門ジモンさんの「ウザちゃんねる」を観て眠りについている。会食が増え始め、私との食事のために時間を作ってくれる人を喜ばせようと、美味しいと思うお店をGoogleマップに保存するのが日課だ。彼も全国の美味しいお店をたくさん知っていて、Googleマップに保存した飲食店の半数近くは、彼のYouTubeをきっかけにしているといっても過言ではない。

ちょうどメルマガを執筆している日に、Ioliteの連載をご快諾いただいた佐々木俊尚さんが「Voicy」という音声プラットフォームで、「良い店ほど実は口コミが広がらないというSNS時代の逆説」というタイトルをあげていた。

大手グルメレビューサイトの食べログで4.0点を越えるお店は名店とされるが、あまりに有名になりすぎると客層が悪くなるというジレンマもあるようだ。ここでいう客層の悪さは、自分たちでひっそりと楽しみたい地元のお客さんや常連さんが今まで通りに楽しめなくなってしまう雰囲気だと捉えていただければ幸いだ。

ちょうど私が働いているオフィスから、徒歩2分ほどのところにある純喫茶がある。初めて連れて行ってもらった時には、素敵な常連さんが素敵な笑顔のマスターを囲んで穏やかに時間が流れるジャンボプリンが名物の喫茶店だった。今では開店前から長蛇の列で、ふらっと立ち寄れる喫茶店ではなくなってしまったのは悲しい。お店からすれば、いつも足を運んでくれる常連のお客さんはありがたい存在でありながらも、新規顧客の獲得はリピーターを増やす施策とは全く別の課題となるから難しい。

SNS時代

こうなると、本当に自分が好きなお店のレビューを書かなくなるという現象が起きる。SNSが日常に溶け込んだ現代は求めているものにたどり着ける便利さを提供する一方で、すでに持っているある種の豊かさを再分配するような設計にも見えなくはない。隣の芝生が青く見えてしまうという人間の本能に刺さるプロダクトが、いかに人々が行動を起こす強烈な動機となるかがわかる気がする。

私も雑誌の入稿を終えたあと、佐々木さんの記事をよく読み返す。ある事象を彼の経験や知識というゴーグルで覗いた時に見えるモノを、雑誌を通して間接的に垣間みえることは非常に価値のある体験だ。情報を正確に早く取り上げるニュースではなく、1つの事象を多面的に深く掘る特集の良さも知っていただきたい。

Tech and Future Vol.1 佐々木俊尚

[Iolite記事]
Tech and Future Vol.1 佐々木俊尚