ビットコインの発行枚数は現在何枚?上限2,100万枚と希少性、上限到達後を解説
監修:株式会社J-CAM 金融アドバイザー AFP認定者 倉本 佳光 Yoshimitsu Kuramoto
慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、山一証券株式会社に入社し金融業界でのキャリアをスタート。その後、メリルリンチ日本証券株式会社マネージメント・コミッティーメンバー、岡三アセットマネジメント株式会社理事などを歴任。
執筆:BitLending編集部 更新日:2026年7月22日
ビットコイン(BTC)の発行上限は2,100万BTCです。2026年7月22日時点では約2,006万BTC、発行上限の約95.52%が発行されており、残りは約94万BTCです。
ただし、残りが5%未満だからといって、間もなくすべての発行が終わるわけではありません。新規発行量は約4年ごとの半減期で減り続けるため、上限へ達するのは2140年頃と見込まれています。
また、発行上限に達しても、すでに発行されたビットコインがなくなったり、売買できなくなったりするわけではありません。本記事では、現在の発行枚数、2,100万枚と決められている理由、残り枚数、上限到達後の仕組みを順番に解説します。
現在の発行済み枚数
20,059,740.63 BTC
発行上限2,100万BTCの約95.52%が発行済み
ページ表示時に公開データから自動更新
| 項目 | 現在値 |
|---|---|
| 発行上限 | 21,000,000 BTC |
| 現在の発行済み枚数 | 20,059,737.50 BTC |
| 発行済みの割合 | 95.52% |
| 残り発行可能枚数 | 940,262.50 BTC |
| 残りの割合 | 4.48% |
| 上限到達の目安 | 2140年頃 |
ビットコインは、発行上限2,100万BTCのうち95.52%がすでに発行されています。残されている発行枠は4.48%です。
発行枚数はBlockchain.comの公開データをページ表示時に取得するため、現在の発行状況をほぼリアルタイムで確認できます。
データ取得日時:2026年7月22日(日本時間)
《出典》
Blockchain Developer APIs(stats)|Blockchain.com
Total Circulating Bitcoin|Blockchain.com
免責事項(投資助言ではありません)
本記事は、ビットコインに関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買・投資行動を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。
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ビットコインの現在の発行枚数は約2,006万枚
2026年7月22日時点の発行済み枚数は約20,059,737.50 BTCです。発行上限2,100万BTCに対して約95.52%が発行され、残りの発行枠は約940,262.50 BTCとなっています。
この数値は固定ではありません。現在はマイナーが新しいブロックを生成するたびに、ブロック補助金として3.125 BTCが新規発行されます。そのため、本記事ではページを開いた時点の公開データを取得し、冒頭の表を自動更新しています。
ビットコインそのものの仕組みから確認したい場合は、ビットコインの仕組み・価値・リスクを解説した基礎記事も参考にしてください。
発行枚数・流通枚数・市場で買える枚数は同じではない
ビットコインの枚数を正しく理解するには、「発行上限」「発行済み枚数」「実際に動かせる枚数」を分けて考える必要があります。
- 発行上限:最終的に発行可能な上限で、2,100万BTCです。
- 発行済み枚数:マイニングによって、これまでに新規発行された総数です。
- 実際に動かせる枚数:発行済みBTCのうち、秘密鍵を紛失したBTCなどを除き、実際に送金・売買できる枚数です。
したがって、発行済み枚数が約2,006万BTCであっても、そのすべてが取引所などで売買されているわけではありません。
失われたビットコインの正確な枚数は分からない
ビットコインは、送金に必要な秘密鍵を失うと、原則として第三者に再発行してもらうことができません。秘密鍵を失ったBTCは、ブロックチェーン上には存在していても事実上動かせなくなります。
ただし、長期間動いていないBTCがすべて紛失されているとは限りません。長期保有されているだけの可能性もあるため、失われたBTCの正確な枚数は確定できません。
秘密鍵を含む保管方法については、ウォレットの仕組みと管理方法で確認できます。
ビットコインの発行枚数はどう推移してきた?
