今週のビットコイン

今週のビットコイン

ビットコインの今後1週間の分析と見通しをまとめています。先週のマーケットの振り返りや、今週の経済イベントについても注目ポイントを明らかにして、トレード戦略の組み立てをサポートしています。

ビットコイン(BTC)1週間の分析と見通し|PCE・米金利・中東情勢をにらむ展開

2026.05.25

当記事は今週(短期予想)のビットコインマーケットのテクニカル分析と見通しです。ビットコインの今後について短期から長期にわたる詳細な分析と見通しは、下記リンクもあわせてご覧ください。

【ビットコインマーケット総合予測】ビットコインの今後はどうなる?|直近のマーケットの見方と2026年以降の将来性・リスクをやさしく徹底解説


2026.05/25-31のビットコイン(BTC)は、米PCE価格指数、米金利の方向感、中東情勢をにらみながら、上値の重い展開が続くか、再び反発基調へ戻れるかを確認する1週間となりそうです。

先週のBTC/JPYは、米利下げ期待の後退や中東情勢を背景とした原油・金利動向に上値を抑えられ、概ね1,210万円台〜1,230万円台を中心に推移しました。週末にかけては、米国のビットコイン準備金法案をめぐる期待の修正も重なり、1,200万円台前半での推移となっています。

今週は、1,200万円台を維持できるか、また200日移動平均線を再び明確に上回れるかが焦点です。PCE価格指数がインフレ再燃を意識させる内容となれば、米金利上昇を通じて暗号資産市場の重しとなる可能性があります。一方で、中東情勢の緊張緩和や米金利低下が確認されれば、BTCは再び上方向を試す余地があります。

用語解説:PCE価格指数

PCE価格指数とは、米国の個人消費に関する物価指標です。FRB(米連邦準備制度理事会)がインフレ判断で重視する指標の一つで、予想より強い結果になると「利下げが遠のく」「場合によっては利上げも意識される」と受け止められ、株式やビットコインなどのリスク資産に逆風となることがあります。

出典:U.S. Bureau of Economic Analysis「Personal Consumption Expenditures Price Index」 / Federal Reserve「Monetary Policy」

先週のビットコイン相場

重要な経済指標発表の影響

先週の金融市場では、米国のインフレ再燃懸念とFRBの金融政策見通しが大きなテーマとなりました。前回FOMC議事要旨では、インフレが高止まりする場合に利上げの可能性を排除しない姿勢が意識され、これまで市場で織り込まれていた利下げ期待は後退しました。

利下げ期待が後退すると、米長期金利が上昇しやすくなります。米金利上昇は、一般にドル建て資産や債券の相対的な魅力を高めるため、ビットコインのようなリスク資産には上値を抑える要因となります。

その結果、BTCは株式市場の反発局面でも強く上値を伸ばしきれず、1,210万円台〜1,230万円台を中心とした方向感の出にくい推移となりました。

目立った価格の動きとその要因

先週のBTC/JPYは、週前半に中東情勢への警戒感、原油価格の上昇、米金利の上昇が重なり、上値の重い展開となりました。加えて、米株市場ではエヌビディア決算を控えた様子見姿勢もあり、リスク資産全体で積極的な買いが入りにくい地合いでした。

20日(水)には、トランプ大統領がイランとの協議について前向きな発言を行ったことで、株式市場は大きく反発する場面がありました。しかし、BTCは米ドル建てで78,000ドル台、円建てで1,230万円台付近が上値となり、明確な上放れには至りませんでした。

週末にかけては、米議会下院に提出されたビットコイン準備金法案「American Reserve Modernization Act(ARMA)」をめぐり、市場の期待がやや修正されました。政府保有BTCの長期保有や戦略的準備金化はポジティブ材料である一方、追加取得の規模や実現性が限定的と受け止められると、期待先行の買いが剥落する可能性があります。

