免責事項(投資助言ではありません)

本記事は、ビットコイン(BTC)に関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買・投資行動を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。

また、記事内で扱う価格見通しは、将来の価格を保証するものではありません。「当たる/外れる」ではなく、想定レンジと前提条件(何が起きたら強気・弱気に傾くか)を整理する材料として活用してください。

総括・結論

先週のビットコイン(BTC)は、米消費者物価指数(CPI)と米生産者物価指数(PPI)の発表を受けながらも、6万3,000~6万5,000ドル台で方向感に乏しい展開となりました。週前半には6万5,000ドル近辺まで上昇する場面がありましたが、上値を追う動きは続かず、週後半は6万3,000ドル台を中心にもみ合いました。

米国株も強弱が分かれました。週間ではNYダウが304.52ドル(0.6%)下落した一方、S&P500は28.12ポイント(0.4%)、NASDAQ総合指数は38.55ポイント(0.1%)上昇しました。PPIの鈍化は株式市場を支えましたが、週末には小売売上高の弱さと原油価格の上昇が意識され、主要指数はそろって下落しています。

結論からいえば、今週のBTCは6万3,000~6万5,000ドル台を中心としたもみ合いを基本に、8月19日に公表されるFOMC議事要旨と米国・イラン情勢への反応を確認する局面です。議事要旨から追加利上げに慎重な姿勢が確認され、米国債利回りが低下すればBTCの支えになります。一方、インフレ警戒が強調された場合や原油価格が再上昇した場合は、6万3,000ドルを割り込む展開に注意が必要です。

なお、2026年のジャクソンホール会議は8月27~29日に開催されます。今週末の開催ではありませんが、市場ではウォーシュFRB議長の発言内容を見越した思惑が出始める可能性があります。今週はFOMC議事要旨、翌週はジャクソンホール会議という順番で、9月15~16日のFOMCに向けた金融政策の手掛かりを確認することが重要です。

確認項目 現在の状況
先週のBTC 6万3,000~6万5,000ドル台で方向感に乏しい展開
先週の米国株 NYダウは0.6%下落、S&P500は0.4%、NASDAQは0.1%上昇
今週の重要材料 8月18日の輸出入物価指数、19日のFOMC議事要旨、米国・イラン情勢
基本的な見方 6万3,000~6万5,000ドル台のもみ合いを基本に、金利と原油価格を確認

《出典》
AP通信「How major US stock indexes fared Friday 8/14/2026」
CoinGecko「Bitcoin Price History」
Federal Reserve Board「Monetary Policy」
Federal Reserve Bank of Kansas City「Jackson Hole Economic Policy Symposium」

先週の振り返り

先週は、CPIとPPIがインフレ圧力の緩和を示した一方、米国・イラン情勢を巡る原油価格の変動や米個人消費への不安が上値を抑えました。米国株は最高値を更新する場面がありましたが、BTCは同じ勢いでは上昇せず、6万3,000~6万5,000ドル台での往来が続きました。

8月10日:原油高が米国株の重荷、BTCは一時6万5,000ドル近辺へ

10日(月)の米国株は、原油価格の上昇を受けて上値の重い展開となりました。S&P500は4.53ポイント(0.1%)下落し、NYダウとNASDAQ総合指数も小幅安でした。ホルムズ海峡の再開時期を巡る不透明感から原油価格が上昇し、インフレへの警戒が意識されました。

BTCは6万4,000ドル台から一時6万5,000ドル近辺まで上昇しましたが、その水準を維持できず、6万4,000ドルを挟む値動きへ戻りました。前週の雇用統計を受けた利上げ観測の後退は支えになったものの、CPIを前に積極的に上値を追う動きは限られました。

《出典》
AP通信「US stocks edge down from their record after oil prices climb 5%」
CoinGecko「Bitcoin Price History」

8月11日:CPIを前に様子見、原油価格の振れが相場を左右

11日(火)の米国株は、翌日のCPI発表を控えて小幅に下落しました。S&P500は0.3%、NYダウは0.3%、NASDAQ総合指数は0.6%下落しています。ブレント原油は一時1バレル90ドルを上回った後に反落するなど、不安定な値動きとなりました。

