ビットコイン(BTC)1週間の分析と見通し|日米金融政策とマグニフィセント7決算に注目
2026.04.27
当記事は今週(短期予想)のビットコインマーケットのテクニカル分析と見通しです。ビットコインの今後について短期から長期にわたる詳細な分析と見通しは、下記リンクもあわせてご覧ください。
【ビットコインマーケット総合予測】ビットコインの今後はどうなる?|直近のマーケットの見方と2026年以降の将来性・リスクをやさしく徹底解説
今週のビットコイン(BTC)相場は、日米金融政策と米大型ハイテク決算を同時に消化する重要週です。対象期間は2026.04/27-05/03、先週の振り返り対象は2026.04/20-04/26です。
先週は、米国とイランを巡るニュースに左右されながらも、米株市場では半導体・AI関連株の強さが目立ち、BTCも下値を切り上げる展開となりました。今週はFOMC、日本銀行の金融政策決定会合、さらにMETA・AMZN・MSFT・GOOG・AAPLの決算が重なるため、リスク選好が続くか、いったん材料出尽くしとなるかが焦点です。
先週のビットコイン相場
重要な経済指標発表の影響
先週は、米国の消費・企業景況感に関する指標が相場の下支え材料と警戒材料の両面を示しました。3月の米小売売上高は前月比で大きく伸び、消費の底堅さが意識されました。一方で、ガソリン価格上昇の影響も含まれているため、単純な景気の強さとして評価するには注意が必要です。
また、S&P Globalの米国PMIは総合・製造業・サービス業のいずれも景気拡大圏を維持し、特に製造業の改善が目立ちました。ただし、中東情勢に伴う供給不安や在庫積み増し需要が受注を押し上げた面もあり、持続性については今後の確認が必要です。
一方、ミシガン大学消費者信頼感指数は49.8と低水準にとどまり、家計マインドにはインフレ懸念と地政学リスクの影響が残っています。したがって先週の指標は、「景気はまだ崩れていないが、インフレと消費者心理には不安が残る」という整理になります。
Monthly Retail Trade – Sales Report|U.S. Census Bureau
PMI Releases|S&P Global
Surveys of Consumers|University of Michigan
目立った価格の動きとその要因
BTCは週初に73,000ドル台後半から始まり、週央には79,000ドル台半ばまで上昇する場面がありました。24日は終値ベースでやや押し戻されましたが、週を通じては安値を切り上げる展開が続き、リスク選好の回復を反映した動きとなりました。
背景には、米国・イランを巡る緊張が続きながらも、停戦延長や交渉再開期待が断続的に出たこと、さらに米株市場で半導体・AI関連株が買われたことがあります。BTCは単独で強材料が出たというより、株式市場のリスク許容度回復に連動してじり高となった印象です。
Bitcoin Historical Data|CoinMarketCap
Trump says the US will extend its ceasefire with Iran at Pakistan’s request|AP News
金融マーケットで注目すべき動きとその要因
先週の米株市場では、和平協議を巡るヘッドラインに左右されながらも、週後半に半導体・AI関連株が相場を押し上げました。特にインテルの好決算をきっかけに、ハイテク株の業績耐性が見直され、NASDAQやS&P500は堅調さを維持しました。
BTCにとっては、米金利やドル指数だけでなく、NASDAQ主導のリスク選好が重要な材料です。大型ハイテク株が相場をリードする局面では、仮想通貨(暗号資産)市場にも資金が回りやすくなります。ただし、今週はその大型ハイテク決算が集中するため、期待が先行しすぎている場合は、好決算でも利益確定が出る可能性があります。
Weekly Market Performance|LPL Financial
Mag 7 earnings preview April 2026|Saxo
地政学リスク
地政学面では、米国とイランを巡る緊張が引き続き主要テーマでした。ホルムズ海峡の通航や米国の封鎖姿勢、和平協議の行方を巡って市場は一喜一憂し、原油価格や株式市場を通じてBTCにも波及しました。
先週のBTCは、地政学リスクが完全に後退したというよりも、リスクを抱えながらも米株高に支えられた上昇と見るのが自然です。今週も中東情勢が悪化すれば、原油高、インフレ懸念、米金利上昇を通じてBTCの上値を抑える可能性があります。
Trump says the US will extend its ceasefire with Iran at Pakistan’s request|AP News
No headway in Middle East peace efforts as US and Iran refuse to yield|The Guardian
免責事項(投資助言ではありません)
