【最終更新日:2026年1月28日】 / 執筆・編集:BitLending 仮想通貨リサーチチーム

本記事は、Stellar公式ドキュメント、規制当局・決済企業の公式発表、主要オンチェーン指標(TVL等)を中心に作成しています。投資助言を目的としたものではありません。暗号資産(仮想通貨)は価格変動リスクがあるため、最終判断は自己責任でお願いします。

ステラルーメン(XLM)は、送金・決済を現実世界で使える形に落とし込むことを狙う仮想通貨(暗号資産)です。「今後も伸びるの?」「将来性はどこで判断すればいい?」と迷う方は多いはず。

本記事では、ステラルーメン(XLM)の今後を考えるうえで重要な材料(実需・競合・技術・規制)を、2026年の最新トピックも踏まえて整理します。

最短回答(結論)

XLMの将来性は「決済での実運用が増えるか」「SorobanでDeFiが伸びるか」「競合チェーンとの差別化」に左右されます。

  • 上がる理由(代表例):大手決済・ステーブルコインの実利用拡大/Soroban上のアプリ増加/送金・PayFi需要
  • 下がる理由(代表例):競合(XRP・SOL・L2等)に負ける/規制・採用遅延/市場全体のリスクオフ

将来性を左右する3つのマイルストーン(2026年の見方)

  • PYUSD(PayPal USD)のStellar展開が“計画→実利用”へ進むか
    └ 見る指標:発行・流通の増加、取引件数、決済/PayFi用途の事例公開(公式発表・オンチェーンデータ)
  • Visaのステーブルコイン決済インフラで、Stellarが実運用フェーズを拡大するか
    └ 見る指標:対応チェーン/ステーブルコインの拡大、銀行・決済事業者の導入事例、決済範囲の拡張(公式発表)
  • Soroban(Stellarのスマートコントラクト)上のTVL(預かり資産)が伸びるか
    └ 見る指標:TVL推移、主要プロトコルのユーザー数/出来高(DeFi集計サイト等)

この記事でわかること

ステラルーメン(XLM)

ステラルーメン(XLM)の現在価格・リアルタイムチャート

  • XLM/JPY:25.73 円
  • 銘柄名(通貨単位):ステラルーメン(XLM)
  • 暗号資産時価総額ランキング: 21.00位
  • 過去24hの価格の変化:0.43 円
  • 時価総額:846,314,389,923 円
  • 過去24hの時価総額の変化:14,902,308,395 円
  • 過去24hの最高値:25.97 円
  • 過去24hの最安値:25.27 円
  • 最終更新:2026/02/18 19:46
  • DATA by CoinGecko

リアルタイムチャート

まずは、XLMの現在の値動きを確認しましょう。

リアルタイムのテクニカル分析

複数のテクニカル指標を統合したシグナル(売り・中立・買い)を確認できます。短期売買の判断材料にする場合も、材料の一部として扱うのが安全です。

《出典》
CoinGecko|暗号資産データ
TradingView|チャートデータ

ステラ(Stellar)とXLMの概要

ステラルーメン(XLM)とは?仮想通貨としての役割

ステラルーメン(XLM)は、Stellarネットワーク(パブリックブロックチェーン)のネイティブトークンです。Stellarは送金・決済・資産発行を現実世界で扱いやすくすることを目的に設計され、分散型のバリデーターネットワークで稼働しています。

「安い・速い」だけでなく、決済の“実装”に寄せた設計

Stellarは、デジタル資産を発行して送金できる設計(アンカー等の仕組み)を持ち、国境を跨ぐ資金移動の摩擦を下げることを狙っています。XLMは、ネットワーク手数料の支払いやスパム対策など、ネットワーク維持にも使われます。

XLMの供給:追加発行は原則なし(上限・焼却の前提)

XLMは過去に供給量の変更(焼却)も行われており、現在は新規発行(インフレーション)を行わない設計が基本です。供給や分配は、公式情報で確認するのが確実です。

《出典》
Stellar|Intro to Stellar
Stellar|Lumens(XLMの供給・役割)
Stellar Docs|Validators Introduction

ステラルーメン(XLM)の買い方

ステラルーメン(XLM)の買い方

ステラルーメン(XLM)は、暗号資産取引所で購入できます。基本手順は以下のとおりです。

  1. 暗号資産(仮想通貨)取引所の口座を開設する
  2. 日本円を入金する
  3. ステラルーメン(XLM)を選択して購入する

取引所選びのチェックポイント(2026年版)