結果として、BTCは週末にかけて1,200万円台前半まで押し戻され、期待先行で買われた材料に対して、いったん冷静に評価し直す動きが見られました。

金融マーケットで注目すべき動きとその要因

先週の金融市場では、中東情勢、原油価格、米長期金利、米株の4点がBTCの値動きに影響しました。特に中東情勢は、原油供給リスクを通じてインフレ懸念に直結しやすく、米金利上昇の要因にもなります。

原油価格が上昇すると、エネルギー価格を通じて物価全体に上昇圧力がかかります。その結果、FRBが利下げに動きにくくなるとの見方が強まり、米金利が上昇しやすくなります。これは株式市場だけでなく、暗号資産市場にとっても逆風となります。

一方で、米国とイランの協議が進展し、原油価格が落ち着く場合には、米金利の上昇圧力も和らぐ可能性があります。その場合、株式市場と暗号資産市場の双方でリスク選好が戻りやすくなります。

先週のBTCは、米株の反発に対して反応が限定的でした。この点は、BTC単独の上昇材料よりも、米金利と中東情勢への警戒が優先された相場だったと整理できます。

規制リスク

規制面では、米国のビットコイン準備金法案ARMAが注目されました。ARMAは、米政府が保有するビットコインを戦略的準備資産として位置づける方向の法案であり、長期的にはビットコインの制度的な位置づけを強める材料になり得ます。

ただし、短期的な相場では「政府が大規模にBTCを買い増すのか」という点に市場の関心が集まりやすく、追加取得の規模や実現性が限定的と受け止められると、期待先行の買いが剥落する可能性があります。

現時点では、規制リスクというよりも、制度面の好材料をどこまで価格に織り込むかを見極める局面といえます。

地政学リスク

地政学リスクでは、米国とイランの和平協議が最大の焦点です。協議の進展が確認されれば、原油価格の上昇圧力が和らぎ、米金利低下や株式市場の反発を通じてBTCにも追い風となる可能性があります。

反対に、協議が停滞・決裂し、ホルムズ海峡をめぐる供給不安が再び強まる場合には、原油高、インフレ懸念、米金利上昇という流れから、BTCの上値は重くなりやすいと考えられます。

今週も、地政学リスクは単独材料としてではなく、原油価格と米金利を通じて暗号資産市場に波及する点に注意が必要です。

出典:Federal Reserve「FOMC Minutes」 / The White House「Establishment of the Strategic Bitcoin Reserve and United States Digital Asset Stockpile」 / U.S. Energy Information Administration「Today in Energy」

免責事項(投資助言ではありません)

本記事は、ビットコイン(BTC)に関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買・投資行動を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。

また、記事内で扱う価格予測は、将来の価格を保証するものではありません。「当たる/外れる」ではなく、想定レンジと前提条件(何が起きたら強気・弱気に傾くか)を整理する材料として活用してください。

【BTC/JPY】日足で見る今後1週間のテクニカル分析

20260525|BTCチャート

現状の認識と結論

BTC/JPYの日足チャートでは、足元の価格が1,200万円台前半で推移し、短期移動平均線と長期移動平均線の近辺でもみ合う展開となっています。急落後の戻り局面から、4月以降は下値を切り上げる動きも見られましたが、直近では上昇の勢いがやや鈍っています。

特に注目したいのは、200日移動平均線付近の攻防です。200日移動平均線は、多くの市場参加者が中長期トレンドを判断する目安として見る線です。ここを明確に上回って定着できれば、相場の見方は改善しやすくなります。

一方で、現在はMACDの勢いが弱まり、短期的には上値追いに慎重さが残る形です。したがって今週は、1,200万円台を維持しながら、1,230万円台〜1,250万円台の上値抵抗を突破できるかが焦点となります。

日足チャートで確認したいポイント

日足では、2月の急落後に1,000万円前後で下げ止まり、その後はじりじりと戻す展開が続いています。4月以降は1,200万円台を回復する場面も増え、底打ち感は出ているものの、上昇トレンドが明確に再開したとまでは言い切れません。

足元では、20日移動平均線が1,230万円台、200日移動平均線が1,210万円台付近に位置しており、現在価格はこの近辺で推移しています。これは、短期と中長期の方向感がまだはっきり分かれていない状態です。

