BITPOINTは終了?VCTRADE統合・口座移管と手数料、BITPOINT PROを解説
監修:株式会社J-CAM 金融アドバイザー AFP認定者 倉本 佳光 Yoshimitsu Kuramoto
慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、山一証券株式会社に入社し金融業界でのキャリアをスタート。その後、メリルリンチ日本証券株式会社マネージメント・コミッティーメンバー、岡三アセットマネジメント株式会社理事などを歴任。
執筆:BitLending編集部 更新日:2026年8月27日
BITPOINTは2026年7月31日に新規口座開設の受付を終了しました。ただし、同日に既存口座が利用できなくなったわけではありません。BITPOINTの口座と資産は、2026年12月末を目途にVCTRADEサービスへ移管される予定です。
既存ユーザーは、サービス終了という言葉だけで慌てて売却や出金を決めるのではなく、移管日程、対象資産、積立設定、取引報告書などの公式案内を確認することが重要です。本記事では、2026年8月27日時点で確定している内容と、今後の案内を待つ内容を分けて解説します。
免責事項(投資助言ではありません)
本記事は、暗号資産取引所および暗号資産に関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買・投資行動を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。
利益相反に関する開示:本記事を掲載するBitLendingは、暗号資産レンディングサービスを提供しています。記事内には当社サービスへの導線が含まれる場合がありますが、特定の投資行動や暗号資産の貸出を推奨するものではありません。
BITPOINTは終了する?現在確定していること
新規口座開設は終了済みですが、既存口座のサービスは移管まで継続されています。株式会社ビットポイントジャパンとSBI VCトレード株式会社は、2026年4月1日付でSBI VCトレード株式会社を存続会社として合併しました。BITPOINTの契約関係は同社へ承継されています。
| 時期 | 確定している内容 |
|---|---|
| 2026年4月1日 | ビットポイントジャパンとSBI VCトレードが合併 |
| 2026年7月31日 | BITPOINTの新規口座開設受付が終了 |
| 2026年12月末目途 | BITPOINTの口座・資産をVCTRADEへ移管予定 |
移管手続きの詳細は順次案内されます。「12月末目途」は予定時期であり、すべての操作方法や個別サービスの扱いが確定したことを意味しません。メールだけで判断せず、BITPOINT公式サイトの統合案内とサポートFAQを確認してください。
《出典》
株式会社ビットポイントジャパンとSBI VCトレード株式会社の合併完了に関するお知らせ|BITPOINT
サービス統合および口座移管とはどのような内容ですか|BITPOINTサポート
BITPOINTを新しく利用できる?
BITPOINTの新規口座開設はできません。公式案内によると、受付は2026年7月31日に終了しました。新しく暗号資産取引所を利用したい人は、VCTRADEまたはほかの国内登録業者を比較する必要があります。
取引所を選ぶときは、売買手数料の表示だけでなく、販売所のスプレッド、日本円・暗号資産の入出金費用、取扱銘柄、注文方法を確認しましょう。比較軸は、国内取引所の手数料とサービス比較で整理しています。
既存ユーザーの口座と保有資産はどうなる?
BITPOINTの口座と資産は、2026年12月末を目途にVCTRADEへ移管される予定です。現時点で「既存ユーザーは一律に今すぐ売却・出金しなければならない」とする公式案内は確認できません。
保有銘柄、利用中のサービス、取引目的によって確認事項が異なります。公式案内の更新を待ちながら、残高や設定を自分でも記録しておくと確認しやすくなります。
移管前に確認しておきたい項目
- 登録情報:氏名、住所、メールアドレス、電話番号が最新か
- 残高:日本円と暗号資産の種類・数量
- 注文:BITPOINT PROに未約定の注文が残っていないか
- 各種設定:積立、ステーキング、貸暗号資産、APIキーの利用状況
- 記録:取引履歴、年間損益報告書、損益計算用データ
- 送付先:ほかの取引所やウォレットに登録したBITPOINTの入金アドレス
暗号資産を自分で管理する場合は、送付先ネットワークや秘密鍵管理も必要です。移動を決める前に、取引所と仮想通貨ウォレットの違いを確認してください。
取引報告書は統合後も確認できる
BITPOINT公式FAQによると、統合後のBITPOINTの日次・月次・年間損益報告書と損益計算用データは、VCTRADEのPC版取引ツール「トレーダーモード」にある「口座移管帳票」から確認できます。それでも、移管前に必要な記録を保存し、残高と突き合わせておくと安心です。
暗号資産取引の記録と税務上の扱いは、仮想通貨の税金・確定申告ガイドで確認できます。
BITPOINTとBITPOINT PROの違い
BITPOINTとBITPOINT PROは、同じ口座内で利用できる売買方式の異なるサービスです。名称が似ていますが、価格の決まり方と注文方法が異なります。
| 比較項目 | BITPOINT | BITPOINT PRO |
|---|---|---|
| 売買方式 | 事業者が提示する価格で売買 | 板形式で注文 |
| 主な注文 | 金額または数量を指定 | 成行・指値・逆指値 |
| 価格面の注意 | 売値と買値の差であるスプレッドを確認 | 板の価格と流動性、約定条件を確認 |
| 移管前の確認 | 残高と取引履歴 | 残高、取引履歴、未約定注文 |
