暗号資産(仮想通貨)を運用していると、日々の価格変動に心を動かされることが少なくありません。とくに価格が上昇している局面では、「今のうちに売っておいたほうがいいのでは?」という誘惑に駆られる方も多いのではないでしょうか。

実際、当社のBitLendingサービスをご利用中のユーザーの中にも、貸し出しを始めたものの価格が上昇すると「利益を確定させたい」といった声を耳にします。 しかし、その判断、もしかすると“機会損失”につながっているかもしれません。

本記事では、なぜ「暗号資産(仮想通貨)は持ち続けたほうが得をする」と言われるのか、そして“ただ持つだけ”でなく“預けて増やす”という選択肢をご紹介します。

なぜ「今売るべき?」と感じてしまうのか

暗号資産(仮想通貨)の価格はボラティリティ(変動性)が高いため、上がるときも下がるときも激しい動きを見せます。そのため、初心者に限らず多くの投資家が感情に引っ張られやすいのが特徴です。

「今売るべき?」と感じる理由

  • SNSやニュースの影響を受けやすい
  • 利益を確定したいという欲求が強まりやすい
  • 短期の値動き=未来のトレンドと錯覚しやすい

このような背景から、「今売れば得をするのでは?」と売却に傾く心理が働きます。ですが、こうした短期的な感情が、実は長期的な利益のチャンスを逃してしまう原因になるのです。

データで見る「持ち続けた人が勝っている」実例

ここでは、ビットコインを例に見てみましょう。2020年から2025年の過去5年間の価格推移を振り返ると、以下のような傾向が見られます。

BTC/JPY5年チャート2020-2025
  • 2020年初頭:1BTC = 約80万円
  • 2021年11月:1BTC = 約770万円(当時の史上最高値)
  • 2022年末:1BTC = 約220万円(大幅調整局面)
  • 2024年4月(半減期):1BTC = 約940万円
  • 2025年5月現在:1BTC = 約1,500万円前後で推移

短期的には大きな上下があるものの、長期で見れば上昇トレンドを描いているのがわかります。

もし2020年初頭に購入し、そのまま保有していたとすれば、約5年で資産は15倍以上に膨らんでいた計算になります。

一方で、価格が急騰した局面で「利益確定」を優先し売却していた場合、その後のさらなる上昇分を享受できなかったことになります。

長期保有(ガチホ)が有利な3つの理由

コツコツと積立するイメージ

暗号資産(仮想通貨)は値動きが激しいので短期で売買する人も一定数いますが、大きな利益を生み出すために短期的な値動きに惑わされず資産を持ち続けるガチホと呼ばれる投資スタイルをする人が多く存在します。

特に投資初心者ほどガチホによって勝ちやすくなる可能性が下記の3つの理由です。

※ガチホとは「ガチ(本気)でホールド(保有)する」の略で、利益を見込んで長期的にポジションを保有することをいいます。

① タイミング投資はプロでも難しい

暗号資産(仮想通貨)市場は価格変動が激しく、日々のニュースやSNSの影響も受けやすいため、売買のタイミングを正確に判断するのは極めて困難です。実際、短期トレードで継続的に利益を出すのは、プロのトレーダーでも容易ではありません。

タイミングを誤ると、安値で売って高値で買い戻すという本末転倒な結果になりやすいのです。したがって、焦って売買を繰り返すよりも、じっくりと保有し続けることで、価格上昇の恩恵を確実に受けられる可能性が高まります。

② ドルコスト平均法が効く

価格が高いときにも低いときにも定期的に買い増す「ドルコスト平均法」は、購入価格を平均化し、高値掴みのリスクを抑える効果があります。

たとえ市場が一時的に下落しても、継続して保有することで全体のコストが下がり、回復時により高い利益を得ることができます。また、市場の動向に関係なく積立ができるため、感情に左右されず安定した資産形成が可能になります。

③ 複利効果が期待できる

長期保有の最大ともいえるメリットは、「複利効果」です。単に保有しているだけでは得られない価値も、レンディングなどのサービスを活用することで利息を得られ、その利息がさらに資産に上乗せされることで、時間とともに資産が雪だるま式に増えていきます。

特に長期にわたって運用を続けることで、この複利の威力は大きな差となって表れてきます。

BitLendingの活用で「ただ持つ」から「預けて増やす」へ

価格が上昇したときに売りたくなる気持ちは、「今売らないとチャンスを逃すのでは?」という不安の裏返しでもあります。そんなときこそ、“保有資産を活用する”という視点が大切です。

BitLendingでは、ユーザーが保有する暗号資産(仮想通貨)を貸し出すことで最高利率10%の利息を得ることができます。

なぜBitLendingが
「長期保有」に向いているのか?

  • 複数の運用提携パートナーと提携し、ポートフォリオを分散管理することで高水準の貸借料率を実現
  • 預けている期間も資産が成長する(寝かせずに活かす)
  • 定期的な利息受け取りによって複利効果も期待
  • 信頼性の高いセキュリティ機関との連携で安心して預けられる

つい、「今売らないと後悔するかも…」と売却したくなりますが、そんなときにBitLendingに預けることで“持ち続ける理由”を作ることで目先の利益ではなく、未来を見据えた投資ができるようになるかもしれません。

売らずに増やす長期保有という新しい選択を

価格が急上昇して利益確定の誘惑に駆られるよりも、「なぜ自分はこの資産を持っているのか?」を再確認することが、長期的な成功への第一歩です。

価格が上がっているときに売るのではなく、「持ち続けること」そのものが戦略であり、成果につながることも多いのが暗号資産(仮想通貨)の特徴です。

そして、「ただ持つ」だけでは不安な方には、BitLendingで“資産を働かせる”という方法もあります。焦って売る前に、ぜひ一度、保有しながら利息を得るという選択肢も検討してみてください。

焦らず、長期的な目線で、資産形成を一緒に続けていきましょう。

コラムに関する注意事項

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また、本記事は特定の投資行動を推奨するものではなく、あくまで情報提供を目的としたものです。

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