無料で貰えるワールドコイン(WLD)とは?特徴や将来性、買い方を解説
2024.11.01
ここ数年、手軽に文章や画像が作成できるAIツールを利用する人が増えています。なかでもOpenAIが開発した「ChatGPT」はチャット形式で手軽に利用できるとして人気を集めています。
そんななか、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が率いるプロジェクトが開発した仮想通貨(暗号資産)ワールドコイン(WLD)が注目を集めています。そこで今回は、ワールドコイン(WLD)の特徴や将来性、買い方を解説します。
ワールドコイン(WLD)とは?
項目 | 内容 |
銘柄名(通貨単位) | Worldcoin(WLD) |
時価総額ランキング | 85位 |
価格 | 849.51円 |
時価総額 | 165,090,603,115円 |
発行枚数 | 1億4300万枚 |
公式サイト | https://worldcoin.org/ |
(2024年4月25日時点)
ワールドコイン(WLD)とは、AIツールChatGPTの創設者サム・アルトマン氏が率いるプロジェクトが開発した仮想通貨(暗号資産)です。このプロジェクトの目標は、世界中の人々が国際的な経済に自由にアクセスでき、平等に利益を得られる経済を構築することです。
平等に利益を得られるという視点から、プロジェクトは「ユニバーサルベーシックインカム(UBI)」という概念を取り入れています。「ベーシックインカム」とは無条件で配られるお金のことで、プロジェクトに参加すればワールドコイン(WLD)を無料で受け取れます。ワールドコイン(WLD)は2023年7月にローンチされ、海外の大手取引所に一斉に上場したことから話題となりました。
ワールドコインの特徴3つ
それでは、ワールドコイン(WLD)の特徴をみてみましょう。
- 網膜を利用したWorld IDで管理されている
- 無料でワールドコイン(WLD)を貰える
- 専用アプリが用意されている
網膜を利用したWorld IDで管理されている
ワールドコイン(WLD)は、瞳の内部にある網膜を利用したログインシステム「World ID」を採用しています。「Wordl ID」は、利用者の瞳の虹彩情報を登録することで利用可能です。登録の際は、「Ord(オーブ)」と呼ばれる生体認証装置で虹彩情報を読み取ります。虹彩情報は指紋のように人それぞれ違うので、利用者を特定できるという特徴があります。
一般的なログイン方法といえば、メールアドレスやパスワードを使った方法がありますが、悪意ある第三者による不正ログインが問題となっています。しかし、虹彩情報を利用したWordl IDでは本人しかログインできないので、不正ログインを防止できるというメリットがあります。
虹彩情報によるログインシステムはまだ普及していませんが、将来的には一般的なログイン手段として利用される可能性があります。
無料でワールドコイン(WLD)を貰える
虹彩情報を登録してWordl IDに参加すれば、誰でも無料でワールドコイン(WLD)を貰えます。参加方法は、先述した生体認証装置「Ord(オーブ)」が置かれている拠点に出向いて登録するだけです。
Ord(オーブ)は2024年4月現在、東京や大阪、福岡など複数の主要都市などに設置されています。詳細は公式サイトで確認できます。
https://worldcoin.org/
専用アプリが用意されている
ワールドコイン(WLD)は、「World App」という専用アプリで管理可能です。 World Appでできることは、以下のとおりです。
- 仮想通貨(暗号資産)の入出金
- 取引所との連携
- ブロックチェーンゲームやDeFiとの連携
- サービスでの決済
なお、専用アプリは、iOSとAndroid OSスマホで使用可能となっており、ワールドコイン(WLD)公式サイトよりダウンロードできます。
ワールドコインの将来性
つぎに、ワールドコイン(WLD)の将来性を解説します。先述したとおり、ワールドコイン(WLD)は、ChatGPTを開発したOpenAIのCEOサム・アルトマン氏が主導する仮想通貨(暗号資産)です。サム・アルトマン氏は、OpenAIの創設だけでなく、AirbnbやStripeなどの大手企業への投資を行っているとして有名です。
同氏は核エネルギー企業の役員を務めるなどしており、その活動は大きく評価されています。また、ワールドコイン(WLD)は過去3回、投資家や企業から多額の投資を受けており、200億円以上の資金を調達しています。ワールドコインは(WLD)は諸外国での導入が進んでおり、今後の活動に期待が持てる仮想通貨(暗号資産)といえます。
ワールドコイン(WLD)の価格推移
(引用:https://coinmarketcap.com/ja/currencies/worldcoin-org/)
ワールドコイン(WLD)のこれまでの価格推移をみてみましょう。ワールドコイン(WLD)は、2023年7月に上場し、同月には340円の値をつけました。その後は、下落傾向にあり200~300円代を推移していましたが、同年12月には500円代後半まで価格上昇しました。これは、World IDアプリのアップデートや仮想通貨(暗号資産)決済サービス「Slash Payment」への対応が影響していると考えられます。
2024年2月にはさらに値を上げ1600円を記録しており、これはOpenAIの動画生成AIツール発表による期待感の表われだといえるでしょう。リリースしてから日が浅いため価格は安定していませんが、時価総額ランキングは84位となっています。(2024年4月25日時点)
ワールドコイン(WLD)の購入方法
ここからは、ワールドコイン(WLD)の購入方法を以下の手順で解説します。ワールドコイン(WLD)は国内取引所での取り扱いが無いため、海外取引所で購入する必要があります。