ビットコインの発行枚数は増え続けていますが、その増加速度は一定ではありません。21万ブロックごとに半減期を迎え、新規発行されるブロック補助金が半分になります。
| 期間 | 1ブロック当たりの新規発行 | 変化 |
|---|---|---|
| 2009年の開始時 | 50 BTC | 最初の発行量 |
| 2012年11月以降 | 25 BTC | 第1回半減期 |
| 2016年7月以降 | 12.5 BTC | 第2回半減期 |
| 2020年5月以降 | 6.25 BTC | 第3回半減期 |
| 2024年4月以降 | 3.125 BTC | 第4回半減期・現在 |
| 2028年頃 | 1.5625 BTC | 次回半減期の予定 |
半減期で半分になるのは、保有しているビットコインの枚数ではなく、マイナーが受け取る新規発行分です。現在は平均的に1日約144ブロックが生成されると仮定すると、1日当たり約450 BTCが新規発行されます。
半減期の発生時期や価格との関係は、ビットコインの半減期の仕組みと次回時期で詳しく解説しています。
《出典》
Block Chain|Bitcoin Developer Guide
Total Circulating Bitcoin|Blockchain.com
なぜビットコインの発行上限は2,100万枚なのか
ビットコインの発行上限が約2,100万BTCになるのは、最初のブロック補助金を50 BTCとし、21万ブロックごとに半分へ減らす設計だからです。
発行量を単純化すると、次のように表せます。
(50+25+12.5+6.25+3.125+…)×21万ブロック ≒ 2,100万BTC
新規発行量が半分になり続けるため、発行総数は約2,100万BTCへ近づいていきます。ビットコインは1 BTCを1億分の1まで分割でき、最小単位は1 satoshiです。
2,100万枚は誰が決めたのか
発行ルールは、ビットコインの考案者とされるサトシ・ナカモトが最初のソフトウェアへ実装しました。ただし、現在はサトシ・ナカモトや特定企業が自由に発行枚数を操作しているわけではありません。
各ノードは、自分が利用するソフトウェアのルールに従って、新しいブロックや発行量が正しいかを検証します。この分散した検証が発行上限を支えています。
発行上限の変更は実質的に不可能
ビットコインの発行上限を変更することは、実質的に不可能です。
ルールの異なるソフトウェアを作るだけでは、現在のビットコインの発行上限は変わりません。それをビットコインの共通ルールとして定着させるには、世界中のノード、マイナー、取引所、保有者などによる極めて広範な合意が必要です。
発行上限を増やせば、ビットコインの特徴である希少性を損ない、既存保有者の利益にも反しやすいため、そのような合意が成立する現実性は極めて低いと考えられます。
残り約94万枚なのに、上限到達は2140年頃
ビットコインの発行枚数はすでに2,000万BTCを超えています。しかし、残り約94万BTCを発行し終えるまでには、100年以上かかると見込まれています。
理由は、約4年ごとの半減期によって新規発行量が半分になり続けるからです。次回の半減期はブロック高1,050,000で発生し、ブロック補助金は3.125 BTCから1.5625 BTCへ減ります。その後も半減を繰り返し、発行量は次第に小さくなります。
- 現在:1ブロック当たり3.125 BTC
- 2028年頃:1.5625 BTC
- 2032年頃:0.78125 BTC
- 2140年頃:新規発行が事実上終了
半減期は日付ではなくブロック高で決まるため、将来の日付は前後します。次回については、2028年頃のビットコイン半減期で確認できます。
ビットコインが発行上限に達したらどうなる?
発行上限へ達すると止まるのは、新しいビットコインの発行です。すでに発行されたBTCが消えるわけではなく、保有、送金、売買は引き続き可能です。
したがって、「上限に達したらビットコインを買えなくなる」という理解は正しくありません。新規発行がなくなった後も、保有者が売りに出したBTCを市場で購入できます。
マイナー報酬は取引手数料だけになる
現在、マイナーが受け取る報酬は、主に「新規発行されるブロック補助金」と「利用者が支払う取引手数料」で構成されています。
発行上限へ達するとブロック補助金がなくなり、取引手数料がマイナー報酬になります。ただし、その時点のBTC価格、取引件数、手数料水準、設備費、電力費は分かりません。手数料収入だけでどの程度のマイナーが参加するかを、現在の時点で断定することはできません。
マイニングの収益と費用については、ビットコインのマイニングの収益構造も参考にしてください。
上限到達後にマイナーが全員いなくなるとは限らない
ブロック補助金がなくなるからといって、直ちにすべてのマイナーがいなくなると決まっているわけではありません。マイナーは取引手数料を受け取れるうえ、採算性はその時点の収入と費用によって変わります。
一方で、十分な手数料市場が形成されなければ、ネットワークの安全性を維持するためのマイニング参加が減る可能性はあります。これは2140年頃の環境に左右される長期的な論点です。
発行上限と希少性だけでビットコインの価値は決まらない
発行上限が決まっており、新規供給のペースも予測しやすいことは、ビットコインの希少性を支える要素です。しかし、供給が少ないだけで価格が上がるわけではありません。
価格が成立するには、ビットコインを保有・利用したいという需要や、市場で円やドルなどと交換できる流動性が必要です。規制、金利、景気、市場参加者の評価、セキュリティ上の出来事なども価格へ影響します。
したがって、発行上限はビットコインを値踏みする重要な材料ですが、将来の価格上昇を保証するものではありません。希少性を含む価値の考え方は、ビットコインの本質的な価値を解説した記事で詳しく整理しています。
ビットコインの発行枚数に関するよくある質問
現在の発行枚数、発行上限、上限到達後に関する疑問をまとめます。
現在のビットコイン発行枚数は何枚ですか?
2026年7月22日時点では約2,006万BTCです。正確な枚数はブロック生成のたびに増えるため、本記事の冒頭ではページ表示時の公開データを取得しています。
ビットコインはあと何枚発行できますか?
2026年7月22日時点では約94万BTCです。発行上限2,100万BTCに対して、残り約4.48%となっています。
ビットコインはいつ2,100万枚に達しますか?
2140年頃と見込まれています。半減期によって新規発行量が減り続けるため、残り5%未満でも発行終了までには100年以上かかります。
発行上限に達したらビットコインは買えなくなりますか?
買えなくなるわけではありません。新規発行は止まりますが、すでに発行されたBTCは引き続き売買・送金できます。
ビットコインの発行上限は変更できますか?
実質的に不可能です。現在のビットコインの共通ルールとして変更を定着させるには、ノード、マイナー、取引所、保有者などによる極めて広範な合意が必要であり、合意が成立する現実性は極めて低いと考えられます。
なぜ発行上限は2,100万枚なのですか?
最初のブロック補助金50 BTCが21万ブロックごとに半分になり続ける設計によって、発行総数が約2,100万BTCへ収束するためです。
ビットコインは1日に何枚増えますか?
平均10分に1ブロックという前提では、現在は1日約450 BTCです。実際のブロック生成間隔にはばらつきがあるため、日ごとの発行量は変動します。
最新の発行枚数はどこで確認できますか?
Blockchain.comなどのブロックチェーン公開データで確認できます。本記事の冒頭にある発行枚数も、Blockchain.comの公開APIを基準に自動更新しています。
《出典》
Blockchain Developer APIs(stats)|Blockchain.com
Block Chain|Bitcoin Developer Guide