BTCも方向感を欠き、6万3,000~6万4,000ドル台を中心に推移しました。米国とイランの和平交渉に関する報道は材料になりましたが、交渉の進展期待とホルムズ海峡を巡る不安が交錯しており、原油価格と米国債利回りの反応を見極める必要がある状況でした。

《出典》
AP通信「US stocks edge further from their records as oil prices keep swinging」
AP通信「The Latest: Trump seeks an exit from his Iran war as Mideast violence spreads」

8月12日:CPIは前年比3.4%へ鈍化、BTCは上値を追い切れず

12日(水)に発表された7月の米CPIは、前月比0.1%、前年同月比3.4%上昇しました。前年比では6月の3.5%から伸びが鈍化し、インフレがさらに加速しなかったことは安心材料となりました。ただし、エネルギー価格は前年同月比14.7%上昇しており、中東情勢と原油価格の影響には引き続き注意が必要です。

米国債利回りは低下し、S&P500は0.3%、NASDAQ総合指数は0.5%上昇しました。NYダウは小幅安でした。BTCもCPI発表後に買われる場面がありましたが、6万4,000ドル台で上値を追い切れず、6万3,000ドル台へ押し戻されました。物価鈍化が確認されても、BTCに一方向の上昇が生じなかった点は重要です。

《出典》
米労働省労働統計局「Consumer Price Index」
AP通信「How major US stock indexes fared Wednesday 8/12/2026」

8月13日:PPI鈍化で米国株は最高値、BTCは6万3,000ドル台でもみ合い

13日(木)に発表された7月のPPIは、前月比で横ばい、前年同月比で4.7%上昇しました。前年比では6月の5.5%から大きく鈍化し、市場予想の4.9%も下回りました。CPIとPPIがそろってインフレの鈍化を示したことで、9月FOMCに向けた追加利上げへの警戒は後退しました。

S&P500は0.7%上昇して最高値を更新し、NYダウは0.1%、NASDAQ総合指数は0.8%上昇しました。一方、BTCは米国株ほど強い反応を示さず、6万3,000ドル台を中心としたもみ合いにとどまりました。金融政策への安心感だけではBTCの上値を押し上げ切れない状況が示されています。

《出典》
AP通信「Wholesale price inflation slows last month as gas, food costs fall」
AP通信「How major US stock indexes fared Thursday 8/13/2026」

8月14日:弱い小売売上高と原油高で利益確定売り

14日(金)の米国株は、前日に最高値を更新した反動に加え、弱い小売売上高と原油価格の上昇が意識され、主要3指数がそろって下落しました。S&P500は0.2%、NYダウは0.2%、NASDAQ総合指数は0.3%下落しています。

小売売上高の弱さは追加利上げを抑える材料ですが、同時に米景気の減速懸念を強めます。また、ブレント原油は1.7%上昇して1バレル88.52ドルとなりました。BTCも明確な方向を示せず、6万3,000ドル台を中心に推移しました。低金利期待と景気不安のどちらが優勢になるかを見極める局面です。

《出典》
AP通信「Wall Street slips from its record following the latest weak update on the US economy」
CoinGecko「Bitcoin Price History」