  • 登録業者か:日本居住者は、金融庁の登録一覧で確認
  • 手数料体系:販売所スプレッド/取引所手数料/入出金手数料/送金手数料
  • 最小注文数量:少額から試すなら、最小注文数量・最小入金額を必ず確認(変更されやすい)
  • 出庫の使いやすさ:外部ウォレットへ送金するなら、出庫手順・反映時間・二段階認証の強度も重要

※「いくらから買えるか」「最小注文数量」は各社の仕様変更が起こりやすいため、本記事では断定せず、公式ページでの最新確認を推奨します。

《出典》
金融庁|暗号資産交換業者登録一覧(PDF)
JVCEA|日本暗号資産等取引業協会

レンディング運用のイメージ

【BitLending視点】ガチホするなら「レンディングで枚数を増やす」という選択肢

「ステラルーメン(XLM)の今後」に期待して長期保有(ガチホ)する場合、ただ保有するだけでなく、レンディング(貸暗号資産)で“枚数”を増やす運用を検討する人もいます。

レンディングが向くケース

  • 売買よりも長期保有が前提(短期の値動きに振り回されにくい)
  • 保有期間中の機会損失を減らしたい(利回りで上乗せを狙う)
  • 値上がり益+運用益の両面で考えたい

注意点:レンディングは「ノーリスク」ではない

  • 価格変動リスク:XLM自体の価格が下落すれば評価額は減ります
  • カウンターパーティリスク:貸付先や事業者の信用・運用体制に依存します
  • 流動性・解約条件:途中解約の可否、返還までの時間、手数料を必ず確認

レンディングを使うなら、「どこに、どんな条件で貸し出されるか」と、事業者のセキュリティ体制・分別管理・監査体制の開示を確認しましょう。

《出典》
金融庁|暗号資産に関する注意喚起・登録業者一覧(PDF)

ステラルーメン(XLM)の将来性

ステラルーメン(XLM)の将来性|今後の伸びしろと懸念点

XLMの将来性は「実需(決済・送金で使われるか)」と「開発者・アプリ(Sorobanで伸びるか)」に大きく依存します。ここでは、2026年時点で重要な論点を整理します。

追い風:決済・ステーブルコインの“現場”に寄っている

Stellarは、決済や送金に寄せた設計で採用が進む可能性があります。たとえばPayPalは、PYUSDをStellarで新しいユースケースに拡張する計画を公表しており、進捗が注目点になります(規制承認が前提となる旨も示されています)。

また、Visaもステーブルコイン決済の対応範囲拡大を発表しており、Stellarが決済インフラの選択肢として広がるかが要チェックです。

追い風:SorobanでDApps(DeFi等)の用途が広がる

Sorobanの普及が進むと、「送金チェーン」から一段進んで、スマートコントラクトを使った金融アプリが増える可能性があります。具体例として、Stellarのスマートコントラクト基盤と関連して、以下のようなプロジェクトが挙げられます(代表例)。

  • Blend:レンディング(マネーマーケット)系のプロトコル
  • Soroswap.Finance:DEX/スワップ系
  • Aquarius:流動性インセンティブなど、DEX周辺のエコシステム

TVL(預かり資産)などの成長は、DeFi集計サイトで推移を追えます。

懸念:競合(XRP・SOL・L2)との“勝ち筋”が曖昧だと埋もれる

2026年の検索意図では「国際送金ならステラかリップル」という比較だけでなく、エコシステムの厚い高速チェーン(SOL)や、Ethereum L2(Base等)との違いも意識されます。後述の比較表で、用途に合わせた見方を整理します。

補足:IBM提携は“過去の材料”として位置付けるのが安全

Stellarは過去にIBMの取り組み(World Wire)で注目された経緯がありますが、IBM側の方針転換も報じられています。現在の将来性判断では、直近の決済・ステーブルコイン・Sorobanの実利用を重視するのが現実的です。

《出典》
PayPal|PYUSD plans to use Stellar for new use cases
Visa|Visa Expands Stablecoin Settlement Support
DeFiLlama|Stellar Chain(TVLなどの推移)