- 国内の取引所で口座開設する
- 送金用の仮想通貨(暗号資産)XRPを購入する
- 海外取引所で口座開設し、国内取引所からXRPを送金する
- XRPをUSDTに交換して、ワールドコインを購入する
ひとつずつみていきましょう。
国内の取引所で口座開設する
まずは、国内の仮想通貨(暗号資産)取引所で口座開設しましょう。 これから仮想通貨(暗号資産)を始める方は、アプリが使いやすく、取り扱い銘柄が多い「Coincheck」がおすすめです。
マネックスグループが運営しており、セキュリティが強固なので安心して取引できます。Coincheckのくわしい内容をこちらをご覧ください。
https://bitlending.jp/crypto-media/coincheck/
送金用の仮想通貨(暗号資産)XRPを購入する
Coincheckで口座開設できたら、次に送金用の仮想通貨(暗号資産)を購入します。送金用の仮想通貨(暗号資産)はビットコインなどでもいいですが、今回は送金に特化したリップル(XRP)を例にします。
購入方法は、Coincheckに日本円を入金し、仮想通貨(暗号資産)の銘柄でリップル(XRP)を選択し、希望数量を指定して購入します。なお、仮想通貨(暗号資産)の購入は、「販売所」と「取引所」の2種類があります。少しでも安く購入したい場合は、手数料が比較的安い「取引所」での購入をおすすめします。
海外取引所で口座開設し、国内取引所からXRPを送金する
続いて、海外の取引所で口座開設します。海外取引所はいくつかありますが、日本人利用者が多く、日本語にも対応している「Bybit(バイビット)」がいいでしょう。
https://www.bybit.com/ja-JP/
なお、登録にはメールアドレスと本人確認書類として免許証などが必要になるので、準備して口座開設してください。
Bybitでの口座開設が完了したら、以下の手順でCoincheckからXRPを送金します。
- Bybitで入金用アドレスを確認する
- CoincheckでBybitの入金先アドレスを登録する
- CoincheckからBybitへリップル(XRP)を送金する
XRPをUSDTに交換して、ワールドコイン(WLD)を購入する
さいごに、Bybitでワールドコイン(WLD)を購入します。まず、さきほど送金したリップル(XRP)をテザー(USDT)に交換します。「テザー(USDT)」とは米ドル価格と連動した仮想通貨(暗号資産)で、ワールドコイン(WLD)を購入するのに必要となります。
テザー(USDT)についての詳しい内容はこちら。
https://bitlending.jp/crypto-media/about-usdt/
まず、Bybitの取引をタップしBTC/USDTをタップします。
その中から、「XRP/USDT」を選択します。
「売り」「成行注文」になっていることを確認し、数量を入力し、「XRPを売り」をタップします。
確認画面で「XRPを売り」をタップすると、リップル(XRP)からテザー(USDT)への交換完了です。
「マイ資産」でUSDTに交換できたことを確認します。
次に、交換したUSDTでワールドコイン(WLD)を購入します。
「取引」をタップし、通貨ペアを選択します。
検索窓に「wld」と入力し、候補の中から「WLD/USDT」を選択します。
「買い」をタップし、「成行注文」となっていることを確認し、売りたいUSDT数量を入力し、「WLDを買い」をタップします。
さいごに、確認画面で「WLDを買い」をタップすればワールドコイン(WLD)の購入完了です。
ワールドコイン(WLD)に関するよくある質問
ワールドコイン(WLD)に関するよくある質問は以下の2つがあります。
- ワールドコインを貰う方法は?
- ワールドコイン(WLD)のリスクは?
ワールドコインを貰う方法は?
ワールドコイン(WLD)を貰うには、まず「World ID」に登録します。World IDの登録は、iOS・Android搭載のスマホで公式サイトにアクセスし、専用アプリからアカウントを作成します。次に、日本各地に設置されている生体認証装置「Ord(オーブ)」での虹彩情報スキャンを行えば、World IDへの登録は完了です。
登録完了後、アプリの専用ページで請求をするとワールドコイン(WLD)を受け取れます。なお、Ord(オーブ)の設置会場は、2024年4月時点で国内に24ヵ所あり、公式サイトより確認できます。来場する場合は専用アプリで事前に予約しておきましょう。
ワールドコイン(WLD)のリスクは?
ワールドコイン(WLD)は、個人情報保護の観点からリスクがあるとして複数の国で規制されています。先述したように、World IDに登録するには利用者の虹彩情報を提供する必要があります。しかし、これに対し韓国やスペインなど各国の個人データ保護機関が法律に違反するとして、利用停止の命令を出しているのです。
プロジェクトが目指す未来には期待が持てますが、民間企業にどこまで個人情報を提供していいかなど、さまざまな議論が展開されそうです。
まとめ
今回は、ワールドコイン(WLD)の特徴や将来性、買い方を解説しました。ワールドコインは取引開始から間もないため、活動内容が浸透しておらず、価格が安定していないのが現状です。しかし、プロジェクトは野心的な目標を掲げているため、他の仮想通貨(暗号資産)にはない魅力があります。
ワールドコイン(WLD)について興味をお持ちの方は、アプリを利用してWorld IDに登録してみてください。今回ご紹介したワールドコイン(WLD)のように、仮想通貨(暗号資産)は日々新しく開発されており、どれを選べば良いか迷う方もみえると思います。そのような方は、以下のおすすめ銘柄を参考にしてください。