MACDは、上昇局面で改善したものの、直近ではシグナル線を下回る形となり、ヒストグラムも弱含みです。MACDとは、短期と中長期の移動平均の差から相場の勢いを確認する指標です。現在の形状を見る限り、上昇再開にはMACDの下げ止まりと再反転が必要と考えられます。

今後1週間の重要ライン

今週のBTC/JPYでは、まず1,200万円台の維持が重要です。ここを維持できる限り、2月以降の戻り基調は大きく崩れていないと見ることができます。

  • 下値の目安:1,200万円台前半
  • 重要サポート:1,200万円近辺
  • 上値の目安:1,230万円台〜1,250万円台
  • 強気転換の目安:1,250万円台を明確に上回る動き
  • 次の上値目標:1,300万円台方向

1,200万円を割り込む場合は、再び調整色が強まりやすいため注意が必要です。反対に、1,230万円台を回復し、1,250万円台を明確に上抜ける場合は、1,300万円台方向への再チャレンジが視野に入ります。

シナリオ別:今後1週間の見立て

強気シナリオでは、米PCE価格指数が市場予想を大きく上回らず、米金利の上昇が一服することが条件となります。さらに、米国とイランの協議が進展し、原油価格の上昇圧力が落ち着けば、リスク資産全体に買い戻しが入りやすくなります。

この場合、BTC/JPYは1,230万円台を回復し、1,250万円台を上抜けるかがポイントです。上抜け後に200日移動平均線の上で推移できれば、1,300万円台方向を試す展開も考えられます。

中立シナリオでは、PCEや米金利に大きなサプライズがなく、中東情勢も進展待ちとなる場合です。この場合、BTC/JPYは1,200万円台前半〜1,250万円台のレンジで推移しやすく、方向感は出にくいと考えられます。

弱気シナリオでは、PCEが強く、米金利が再び上昇するケースです。加えて、中東情勢が悪化し原油価格が上昇すれば、インフレ再燃への警戒からリスク資産全体に売り圧力がかかる可能性があります。この場合、1,200万円割れを試す展開に注意が必要です。

チェック項目

  • BTC/JPYが1,200万円台を維持できるか
  • 1,230万円台〜1,250万円台を明確に突破できるか
  • 200日移動平均線の上で定着できるか
  • MACDが下げ止まり、再び上向きに転じるか
  • 米PCE価格指数を受けて米金利が上昇するか、低下するか
  • 米国とイランの協議が原油価格にどう影響するか

まとめ

今週のBTC/JPYは、テクニカル面では1,200万円台の維持と200日移動平均線付近の攻防が重要です。上昇再開には、1,230万円台〜1,250万円台の上値抵抗を突破し、MACDの改善が確認される必要があります。

一方で、PCE価格指数が強く、米金利上昇が続く場合には、BTCの上値は抑えられやすくなります。中東情勢が緊張緩和に向かうか、それとも原油高を通じてインフレ懸念を強めるかも、今週の重要な分岐点です。

今週は「1,200万円台を守れるか」と「1,250万円台を突破できるか」の二点を軸に、PCE・米金利・中東情勢を確認する週となりそうです。

出典:BTC/JPY日足チャート(TradingView、bitFlyer、EMA 20/50/100/200、MACD 12/26/9) / BTC/USD日足チャート(TradingView、Coinbase、補助確認)

今週の経済イベント

曜日日本時間経済イベント重要度
05 26 22:00 米国 S&P ケースシラー住宅価格指数 3月 ★★☆☆☆
05 26 23:00 米国 コンファレンスボード(CB)消費者信頼感指数 5月 ★★★★☆
05 27 23:00 米国 リッチモンド連銀製造業指数 5月 ★★☆☆☆
05 28 21:30 米国 個人消費支出(PCE)価格指数 4月 ★★★★★
05 28 21:30 米国 新規失業保険申請件数 5/17-5/23 ★★★☆☆
05 28 21:30 米国 耐久財受注 4月 ★★★☆☆
05 28 21:30 米国 2026年第1四半期実質 GDP ★★★★☆
05 28 23:00 米国 新築住宅販売件数 4月 ★★★☆☆
05 29 08:50 日本 鉱工業生産 4月 ★★★☆☆
05 29 22:45 米国 シカゴ購買部協会景気指数(PMI)5月 ★★★☆☆
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注目イベントの理由

