なぜビットコインは半減期で価格が上がるのか?半減期とは?次はいつ? 徹底解説
2026.01.28
ビットコインは、約4年に一度「半減期」という歴史的な転換点を迎えます。「なぜ半減期で価格が上がると言われるのか?」「次回の2028年は具体的にいつなのか?」。2024年の第4回半減期を経て、ビットコインETFの普及により市場構造は大きく変化しました。
本記事では、2026年現在の最新データ(ブロック高・価格・供給)をベースに、半減期の仕組みから価格変動ロジック、マイナーへの影響、そして2028年の予測までを、できるだけ具体的に解説します。
【30秒でわかる】ビットコイン半減期の結論(2026年1月時点)
- 半減期とは: 210,000ブロックごとに「マイニング報酬(ブロック補助金)」が半分になるプログラム。
- 次はいつ: 2028年4月17日ごろ(推定)。ブロック高 1,050,000 に到達した瞬間(※推定日は日々変動)。
- いま何%進んだ?: 現在のブロック高は約 933,631。第4回(840,000)→第5回(1,050,000)のうち約44.6%消化、残り約116,369ブロック(約55.4%)。
- なぜ上がる?: 供給ショック(新規供給が半減)+ETF等による需要増。ただしマクロ環境や「織り込み済み」、マイナーの売りで「直後に上がらない」局面もある。
- 2026年現在: BTC価格は約 $89,112(参考値)。年率インフレ率は約0.82%(次回は約0.41%へ)。
この記事でわかること
ビットコインの半減期とは|2026年最新の市場データ

ブロック高で決まる「発行抑制プログラム」
ビットコインの半減期とは、取引を承認しブロックを生成したマイナーが受け取る報酬(ブロック補助金)が半分になるタイミングのことです。重要なのは、半減期は「日付」ではなく210,000ブロックごとというブロック高で管理されている点です。
直近では、2024年4月20日(UTC)にブロック高 840,000 で第4回半減期が起こり、報酬は 6.25 BTC → 3.125 BTC へ減少しました。
【2026年最新】ビットコインの需給ステータス(供給・インフレ率)
半減期後の現在は、供給が絞られた状態(=需給がタイトになりやすい状態)が続いています。ビットコインは最大供給量が2,100万BTCと決まっているため、新規供給が減るほど希少性が強まる設計です。
| 項目 | 現在の数値(2026年1月目安) | 次回半減期後(理論値) |
|---|---|---|
| BTC価格(参考) | 約 $89,112 | — |
| ブロック報酬 | 3.125 BTC | 1.5625 BTC |
| 1日の新規発行量(概算) | 約 450 BTC(=3.125×144) | 約 225 BTC(=1.5625×144) |
| 年率インフレ率(概算) | 約 0.82% | 約 0.41% |
※インフレ率は「年間新規発行量 ÷ 現在の供給量」で概算。供給量・ブロック生成ペースにより小幅に変動します。
【独自図解】発行量の減衰カーブ(概念図)
半減期の本質は「発行がゼロに向かって減速していく」点にあります。以下は、総供給量が2,100万BTCへ近づくイメージ(概念図)です。
《出典》
Latest BTC Blocks|Blockchain.com
BTC to USD|CoinGecko
Bitcoin Inflation Rate Chart|Bitbo
ビットコインの半減期は「いつ」起きる?日程予測とズレる理由

次回はブロック高 1,050,000。2026年現在は「残り約11.6万ブロック」
次回(第5回)半減期は、前回の 840,000 に 210,000 を足したブロック高 1,050,000で確実に発生します。
【2026年1月時点のカウントダウン目安】
- 現在のブロック高:約 933,631
- 次回半減期ブロック:1,050,000
- 残り:約 116,369 ブロック
- 進捗:約 44.6% 経過(残り約55.4%)
※ブロック高は常に更新されるため、数値は目安です。
日付の推定は「残りブロック数 × 平均ブロック生成時間(約10分)」で計算されます。現状の推計では2028年4月中旬ごろが有力です(サイトにより数日〜数週間の差が出ます)。
なぜ「推定日」がサイトによってズレるのか(難易度調整・ハッシュレート)
ビットコインは約10分に1回ブロックが生成されるよう設計されていますが、世界中のマイニングパワー(ハッシュレート)の増減で実際の生成間隔はブレます。さらに、ビットコインには2,016ブロックごとに難易度を調整して平均10分へ近づける仕組みがあります。
そのため、推定日は「完全な固定」ではなく、日々アップデートされるカウントダウンとして捉えるのが安全です。
《出典》
Bitcoin Halving Countdown|CoinGecko
Next Bitcoin Halving Countdown|Bitbo
How Does Bitcoin Mining Work?|Investopedia
なぜ上がる?ビットコイン半減期と価格上昇のメカニズム