本記事は、ビットコイン(BTC)に関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買・投資行動を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。
また、記事内で扱う価格予測は、将来の価格を保証するものではありません。「当たる/外れる」ではなく、想定レンジと前提条件(何が起きたら強気・弱気に傾くか)を整理する材料として活用してください。
【BTC/JPY】日足で見る今後1週間のテクニカル分析

現状の認識と結論
BTC/JPYの日足では、2月以降の大きな下落局面から反発し、直近は1,200万円台前半の移動平均線群を上回って推移しています。足元の価格は1,260万円台まで戻しており、短期的には買い優勢の形です。
MACDもプラス圏で推移し、シグナルを上回る状態が続いています。ヒストグラムの拡大はやや落ち着きつつありますが、現時点ではトレンド転換よりも上昇継続を確認する局面です。結論としては、1,200万円近辺を維持できる限り、上値を試す余地が残ると見ます。
日足チャートで確認したいポイント
まず確認したいのは、直近の上昇が単なる自律反発ではなく、移動平均線を上回った状態を維持できるかです。BTC/JPYの日足では、1,190万円台後半から1,200万円台前半にかけて移動平均線が集まっており、この価格帯が短期の下値支持帯として機能するかが重要です。
次に、現在の1,260万円台を保ったまま、1,270万円前後を明確に上抜けできるかです。ここを突破できれば、下落後の戻りが一段と強まったと見られやすくなります。反対に、上値で失速し1,200万円近辺を割り込む場合は、いったん上昇の勢いが鈍ったと判断されやすくなります。
今後1週間の重要ライン
- 上値の第一関門:1,270万円前後
- 上抜け後の次のめど:1,300万円台前半
- 短期サポート:1,200万円台前半
- 下値の次のめど:1,190万円台後半
- 地合い悪化時の警戒帯:1,150万円台
今週は、上値では1,270万円前後、下値では1,200万円近辺が分岐点です。上に抜けた場合は1,300万円台前半への回復を試しやすく、下に抜けた場合は移動平均線を再び割り込む形となるため、短期の買い勢いにブレーキがかかる可能性があります。
シナリオ別:今後1週間の見立て
強気シナリオでは、FOMCや日銀会合を大きな波乱なく通過し、米大型ハイテク決算が好感されることが条件です。この場合、NASDAQ主導のリスク選好が続き、BTC/JPYは1,270万円前後を突破して、1,300万円台前半を試す展開が考えられます。
中立シナリオでは、決算や金融政策イベントを控えて様子見が強まり、1,200万円台前半から1,270万円前後のレンジで推移する形です。MACDはプラス圏を維持しつつも、ヒストグラムの伸びが鈍る場合は、上昇の勢いを確認する時間帯に入ります。
弱気シナリオでは、FOMC後に米金利が上昇する、日銀会合を受けて円高・株安が進む、または大型ハイテク決算で利益確定が強まるケースです。この場合、BTC/JPYは1,200万円近辺を割り込み、1,190万円台後半から1,150万円台まで下値を確認する可能性があります。
Meeting calendars and information|Federal Reserve
Release Schedule|Bank of Japan
Mag 7 earnings preview April 2026|Saxo
チェック項目
- BTC/JPYが1,200万円近辺の移動平均線群を維持できるか
- 1,270万円前後を終値ベースで上回れるか
- MACDがプラス圏を維持し、シグナルとの距離を保てるか
- FOMC後に米金利とドル指数が上昇しすぎないか
- 米大型ハイテク決算後にNASDAQの上昇が続くか
BTC/JPY日足チャート(ユーザー添付スクリーンショット参照)|TradingView
Meeting calendars and information|Federal Reserve
まとめ
BTC/JPYの日足は、移動平均線群を上回って推移しており、短期的には買い優勢です。ただし、今週は金融政策と大型決算が重なるため、上昇継続には外部環境の支援が必要です。
特に重要なのは、1,200万円近辺を守りながら1,270万円前後を突破できるかです。この条件を満たせば上値追いが続きやすく、反対に1,200万円を割り込む場合は、いったん調整を想定した慎重な見方が必要になります。
今週の経済イベント
| 月 | 日 | 曜日 | 日本時間 | 国 | 経済イベント | 重要度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 04 | 28 | 火 | 22:00 | 米国 | S&Pケースシラー住宅価格指数 2月 | ★★★☆☆ |
| 04 | 28 | 火 | 23:00 | 米国 | リッチモンド連銀製造業指数 4月 | ★★★☆☆ |
| 04 | 28 | 火 | 23:00 | 米国 | コンファレンスボード(CB)消費者信頼感指数 4月 | ★★★★☆ |