競合チェーン比較

【2026年版】ステラ(XLM)と競合(XRP・SOL・Base)の違い(比較表)

「何の用途で使いたいか」によって、向いているチェーンは変わります。XLMは送金・決済寄り、SOLはDApps/DeFiの厚み、BaseはEthereum圏のL2という見方が基本です。

比較軸 ステラ(XLM) リップル(XRP) ソラナ(SOL) Base(Ethereum L2)
主な用途 個人送金・決済・ステーブルコイン・PayFi 法人・金融機関向け決済網(送金) DeFi・NFT・DApps全般 Ethereum圏のDApps(L2で手数料/速度を改善)
決定的な強み 決済ユースケースに寄せた設計/ステーブルコイン拡張の期待 金融機関向けの採用導線を強く意識 エコシステムの厚み/開発・ユーザーの規模感 Ethereum互換・流動性との接続/L2としての成長
2026年の注目点 PYUSD等の実利用、Sorobanの伸び、TVL増加 規制環境の明確化後の採用拡大 安定稼働・UX改善の継続 L2採用拡大とアプリ増加
向いている人 決済・送金・ステーブルコイン実需に賭けたい 金融・法人送金文脈の材料を重視したい DApps/DeFi中心に市場成長を取りに行きたい Ethereum圏での成長に乗りたい

《出典》
Solana|公式サイト
Base|公式ドキュメント
Visa|Visa Expands Stablecoin Settlement Support

ステラルーメン(XLM)のメリット

ステラルーメン(XLM)のメリット

  • 低コストで送金・決済しやすい設計
  • ブリッジ(交換の中継)として使われる場面がある
  • 決済・ステーブルコイン拡張の材料が増えている

送金コストの目安は「ベース手数料」を理解するとズレない

Stellarの手数料は「ベース手数料(stroops)」を基準に設計されています。ネットワーク混雑時には手数料の扱いが変わる場合もあるため、公式仕様を前提に理解しておきましょう。

《出典》
Stellar Docs|Fees, resource limits, and metering
Stellar|Lumens(XLMの役割)

ステラルーメン(XLM)のデメリット

ステラルーメン(XLM)のデメリット・注意点

XLMは将来性が語られる一方で、投資対象としては注意点もあります。

「SDFがある=中央集権」ではないが、影響力は論点になりやすい

Stellarネットワーク自体は分散型で稼働しますが、エコシステム支援を行うSDFの存在により「影響力が強いのでは?」という論点が出やすいのも事実です。分散性の理解には、バリデーターやSCPの仕組みを押さえるのが近道です。

競合が強い:用途が被ると“負け筋”も見えやすい

送金・決済で競合(XRP)と比較されやすく、DAppsではSOLやEthereum L2と比較されやすいのが2026年の特徴です。将来性は「どの市場で勝つのか」を前提に判断しましょう。

《出典》
Stellar Docs|Stellar Consensus Protocol(SCP)概要
Stellar|SDFバリデーター停止時もネットワークは稼働した旨の声明

よくある質問(FAQ)

Q. ステラルーメン(XLM)の今後は上がりますか?
A. 断定はできませんが、判断軸は「決済での実利用(PYUSD/Visa等の進捗)」「Soroban上のTVL推移」「競合に対する差別化」です。上記3つのマイルストーンを定点観測するのが現実的です。
Q. Sorobanとは何ですか?
A. SorobanはStellarのスマートコントラクト基盤です。これにより、送金・決済中心の利用だけでなく、DeFiなどのアプリ開発が進む可能性があります。
Q. XLMの送金手数料はどれくらい?
A. Stellarではベース手数料(stroops)を基準に設計されています。混雑や設定で変わる場合があるため、公式仕様の確認が確実です。
Q. レンディングで運用するのは安全ですか?
A. レンディングには価格変動に加え、事業者・貸付先の信用リスクや流動性制限があります。契約条件、返還ルール、セキュリティ体制の開示を確認した上で判断してください。
Q. XLMとXRPはどちらが良い?
A. 目的次第です。決済・送金でも「個人向け/決済ユースケース」寄りならXLM、「金融機関向けの送金網」文脈を重視するならXRPという整理がしやすいです。

《出典》
PayPal|PYUSD plans to use Stellar for new use cases
Stellar Docs|Fees, resource limits, and metering
DeFiLlama|Stellar Chain