利益確定の動き加速 上値が重い展開|ビットコイン予測 今週のポイント2023.12/18-24
2023.12.18
今週のビットコイン市場のポイント
2023.12/18 〜 24
暗号資産積立ポートフォリオについて
毎月一度、10万円分の暗号資産を購入し積み立てていきます。
購入する銘柄は「ビットコイン」と「イーサリアム」、そして米ドルペッグ通貨である「ダイ」の中から選択します。積立ポートフォリオはマーケットの動向に対して最適となるよう銘柄の構成比を調整していきます。
暗号資産ポートフォリオの変更
[7回目]12月の10万円分の積立は以下の通りです。
また、今回は当面について円安傾向の終焉と判断したため、これまで積み立てたDAIを売却してBTCとETHを買い増し、ポートフォリオのローテーションを行い、リバランスしています。[DAI/JPY|147.999]のレートにて
405DAIを売却し、59,939円の売却分を半分ずつBTCとETHの購入に回します。
よって今回は BTCを毎月の積立分と合わせて約10万円分、またETHを積立分と合わせて約6万円分購入します。
[BTC/JPY|5,629,500]のレートにて
BTCに100,206円分
0.0178BTCを購入しました。
[ETH/JPY|308,500]のレートにて
ETHに59,386円分
0.1925ETHを購入しました。
先週のビットコイン市場の振り返り
先週は欧米を中心に各国中央銀行の会合と多くの経済指標の発表があり、注目を集めた週となり、金融市場ならびに暗号資産市場は動きのある週となりました。
暗号資産市場では、週開けから予想されていた利益確定の売りがあり、BTCが640万円台から610万円台へ下落し、一時600万円割れまで進む場面がありました。その後12日の米国消費者物価指数(CPI)の前年比若干の伸びを嫌気し、また13日の米国生産者物価指数(PPI)で若干の反発を見せるなど上下に振れのある展開となりました。さらにFOMCの発表が予想外のハト派的内容であったにも拘わらず、暗号資産市場は軟調な動きとなり、BTC596万円程度、ETH31万円台半ば、XRP88円前後で週を終えています。
米国金融市場の動きは、暗号資産市場とは大きく異なった展開となりました。株式市場では経済指標の発表を楽観的に捉え週初から堅調な動きを見せ、FOMCの発表後はさらに強い動きとなり、NYダウ平均は高値を更新しています。また米国10年債利回りは3.91%まで低下しています。
今週の注目の経済イベント
今週も多くの経済指標の発表がありますが、米国では先週FOMCで政策金利の据え置きが発表され、FOMCメンバーによる2024年の金利予測で0.75%程度の利下げが見込まれ、会合後のパウエルFRB議長のコメントが予想外のハト派的な内容であったことから、今週の金融市場は経済指標にはあまり反応することはなく、金融当局の発表内容について精査していく週となるのではないでしょうか。
一方、国内では日本銀行の金融政策決定会合が週初開催されます。今回の会合について市場関係者の多くが政策の据え置きを予想し、マイナス金利解除が来年4月までに行われるとの予想が強くなっています。今回のポイントは来年の金融政策正常化に向けたヒントを探ることになると思われますが、関係者の中には「1月のマイナス金利解除を検討していることは明らか」とより踏み込んで考えている向きもあり、為替相場への影響も有るだけに眼が離せない会合になります。
今週のビットコイン・暗号資産マーケットの見通し
先週の暗号資産市場は、利益確定の動きが顕著になり、特に主要な暗号通貨であるビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)では上値の重さが確認されました。投資家の間では、特に高騰した暗号資産の価格が一段落し、次の大きな動きを待っているという空気が漂っています。この状況は、短期間に急激な価格上昇を経験した後の典型的な市場の行動と言えます。
一方、アメリカの証券取引委員会(SEC)によるビットコインやイーサリアムを対象とした現物ベースの上場投資信託(ETF)に関する動向も市場の注目を集めています。ただし、近々新しい発表があるという期待は薄く、これが暗号資産市場に与える影響は限定的かもしれません。ビットコインについては、4万ドル台前半、つまり約600万円前後でのもみ合いが予想されており、この価格帯での安定が今後の市場の方向性を示唆する重要な指標になるでしょう。
加えて、暗号資産市場全体に影響を与える可能性のあるマクロ経済的要因も無視できません。世界的な金融政策の動向や、各国の経済指標の発表は、暗号資産市場の投資家のセンチメントに直接影響を与える可能性があります。特に、米国の金融政策や日本銀行の政策決定が為替市場だけでなく、より広範な金融市場に影響を与えることから、暗号資産市場においてもこれらの要素を注視する必要があります。
このように、先週の暗号資産市場は利益確定による上値の重さと、マクロ経済的な要因に注目が集まり、短期的なもみ合いが予想される中、今後の市場の方向性を見極めるための重要な時期になっています。
これまでの暗号資産積み立ての状況
Accumulation Status
[期間:2023.06.05 〜 2024.11.27]
2023年6月から月毎に10万円分の暗号資産を実際に積み立てていき、そのポートフォリオを公開する企画です。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、日本の取引所でも取り扱われており、米ドルとペッグ〔連動〕するステーブルコインであるダイ(DAI)を対象としています。
ポートフォリオの現在の資産価値
円
含み益(現在の資産価値 - 合計積立金額)
円
利益率
%
積み立て回数
16回
合計積立金額
1,600,000円
ポートフォリオの構成
ポートフォリオ
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銘柄 | シンボル | 対円レート | 保有数量 | 日本円換算 | 構成比 |
---|---|---|---|---|---|
ビットコイン | BTC | [BTC/JPY]円 | 0.1523 BTC | 円 | % |
イーサリアム | ETH | [ETH/JPY]円 | 1.8884 ETH | 円 | % |
ダイ | DAI | [DAI/JPY]円 | 80 DAI | 円 | % |