ビットコイン(BTC)は10万円分でいくら購入できる?ビットコイン(BTC)は最低いくらから買えるのかも紹介
2024.11.01
仮想通貨(暗号資産)の世界に足を踏み入れる際、初めての投資額として10万円でビットコイン(BTC)を購入するのはよく見られる投資額です。
しかし、その10万円分のビットコイン(BTC)は現在どのくらいの価値を持っているのでしょうか?価値の算出にはさまざまな要素が関わります。
それぞれの価値を解き明かし、ビットコイン(BTC)の世界をより深く理解しましょう。
ビットコイン(BTC)は最低いくらから買える?
ビットコイン(BTC)などの仮想通貨(暗号資産)を購入するには取引所から購入する必要があります。
ここではCoincheckとBITPOINTを例に比較していきます。
両取引所での最小取引金額とビットコイン(BTC)の最小取引単位について詳しく見ていきましょう。
まず、Coincheckでは、販売所での最小取引単位は500円相当額(円建て)、または0.001BTC(BTC建て)です。
一方、取引所では500円相当額かつ0.005BTCから取引が可能です。
BITPOINTでは、販売所での最小取引単位は500円相当額、取引所では0.0001BTCからの取引ができます。
これらの情報を踏まえ、以下の表でCoincheckとBITPOINTの最小取引金額とビットコイン(BTC)の取引単位を比較してみましょう。
取引所 | 販売所の最小取引金額 | 取引所の最小取引金額 | 販売所の最小BTC単位 | 取引所の最小BTC単位 |
Coincheck |
500円相当額 | 500円相当額かつ0.005BTC | 0.001BTC | 0.005BTC |
BITPOINT | 500円相当額 | 0.0001BTC | – | 0.0001BTC |
引用(Coincheck): https://coincheck.com/ja/article/242#i4-1
引用(BITPOINT) : https://www.bitpoint.co.jp/column/tips17/
この表から、Coincheckでは販売所と取引所の両方で500円から取引が始められることがわかります。
BITPOINTでは、取引所での取引が特に低い単位から可能であることが見て取れます。
仮想通貨(暗号資産)投資を始める際には、これらの最小取引単位を考慮に入れることが重要です。
さらに、ビットコイン(BTC)の最小単位であるsatoshiについても触れておきましょう。
1satoshiは0.00000001BTCに相当し、これがビットコイン(BTC)で扱える最小単位です。
このように、ビットコイン(BTC)は非常に細かい単位で取引が可能であり、少額からでも投資を始めることができるのが大きな魅力の一つです。
投資を始める際には、自分の投資スタイルや資金計画に合わせて、適切な取引所と取引単位を選ぶことが成功への第一歩となります。
ビットコイン(BTC)に最小単位が存在するのはなぜ?
ビットコイン(BTC)に最小単位が存在する理由は、その通貨の発行量に上限があるためです。
ビットコイン(BTC)は最大2,100万枚までしか発行されず、この限定された供給量がデフレ通貨としての性質を持つことになります。
そのため、ビットコイン(BTC)は小数点以下の単位で使用されることが多く、最小単位として「satoshi」が設定されています。
ビットコイン(BTC)の歴史について詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。
10万円を資金にした場合ビットコイン(BTC)はいくら買えるのか
10万円をビットコイン(BTC)に投資すると、現在の市場価格に基づいてどれだけのビットコイン(BTC)を購入できるか、その計算方法を詳しく解説いたします。
まず、ビットコイン(BTC)の現在価格を確認します。2024年5月時点の情報によると、ビットコイン(BTC)の価格は1BTCあたり約9,559,867円です。
この価格を基に、10万円で購入できるビットコイン(BTC)の量を計算すると、10万円(投資額) ÷ 約9,559,867円(1BTCの価格) = 約0.01046BTCとなります。
つまり、10万円で約0.01046BTCのビットコイン(BTC)を購入ができるわけです。
この計算はビットコイン(BTC)の価格が常に変動しているため、実際の購入時には価格を再確認する必要があります。
また、取引所によっては手数料がかかる場合があるため、手数料を考慮に入れた上で購入計画を立てることをお勧めします。
2018年に10万円分のビットコイン(BTC)を購入していたら?