1. 供給ショック(新規供給の半減)が“構造的な買い圧”を生む
半減期でまず起こるのは、新規供給(マイナー報酬として市場に出てくるBTC)の減少です。2024年の半減期で、1日の新規供給は概算で約900BTC → 約450BTCへ減りました。次回は約450BTC → 約225BTCへ半減します。
需要が同じでも供給が減れば、需給バランスは価格に上向き圧力をかけやすくなります(ただし「需要が落ちる局面」では上がりません)。
2. ETFが“需給の構造”を変えた:供給減を吸収しやすい市場へ
2024年以降の大きな変化は、現物ETFの普及です。現物ETFは市場からBTCを買い付けて保有するため、資金流入が続くと供給(新規発行)を上回る需要になりやすい構造があります。
たとえばCME Groupは、2024年当時のデータとして「ETFの純流入が新規供給を大きく上回った」点を指摘しています(※流入は常に変動)。重要なのは、半減期が“理論上の希少性”から、“実需に吸収される希少性”へ移行しやすくなったことです。
3. 希少性を数値化する「S2F(ストック・トゥ・フロー)モデル」
半減期の論理を指標で説明する代表例が、Stock-to-Flow(S2F)です。S2Fは「既存供給(Stock)÷年間新規供給(Flow)」で、値が高いほど希少性が高いと解釈します。
【S2Fの概算イメージ(2026年1月目安)】
- Stock(供給量):約 19,978,803 BTC
- Flow(年間新規供給):約 164,250 BTC(=450×365)
- S2F:約 122
- 次回半減期後のFlow:約 82,125 BTC(=225×365)→ S2F:約 244(理論上ほぼ倍)
※S2Fは「供給側」を重視したモデルで、需要・金融環境を直接は織り込みません。
なお、学術研究では「S2Fは説明力がある一方で、将来予測の精度には限界がある」といった批判もあります。したがって、S2Fは“需給を理解する補助線”として扱うのが現実的です。
結論:半減期=「当日上がるイベント」ではなく、時間差が出やすい
半減期は供給を絞る“構造変化”ですが、価格が上がるタイミングは投資家心理・マクロ・ETFフロー・マイナーの売りなど複数要因でズレます。過去のデータでも、半減期から数ヶ月〜1年以上後に高値を付けるケースが多い点が重要です。
《出典》
Bitcoin Halving 2024 – This Time It’s Different|CME Group
Statement on the Approval of Spot Bitcoin ETPs|SEC
Bitcoin Stock-to-Flow (S2F) Model Explained|CoinGecko
Bitcoin Return Prediction via Stock-to-Flow?|MDPI
【精査】過去の半減期における価格変動データ(2012→2024)

半減期は「その日に上がる」よりも、数ヶ月〜18ヶ月程度の時間差で高値を付けやすいとされています。ここでは、ブロック高・半減期日・報酬の変化を軸に整理します。
半減期の基本データ(ブロック高・報酬)
| 回次 | 日付 | ブロック高 | 報酬(前→後) |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 2012/11/28 | 210,000 | 50 → 25 BTC |
| 第2回 | 2016/07/09 | 420,000 | 25 → 12.5 BTC |
| 第3回 | 2020/05/11 | 630,000 | 12.5 → 6.25 BTC |
| 第4回 | 2024/04/20 | 840,000 | 6.25 → 3.125 BTC |
【独自図解】半減期後に“時間差”が生まれやすい理由(概念図)
半減期は供給を減らす一方で、直後は「事実売り」「マイナーの資金繰り」「マクロ悪化」で伸び悩むことがあります。よくある流れを概念図にすると以下です。
2024年サイクルは「ETF普及」で過去と同じにならない可能性
2024年以降は、現物ETFの存在によって需給構造が変化しました。過去の“爆発的な倍率”が再現されるとは限らず、成熟市場として上昇が穏やかになる、あるいはマクロ要因で停滞する可能性もあります。半減期は強力な材料ですが、万能ではありません。
《出典》
Bitcoin Halving Price History|CoinGecko Research
Bitcoin Halving Dates|Bitbo
The history of Bitcoin halving|Kraken
半減期に向けた戦略|投資リスクとレンディング運用