| 04 | 28 | 火 | 未定 | 日本 | 日本銀行金融政策決定会合 | ★★★★☆ |
| 04 | 29 | 水 | 21:30 | 米国 | 耐久財受注(速報値)3月 | ★★★★☆ |
| 04 | 29 | 水 | 21:30 | 米国 | 住宅着工件数 3月 | ★★★☆☆ |
| 04 | 29 | 水 | 27:00 | 米国 | FOMC(連邦公開市場委員会) | ★★★★★ |
| 04 | 30 | 木 | 10:30 | 中国 | 購買担当者景気指数(PMI)製造業・サービス業 4月 | ★★★☆☆ |
| 04 | 30 | 木 | 18:00 | ユーロ圏 | 消費者物価指数(HICP・概算値速報)4月 | ★★★☆☆ |
| 04 | 30 | 木 | 18:00 | ユーロ圏 | 2026年第1四半期GDP(速報値) | ★★★★☆ |
| 04 | 30 | 木 | 21:15 | ユーロ圏 | ECB政策金利会合 | ★★★★★ |
| 04 | 30 | 木 | 21:30 | 米国 | 個人消費支出(PCE)価格指数 3月 | ★★★★☆ |
| 04 | 30 | 木 | 21:30 | 米国 | 新規失業保険申請件数 04/19-04/25 | ★★★☆☆ |
| 04 | 30 | 木 | 21:30 | 米国 | 2026年第1四半期実質GDP(速報値) | ★★★★★ |
| 04 | 30 | 木 | 22:45 | 米国 | シカゴ購買部協会景気指数(PMI)4月 | ★★★☆☆ |
注目イベントの理由
今週の最大の焦点は、FOMCと日銀金融政策決定会合です。FOMCは4月28日から29日に開催され、市場では政策金利の据え置きが基本線と見られます。ただし、先週の小売売上高やPMIが底堅さを示す一方、消費者心理とインフレ期待には不安が残るため、声明文や記者会見で今後の金融政策に対する姿勢がどう示されるかが重要です。
日銀は4月27日から28日に金融政策決定会合を開きます。今回は大きな政策変更がなかったとしても、次回以降の利上げ観測や円相場への影響がBTC/JPYに波及する可能性があります。円高が進む場合、ドル建てBTCが堅調でも円建てBTCの上値は抑えられやすくなります。
さらに、4月29日にMETA、AMZN、MSFT、GOOG、4月30日にAAPLの決算が予定されています。AI投資、クラウド需要、広告収益、設備投資計画が好感されれば、NASDAQ主導のリスク選好が続きやすく、BTCにも追い風です。一方で、期待が高い分、ガイダンスが弱い場合は株式市場の利益確定を通じてBTCにも下押し圧力がかかります。
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Mag 7 earnings preview April 2026|Saxo
今週の見通しのまとめ
今週のBTCは、単独材料よりも、日米金融政策、米大型ハイテク決算、中東情勢の組み合わせで方向感が決まりやすい局面です。FOMCを無難に通過し、ハイテク決算が市場心理を支えれば、BTC/JPYは上値を試す展開が続く可能性があります。
一方で、米金利上昇、円高進行、決算後の株安、中東情勢の再緊迫化が重なる場合は、1,200万円近辺のサポートを試す展開も想定されます。したがって今週は、「金融政策を無難に通過できるか」と「大型決算後もリスク選好が続くか」を軸に見ていく必要があります。
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Release Schedule|Bank of Japan
No headway in Middle East peace efforts as US and Iran refuse to yield|The Guardian
BTC積立企画
2023年6月から月毎に10万円分の暗号資産を実際に積み立てていき、そのポートフォリオを公開する企画です。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、日本の取引所でも取り扱われており、米ドルとペッグ(連動)するステーブルコインであるダイ(DAI)を対象としています。
これまでの暗号資産積み立ての状況
Accumulation Status
[期間:2023.06.05 〜 2026.05.11]
ポートフォリオの現在の資産価値
円
含み益(現在の資産価値 - 合計積立金額)
円
利益率
%
積み立て回数
16 回
合計積立金額
1,600,000 円
ポートフォリオの構成
ポートフォリオ
| 銘柄 | シンボル | 対円レート | 保有数量 | 日本円換算 | 構成比 |
|---|---|---|---|---|---|
| ビットコイン | BTC | [BTC/JPY]円 | 0.1523 BTC | 円 | % |
| イーサリアム | ETH | [ETH/JPY]円 | 1.8884 ETH | 円 | % |
| ダイ | DAI | [DAI/JPY]円 | 80 DAI | 円 | % |