2018年はビットコイン(BTC)の価格が大きく下落した年で、一方で2024年は価格が大きく上昇しています。
具体的には、2024年5月9日時点での1BTCの価格は約9,559,867円となっており、2018年の1BTCの価格である2,177,871円と比較すると約4.3倍の価格上昇を達成しています。
ざっくり言えば、2018年に10万円分のビットコイン(BTC)を購入していれば現在、43万円の価値になっていたといえます。
ビットコイン(BTC)の価格はどのようにして変化するのか
ビットコイン(BTC)の価格変動は、さまざまな要因によって引き起こされます。ここでは代表的な2つの例を挙げて解説します。
需要と供給による変化
ビットコイン(BTC)の流動性は、取引所が保有するBTCの量の減少により、注目されています。BTCの価格は、半減期のサイクルや市場の流動性の変化など、多くの要因によって影響を受けます。
例えば、取引所のBTC残高が減少すると、市場の流動性が低下し、BTCの価格が上昇する可能性があります。また、長期保有されたBTCの流動性が枯渇するまで、BTC価格の上昇トレンドが続くとも考えられます。
半減期の存在
2024年4月、ビットコイン(BTC)は重要な節目を迎えました。この時期には、ビットコイン(BTC)の半減期が発生し、新たに供給されるビットコイン(BTC)の量が減少しました。
これは、マイニング報酬が半分になるという現象であり、ビットコイン(BTC)のインフレを防止するために行われています。2024年4月20日に実施されたこの半減期は、多くの市場参加者の注目を集め、ビットコイン(BTC)の価値に大きな影響を与える可能性があると考えられています。
ビットコイン(BTC)の半減期について詳しく知りたい方は参考記事へ
ビットコイン(BTC)を購入する際の注意点
ビットコイン(BTC)の購入は、その便利さと可能性に魅力がある一方で、いくつかの重要な注意点があります。投資する際には市場の動向をしっかりと理解し、リスク管理を徹底することが必要です。
価格が減少する可能性もあるので少額での取引を行う
価格が下落するリスクを考慮すると、少額取引を選択することは賢明な戦略です。これにより、万が一市場が不安定になった場合でも、損害を最小限に抑えることができます。
投資においては、リスク管理が成功への鍵となるため、このようなアプローチを行うことは有効な手段と言えるでしょう。
セキュリティ対策を行う
ビットコイン(BTC)を扱う際には、以下のようなセキュリティ対策を行うことで、詐欺や不正ログインから身を守ることができます。ここでは最近被害が増加しているフィッシング詐欺や、自分ですぐにできるセキュリティ対策について触れていきます。
フィッシング詐欺に注意する
ビットコイン(BTC)の送金を求める怪しいメールや、「不測の事態が起きたので至急ユーザー情報の確認が必要です」といった取引所を装ったメッセージには注意が必要です。
これらはフィッシング詐欺の可能性があります。ユーザー情報の確認については偽のサイトにアクセスさせ、IDとパスワードを入力させて盗み取る手法が最近話題になっています。
そのようなメッセージが届いても、本当にその取引所からのメッセージなのか確認するのがよいでしょう。
二段階認証を行う
取引所にもよりますが可能であれば、二段階認証(2FA)を設定しましょう。これにより、パスワードだけでなく、自分の携帯電話に送られる一時的なコードも必要となり、セキュリティが強化されます。
強固なパスワードを使う
パスワードは長く、複雑で、予測不可能なものにしましょう。大文字、小文字、数字、記号を組み合わせたパスワードが理想的です。連番や、文字の初めから何番目までをパスワードに使うといった方法は簡単に予測されてしまうので推奨しません。
また一度強固なパスワードを作り、そのパスワードを他のアカウントのパスワードに使うのも危険です。攻撃者が他のアカウントのパスワードを盗み出し、さまざまなサイトでアクセスを試すリスト型攻撃の標的になる可能性もあります。
攻撃から防ぐ対策としては、各アカウントごとに違うパスワードを使用することが一番効果的なのでそれぞれ異なるパスワードを設定するように心がけましょう。
まとめ
本記事では、10万円で購入可能なビットコイン(BTC)の量、ビットコイン(BTC)価格の変動メカニズム、購入時の注意点について解説しました。
執筆時点では、10万円で約0.01046BTCのビットコイン(BTC)を購入ができる状態でしたが、ビットコイン(BTC)はその性質上、市場の動向や時代の変化によって価格が大きく変動する仮想通貨(暗号資産)です。
現在、ビットコイン(BTC)は過去最高値を更新しており、デジタル産業の更なる活性化が予想される中で、その価値は今後も大きく伸びる可能性があります。
しかし、他の仮想通貨(暗号資産)の動向や社会情勢の変化によって価値が下落するリスクも存在します。ビットコイン(BTC)を購入する際には、市場のトレンドをしっかりと理解し、一度に大量購入するのではなく、自己の財政状況に無理のない範囲で購入するようにしましょう。