今週の経済イベント

曜日日本時間経済イベント重要度
08 17 08:50 日本 2026年第2四半期実質GDP ★★★★☆
08 17 10:30 中国 新築住宅販売価格7月 ★★★☆☆
08 17 11:00 中国 鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資7月 ★★★★☆
08 17 21:30 米国 NY連銀製造業景気指数8月 ★★★☆☆
08 18 18:00 ユーロ圏 ZEW景況感指数8月 ★★★☆☆
08 18 21:30 米国 住宅着工件数7月 ★★★☆☆
08 18 21:30 米国 輸出入物価指数7月 ★★★☆☆
08 19 18:00 ユーロ圏 消費者物価指数(HICP)7月 ★★★☆☆
08 19 27:00 米国 FOMC議事録 ★★★★★
08 20 21:30 米国 新規失業保険申請件数8/9-8/15 ★★★☆☆
08 20 21:30 米国 フィラデルフィア連銀景況指数8月 ★★★☆☆
08 21 08:30 日本 全国消費者物価指数7月 ★★★☆☆
08 21 17:00 ユーロ圏 製造業・サービス業PMI(購買担当者景気指数)8月 ★★★★☆
08 21 22:45 米国 製造業・サービス業PMI(購買担当者景気指数)8月 ★★★★☆
08 27日〜29日 米国 ジャクソンホール会議 ★★★★★
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注目のイベント解説

今週は、18日の米輸出入物価指数と19日のFOMC議事要旨が金融政策を考えるうえでの主な材料です。週後半には米新規失業保険申請件数なども発表されます。ただし、CPIや雇用統計ほど市場への影響が大きい指標は多くなく、米国・イラン交渉と原油価格が相場を動かす可能性があります。

8月18日:米輸出入物価指数

18日には7月の米輸出入物価指数が発表されます。輸入物価指数は、米国が海外から輸入する商品やサービスの価格変化を示し、関税、為替、原油価格などの影響を確認できる指標です。

6月の輸入物価指数は前月比0.3%上昇し、燃料を除く輸入価格は0.4%上昇しました。7月分でも輸入価格の上昇が続けば、CPIとPPIの鈍化だけではインフレ圧力が十分に弱まっていないとの見方につながる可能性があります。反対に伸びが鈍化すれば、追加利上げへの警戒をさらに和らげる材料になります。

《出典》
米労働省労働統計局「Import/Export Price Indexes」
米労働省労働統計局「Schedule of Releases for the U.S. Import and Export Price Indexes」

8月19日:FOMC議事要旨

19日には、7月28~29日に開催されたFOMCの議事要旨が公表されます。7月会合では政策金利の誘導目標を3.50~3.75%に据え置きましたが、3人の参加者が0.25ポイントの利上げを主張しました。

議事要旨では、据え置きを支持した参加者が今後の利上げをどの程度検討していたか、雇用の弱さとエネルギー価格によるインフレをどのように評価していたかが焦点です。利上げに慎重な意見が多ければ米国債利回りの低下を通じてBTCを支える可能性があります。一方、インフレ再加速への懸念が強ければ、9月会合での利上げ観測が再び高まり、BTCの上値を抑える可能性があります。

議事要旨で確認したい3点

  • 据え置きを支持した参加者の中にも早期利上げを検討する意見があったか
  • 中東情勢とエネルギー価格によるインフレを一時的とみているか
  • 弱い雇用指標を金融政策へどの程度反映する姿勢か

《出典》
Federal Reserve Board「Monetary Policy」
Federal Reserve Board「Federal Reserve issues FOMC statement」

米国・イラン交渉と原油価格

米国とイランの和平交渉は、今週も金融市場の重要な変動要因です。ホルムズ海峡を通過する原油の流れは回復しつつあると米政府は説明していますが、通常の状態へ戻ったとはいえません。交渉に関する発言ひとつで原油価格が大きく動く状況が続いています。

交渉が進展し原油価格が低下すれば、インフレと追加利上げへの警戒が和らぎ、株式やBTCを支える可能性があります。反対に、交渉の決裂や軍事衝突の激化で原油価格が上昇すれば、CPIとPPIの鈍化による安心感が薄れ、リスク資産の売りにつながる可能性があります。

中東情勢で確認したいこと

  • 和平交渉が具体的な合意へ進むか
  • ホルムズ海峡を通過する原油量が回復するか
  • ブレント原油が上昇するか、低下するか

《出典》
AP通信「The Latest: Trump seeks an exit from his Iran war as Mideast violence spreads」
AP通信「US stocks edge further from their records as oil prices keep swinging」

