近年、NFTという言葉を見聞きする機会が多くなり、利用できる場面も徐々に増えつつあります。 しかし、どのように手に入れたら良いかわからない方もみえると思います。 そこで今回は、NFTマーケットプレイスの「OpenSea」にログインしてNFTを購入する方法を解説します。

なお、NFT購入に必要なウォレットのインストールや、OpenSeaにログインできない場合の対処法もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

NFT購入に関する基礎知識

パソコンと暗号資産(仮想通貨)

まずは、NFT購入に関する基礎知識をみてみましょう。

  • OpenSea(オープンシー)とは?
  • MetaMask(メタマスク)とは?

どちらもNFT取引には必要な要素なので、この機会に覚えておきましょう。

OpenSea(オープンシー)とは?

OpenSea(オープンシー)とは、世界最大規模のNFTマーケットプレイスです。 「NFTマーケットプレイス」とは、NFTの購入・自作した作品の販売、また購入したNFTを転売できる売買プラットフォームのことです。

OpenSeaは、2017年12月にサービスを開始し、2023年の時点で8,000万点以上のNFT作品を取り扱っています。 NFT作品のなかには、「BAYC(Bored Ape Yacht Club)」や「CryptoPunks」といった有名作品もあります。 取り扱っているジャンルは、以下のようなものがあります。

  • デジタルアート
  • 写真
  • 動画
  • デジタルミュージック
  • トレーディングカード
  • ゲームのキャラクターやアイテムなど

また、OpenSeaは複数の暗号資産(仮想通貨)に対応しており、イーサリアム(ETH)やポリゴン(Polygon)、ソラナ(Solana)などの8種類が利用可能です。

MetaMask(メタマスク)とは?

MetaMask(メタマスク)とは、イーサリアム系のブロックチェーンに対応したウォレットのことです。 簡単にいうと、暗号資産(仮想通貨)やNFTを保管しておける財布のようなものです。 OpneSeaでNFT取引をするには、ウォレットと連携する必要があります。 対応ウォレットは、主に以下があります。

  • MetaMask(メタマスク)
  • Coinbase Wallet(コインベースウォレット)
  • WalletConect(ウォレットコネクト)

なかでも、初心者へのおすすめはもっともメジャーなMetaMaskです。 MetaMaskは無料で利用可能で、複数のプラットフォームと連携できるウォレットです。

OpenSeaにログインするための事前準備

テーブルに載せられたパソコンとメモ帳

OpenSeaにウォレットを連携するために、下記の準備をします。

  • MetaMaskのインストール
  • MetaMaskに暗号資産(仮想通貨)を送金

MetaMaskさえあればOpenSeaにログインできますが、NFT購入には暗号資産(仮想通貨)が必要なので、この機会に用意しておきましょう。

MetaMaskのインストール

まず、OpenSeaと連携するために、暗号資産(仮想通貨)ウォレットのMetaMaskをインストールします。 MetaMaskはGoogleChromeなどのブラウザ拡張機能で利用可能です。 そのため、ブラウザをまだ持っていない方は事前に準備しておきましょう。 ブラウザの準備ができたら、以下のMetaMask公式サイトへアクセスします。

https://metamask.io/

1. アクセスできたら、「ダウンロードボタン」をクリックしてください。

2. 続いて、「Create a Wallet」をクリックし、そのまま「パスワード」を設定します。

3. パスワード設定後は、「シークレットリカバリーフレーズ」が表示されるので、紙などに必ずメモしておきましょう。

「シークレットリカバリーフレーズ」とは、12個の英単語からなる暗号データのことで、パスワードを忘れたときや、ブラウザ変更時に必要となります。 シークレットリカバリーフレーズが漏洩してしまうと、ウォレット内の資産が盗まれてしまうので、第三者に聞かれても絶対に教えてはいけません。