「織り込み済み」論とボラティリティ(直後に上がらない理由)
半減期は有名イベントのため、「すでに価格へ反映されている(織り込み済み)」という見方があります。特にETF普及後は市場参加者が増え、情報が速く織り込まれやすい面があります。
また、半減期直後は事実売りや、後述するマイナーの資金繰りで下押しすることもあります。短期売買で狙う場合は、半減期“当日”ではなく、数週間〜数ヶ月単位のボラティリティも想定しておくのが現実的です。
重要リスク:マイナーの降伏(Miner Capitulation)
マイナーの降伏(Miner Capitulation)とは、採掘コストが報酬を上回り、マイナーが操業縮小・撤退、あるいは保有BTCを売却して資金繰りを行う現象です。半減期で報酬が減ると、非効率なマイナーほど圧力が強くなります。
つまり半減期は「供給減で上がる」だけでなく、短期的にはマイナー売りによる下落要因にもなり得ます。価格が伸び悩む局面があるのは、この構造が一因です。
長期保有なら「レンディング」で“待つ時間”を収益化する
価格の上昇タイミングをピンポイントで当てるのは困難です。そのため、売買を繰り返すのではなく、ビットコインを貸し出して枚数増加を狙う「レンディング」を組み合わせる戦略もあります。
BitLending(ビットレンディング)では、ビットコインを貸し出すことで貸借料(利息)を得る仕組みです。価格上昇(キャピタルゲイン)を待ちながら、貸借料(インカムゲイン)を得られるため、長期目線の資産形成と相性が良い考え方です。
- 貸借料(年率)は条件・キャンペーン等で変動するため、最新は公式情報をご確認ください。
- レンディングにはカウンターパーティリスク(信用リスク)があるため、分散・余剰資金運用が基本です。
またBitLendingはプラットフォームとしてユーザーに多くの利益を還元できる体制を整えているため、利率設計を実現しています。対象銘柄と利率は以下のとおりです。
ビットコイン
BTC
8%
イーサリアム
ETH
8%
リップル
XRP
7%
USテザー
USDT
10%
USDコイン
USDC
10%
ダイ
DAI
10%
《出典》
Miner Capitulation|Ledger Academy
Understanding the Bitcoin Halving|Fidelity Digital Assets
ビットコイン半減期のよくある質問(FAQ)

Q. 半減期で自分の持っているビットコインは半分になりますか?
いいえ、なりません。半分になるのは「新たに発行される報酬(ブロック補助金)」であり、ユーザーが保有しているBTCの枚数に直接影響はありません。
Q. 半減期後、価格はいつ頃から上がりますか?
過去の傾向では、半減期から6ヶ月〜18ヶ月後に高値を付けるケースが多いとされます。一方で、ETF普及やマクロ環境により「今回は同じにならない」可能性もあります。半減期“直後”に上がる前提は置かないほうが安全です。
Q. 2028年の半減期は具体的に何月何日ですか?
第5回半減期はブロック高 1,050,000 で発生します。推定では2028年4月中旬(例:4月17日ごろ)とされていますが、ブロック生成間隔の変動で日付はズレるため、直前ほど精度が上がります。
Q. 半減期が終わって、2140年に新規発行がゼロになったらどうなる?(セキュリティ・バジェット)
2140年前後に新規発行が限りなくゼロへ近づくと、マイナー収益の中心はブロック補助金→取引手数料へ移行すると考えられています。これが十分に機能するか(=ネットワーク安全性を維持できるか)は議論があり、ビットコインの長期テーマのひとつです。
Q. 半減期は「なくなる」「変更される」可能性はありますか?
理論上はソフト/ハードフォーク等で仕様変更は可能ですが、供給上限・半減期はビットコインの信頼の根幹であり、合意形成のハードルが極めて高いと考えられます。現実的には、現行ルールが維持される前提で語られることが大半です。
《出典》
What Happens to Bitcoin After All 21 Million Are Mined?|Investopedia
Bitcoin Halving Countdown|CoinGecko
What Happens After All Bitcoins Are Mined|Binance Academy
まとめ|半減期のポイントと次回までのチェックリスト

半減期の要点(ここだけ押さえればOK)
- 半減期=マイニング報酬が半分(保有BTCが減るわけではない)
- 次回はブロック高 1,050,000(推定:2028年4月中旬)
- 「なぜ上がる?」は供給減+需要(ETF含む)が噛み合ったときに起きやすい
- ただし、事実売りやマイナーの降伏で「直後に上がらない」こともある
次回半減期までのチェックリスト(実務的)
- 残りブロック数(カウントダウンの現在地)
- ETFフロー(需要が供給を上回っているか)
- ハッシュレート/難易度(マイナー環境の変化)
- マクロ(金利・流動性)(リスク資産に資金が向かう局面か)
- 自分の運用方針(短期売買か、長期+レンディング等か)
《出典》
Latest BTC Blocks|Blockchain.com
Next Bitcoin Halving Countdown|Bitbo
BTC to USD|CoinGecko
免責事項:本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資を勧誘するものではありません。暗号資産は価格変動リスクを伴います。またレンディングにはカウンターパーティリスク(信用リスク)等が存在します。投資の最終判断はご自身の責任で行ってください。本記事内の数値は2026年1月時点の公開情報・概算に基づく目安であり、将来の価格や成果を保証しません。