翌週のジャクソンホール会議を見据えた動き

カンザスシティ連銀が主催する2026年のジャクソンホール経済政策シンポジウムは、8月27~29日に開催されます。テーマは「金融イノベーション:決済と政策への影響」です。

今週の開催ではありませんが、翌週にウォーシュFRB議長の講演が予定されれば、9月FOMCに向けた金融政策の方向を探る重要な機会になります。今週公表されるFOMC議事要旨と、その後の議長発言に違いがあるかも確認点です。議長講演の正式な日時と内容は、主催者またはFRBの公表後に確認する必要があります。

《出典》
Federal Reserve Bank of Kansas City「Jackson Hole Economic Policy Symposium」
Federal Reserve Board「Kevin Warsh takes oath of office as chairman」

今週の見通しの総括

今週のBTCは、6万3,000~6万5,000ドル台でのもみ合いを基本に考えます。先週はCPIとPPIが市場の警戒をやや和らげましたが、BTCは米国株ほど強く反応しませんでした。物価指標の通過だけでは新たな上昇トレンドを形成できておらず、金利、原油価格、米国株の動きを確認する必要があります。

上方向へ動く条件は、FOMC議事要旨が追加利上げに慎重な内容となること、米国債利回りが低下すること、米国・イラン交渉の進展によって原油価格が落ち着くことです。これらがそろい、BTCが6万5,000ドル台へ上昇して維持できれば、次の上値を試す余地が生まれます。

下方向へ動く条件は、議事要旨でインフレ警戒と利上げの必要性が強調されること、中東情勢の悪化で原油価格が上昇すること、米国株が好決算を織り込み済みとして調整を強めることです。6万3,000ドルを明確に割り込んだ場合は、6万2,000ドル台で下げ止まるかを確認する必要があります。

今週確認したい3つの条件

  • BTCが6万3,000ドル台を維持し、6万5,000ドル台へ戻せるか
  • FOMC議事要旨の公表後に米国債利回りとドルがどう反応するか
  • 米国・イラン交渉が原油価格の安定につながるか

米国企業の利益は前年同期比で大きく伸びていますが、先週の主要株価指数の動きは鈍化しました。好決算が続いても株価が上昇しにくくなれば、利益確定売りが広がる可能性があります。BTCについても、株式市場の強さだけを根拠に上昇を期待するのではなく、米国株が下落した局面で6万3,000ドル台を維持できるかを確認することが重要です。

今週は大きな方向が出ない可能性がありますが、FOMC議事要旨と中東情勢は、翌週のジャクソンホール会議と9月FOMCへつながる材料です。短期的な値動きだけで判断せず、「金利低下と原油安が同時に進むか」「BTCが6万5,000ドル台を回復できるか」を見極める週となります。

《出典》
Federal Reserve Board「Monetary Policy」
Federal Reserve Bank of Kansas City「Jackson Hole Economic Policy Symposium」
AP通信「US stocks edge further from their records as oil prices keep swinging」

テクニカル分析は別ページへ移行しました

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ビットコインの今後は?直近のマーケットの見方と2026年以降の将来性・リスクをやさしく徹底解説

BTC積立企画

2023年6月から月毎に10万円分の暗号資産を実際に積み立てていき、そのポートフォリオを公開する企画です。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、日本の取引所でも取り扱われており、米ドルとペッグ(連動)するステーブルコインであるダイ(DAI)を対象としています。

これまでの暗号資産積み立ての状況
Accumulation Status

[期間:2023.06.05 〜 2026.08.25]

ポートフォリオの現在の資産価値
 円

含み益(現在の資産価値 - 合計積立金額)
 円

利益率
%

積み立て回数
16 回

合計積立金額
1,600,000 円

ポートフォリオの構成

    ポートフォリオ

    銘柄 シンボル 対円レート 保有数量 日本円換算 構成比
    ビットコイン BTC [BTC/JPY] 0.1523 BTC %
    イーサリアム ETH [ETH/JPY] 1.8884 ETH %
    ダイ DAI [DAI/JPY] 80 DAI %
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