今週は、25日(月)が米国のメモリアルデーにあたり、米株式市場と米債券市場は休場となります。週初は流動性が低下しやすく、暗号資産市場では薄商いのなかで値動きが大きくなる可能性があります。

26日(火)には米コンファレンスボード消費者信頼感指数、28日(木)には米PCE価格指数、29日(金)にはシカゴ購買部協会景気指数が予定されています。なかでもPCE価格指数は、FRBが重視するインフレ指標であり、米金利とドルの方向感を左右しやすいイベントです。

PCEが強ければ利下げ期待が後退し、米金利上昇を通じてBTCの上値を抑える可能性があります。反対に、PCEが落ち着いた内容となれば、米金利の上昇圧力が和らぎ、BTCの反発材料になり得ます。

また、中東情勢も引き続き重要です。米国とイランの協議に進展が見られれば、原油価格の上昇圧力が和らぎ、株式市場と暗号資産市場にとって支援材料となる可能性があります。一方、協議が停滞すれば、原油高とインフレ懸念を通じてリスク資産には逆風となります。

今週の見通しのまとめ

今週のBTCは、米PCE価格指数、米金利、中東情勢というマクロ要因に左右されやすい展開となりそうです。特に、先週強まった利上げ観測が今週の経済指標で後退するのか、それともさらに強まるのかが重要です。

米金利上昇が続き、中東情勢の不透明感も残る場合、BTC/JPYは1,200万円台前半のサポートを試す可能性があります。この場合、無理に上値を追うよりも、1,200万円を維持できるかを確認する局面となります。

一方で、PCEが落ち着き、米金利が低下し、米国とイランの協議に進展が見られる場合には、BTCは再び1,230万円台〜1,250万円台の回復を試す可能性があります。ここを突破できれば、1,300万円台方向への上昇シナリオも視野に入ります。

今週は、上方向では200日移動平均線突破、下方向では1,200万円台維持が最大の焦点です。PCE・米金利・中東情勢を確認しながら、短期的な過熱感とトレンド転換の兆しを見極める必要があります。

出典:U.S. Bureau of Economic Analysis「News Release Schedule」 / The Conference Board「Consumer Confidence」 / SIFMA「Holiday Schedule」

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 BTC / JPYのモメンタム 

モメンタムメーターは、それぞれ[30分足・4時間足・日足・週足]の4つの時間軸に対応しており、投資スタイルや分析目的に応じて柔軟に相場のモメンタムを確認することができます。

移動平均(MA)やRSI、MACDなど、代表的な複数のテクニカル指標を自動的に分析し、現在の相場に対して、いくつの指標が「売り」または「買い」のシグナルを出しているかを示しています。

30分足
[BTC / JPY]

4時間足
[BTC / JPY]

日足
[BTC / JPY]

週足
[BTC / JPY]

BTC積立企画

2023年6月から月毎に10万円分の暗号資産を実際に積み立てていき、そのポートフォリオを公開する企画です。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、日本の取引所でも取り扱われており、米ドルとペッグ(連動)するステーブルコインであるダイ(DAI)を対象としています。

これまでの暗号資産積み立ての状況
Accumulation Status

[期間:2023.06.05 〜 2026.05.30]

ポートフォリオの現在の資産価値
 円

含み益(現在の資産価値 - 合計積立金額)
 円

利益率
%

積み立て回数
16 回

合計積立金額
1,600,000 円

ポートフォリオの構成

    ポートフォリオ

    銘柄 シンボル 対円レート 保有数量 日本円換算 構成比
    ビットコイン BTC [BTC/JPY] 0.1523 BTC %
    イーサリアム ETH [ETH/JPY] 1.8884 ETH %
    ダイ DAI [DAI/JPY] 80 DAI %
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