BITPOINT PROでは価格を指定できる一方、希望価格で必ず約定するとは限りません。移管の詳細が案内されたら、未約定注文の扱いも公式情報で確認してください。
BITPOINTの手数料とスプレッド
BITPOINTを利用するときは、「手数料無料」という表示だけで総コストを判断できません。販売所形式のBITPOINTでは、売付価格と買付価格の差であるスプレッドが取引コストになります。
- 売買:明示された取引手数料に加え、価格差や約定条件を確認する
- 日本円の入出金:利用する入金方法や金融機関側の振込手数料を確認する
- 暗号資産の入出金:対応銘柄、対応ネットワーク、最低数量などを確認する
- BITPOINT PRO:板の厚みや流動性によって希望価格で約定しない場合がある
無料と表示された項目があっても、売買全体のコストがゼロとは限りません。条件は変更される可能性があるため、取引直前に公式手数料ページと注文確認画面を確認してください。
取扱銘柄・積立・貸暗号資産・APIの確認点
取扱銘柄やサービス条件は統合まで変わる可能性があるため、古い銘柄数だけで判断しないことが大切です。BITPOINTでは2026年8月5日にKLAY・BAT・IOSTの取扱いが終了しました。また、VCTRADEにないBITPOINT取扱銘柄の方針については、2026年8月27日時点で検討中と案内されています。
《出典》
KLAY・BAT・IOSTの取扱廃止に関するお知らせ|BITPOINT
VCTRADEサービスで取り扱う銘柄について知りたいです|BITPOINTサポート
積立設定は自動で引き継がれない
BITPOINTの「つみたて」設定はVCTRADEへ引き継がれません。統合後も積立を続ける場合は、VCTRADEで再設定が必要です。パックつみたてとゼロつみたてについては、VCTRADEでの提供方法が検討されています。
貸暗号資産は分別管理の対象外
BITPOINTの「貸して増やす」は、利用者が暗号資産をBITPOINTへ貸し出し、契約に応じた貸借料を受け取るサービスです。貸出期間中の暗号資産は、暗号資産交換業としての分別管理の対象外です。貸借期間中は中途解約できず、契約期間の終了時に貸し出した暗号資産と貸借料が返還されます。
取引所の貸暗号資産とほかのレンディングサービスを比べる場合は、利率だけでなく、仮想通貨レンディングの仕組みとリスクを確認してください。
《出典》
貸して増やす|BITPOINT
APIキーは個別の公式案内を確認する
BITPOINTはAPIキー機能を提供していますが、移管後も現在のキーや接続設定がそのまま使えるとは限りません。APIを自動売買、残高取得、会計連携に利用している場合は、公式の移管案内が出た時点で、利用機能、権限、接続先、停止時期を確認してください。
未発表の引継ぎ方法を推測して設定を変更せず、BITPOINTまたはVCTRADEのサポートへ確認するのが安全です。
BITPOINT統合前のチェックリスト
- 登録情報を更新する:公式案内を受け取れるメールアドレスと電話番号か確認する
- 残高を記録する:日本円と暗号資産の残高を保存する
- 未約定注文を確認する:BITPOINT PROの有効注文を確認する
- サービス設定を確認する:積立、貸暗号資産、ステーキング、APIの利用状況を整理する
- 取引記録を確認する:報告書と損益計算用データの参照方法を把握する
- 入金アドレスを見直す:ほかのサービスにBITPOINTのアドレスを登録していないか確認する
- 公式発表を確認する:メール内のリンクを安易に開かず、公式サイトから案内へ進む
移管を装うフィッシングメールや偽サポートにも注意が必要です。秘密鍵、認証コード、パスワードを第三者へ伝えないでください。移管に関する疑問は、BITPOINTまたはVCTRADEの公式窓口へ問い合わせましょう。
BITPOINTに関するよくある質問
サービス統合に関する代表的な疑問を、2026年8月27日時点の公式情報に基づいて整理します。
BITPOINTはサービス終了したのですか?
新規口座開設は2026年7月31日に終了しましたが、既存口座のサービスが同日に停止したわけではありません。BITPOINTの口座と資産は、2026年12月末を目途にVCTRADEへ移管される予定です。
新しくBITPOINTの口座を開設できますか?
できません。BITPOINTは2026年7月31日に新規口座開設の受付を終了しました。新規利用者はVCTRADEまたはほかの国内登録業者を比較してください。
保有資産は自動でVCTRADEへ移管されますか?
BITPOINT公式は、既存口座と資産を2026年12月末を目途にVCTRADEへ移管する予定と案内しています。個別の手続きや対象資産などは、最新の公式案内を確認してください。
移管前に暗号資産を売却・出金する必要がありますか?
すべての利用者が一律に売却・出金しなければならないという公式案内は確認できません。保有銘柄、利用中のサービス、手数料、税務上の影響を確認し、必要に応じて公式サポートや専門家へ相談してください。
BITPOINTとBITPOINT PROの違いは何ですか?
BITPOINTは事業者が提示する価格で売買する方式です。BITPOINT PROは板形式で、成行・指値・逆指値注文を利用できます。価格の決まり方、スプレッド、流動性、約定条件が異なります。
手数料無料なら取引コストもゼロですか?
必ずしもゼロではありません。BITPOINTでは売付価格と買付価格の差であるスプレッドが取引コストになります。日本円の振込手数料や、利用するサービスごとの条件も確認してください。
APIや積立設定は統合後も引き継がれますか?
BITPOINTのつみたて設定はVCTRADEへ引き継がれないため、継続する場合は再設定が必要です。APIキーの引継ぎ方法は、2026年8月27日時点で確認できる公式案内だけでは確定できないため、今後の案内を確認してください。