なお、インストールするときはGoogleなどで「メタマスク」と検索すると、詐欺サイトが表示される危険があるので注意が必要です。 そのため、上記で紹介した公式URLからアクセスしてください。 以上で、MetaMaskのインストール完了です。

MetaMaskに暗号資産(仮想通貨)を送金する

OpenSeaでNFTを購入する場合、イーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)が必要です。 まだ暗号資産(仮想通貨)を持っていない場合は、以下の手順で事前に用意しておきましょう。

  • 国内の暗号資産(仮想通貨)取引所で口座開設する
  • イーサリアムを購入する
  • 取引所からMetaMaskにイーサリアムを送金する

なお、初心者におすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所は、アプリダウンロード数No.1のCoincheckです。 アプリが使いやすく、取り扱い通貨が豊富な国内取引所です。

Coincheckについてのくわしい内容はこちら

https://bitlending.jp/crypto-media/coincheck/

OpenSeaにMetaMaskを連携させる方法

OpneSeaのイメージ

ウォレットの準備ができたら、OpenSeaと連携しましょう。

1. まずは、以下のOpenSea公式サイトにアクセスします。

https://opensea.io/

2. 次に、画面右上のログインアイコンをクリックします。

OpenSeaでログインするときの手順

3. ウォレット選択画面で「MetaMask」を選択します。

OpneSeaでログインするときのウォレット選択

4. MetaMaskの画面が表示されるので、「次へ」をクリックし後は画面の指示に従って連携します。

OpneSeaでログインするときのMetaMask確認

5. 続いて、プロフィールアイコンをクリックして、「Settings」からユーザー名とメールアドレスを設定します。

OpenSeaでプロフィールを設定する方法

6. すると、OpenSeaよりメールが届くので、「VERIFY MY EMAIL」をクリックして、接続完了です。

なお、詐欺被害を事前に防ぐため、MetaMaskインストール時と同様、OpenSeaもGoogleなどの検索エンジンではなく上記の公式URLからアクセスしてください。

OpenSeaでNFTを購入する方法

電子部品の上に乗せられたNFTと書かれたブロック

OpenSeaとMetaMaskの連携が完了したら、NFTを購入してみましょう。

1. OpenSeaの検索窓で希望のNFTを調べて、買いたいNFTを選択します。 アートやゲームなどのカテゴリーやランキングからも検索できます。

2. 購入したいNFTの「Buy now」をクリックします。

OpenSeaでNFTを購入する手順

3. 内容を確認して、下記の箇所にチェックを入れます。

OpenSeaでNFTを購入するときの確認事項

4. 続いて、MetaMaskの画面が表示されるので「ガス代」と呼ばれる手数料を確認して、手続きを進めます。

以上で購入完了です。 画面右上のウォレットアイコンから購入したNFTを確認できます。 なお、ガス代はブロックチェーンの混雑状況により価格が変動します。 そのため、ガス代が高すぎる場合はいったんキャンセルして、時間をおいてから購入しましょう。

OpenSeaにログインできないときの対処法

タブレットに表示されたログイン画面

ここでは、OpenSeaにログインできないときの対処法を解説します。

  • Chromeブラウザのサイト設定を変更する
  • ブラウザからMetaMaskをいったん削除して入れなおす

ログインできずに困っている方は、下記で紹介する手順を順番に試してみてください。

ブラウザのセキュリティ設定を変更する

まずは、Chromeのセキュリティ設定を変更します。 なぜなら、OpenSeaを不審なサイトと検知してログインできない場合があるからです。 そのため、以下の手順で設定を変更しましょう。

1. Chromeの画面右上の「三点マーク」「設定」の順にクリックします。

ブラウザのセキュリティ設定変更方法

2. 「プライバシーとセキュリティ」、「サイトの設定」をクリックします。

ブラウザのセキュリティ設定変更方法

3. 画面を下にスクロールし、「ポップアップとリダイレクト」を選択します。

ブラウザのセキュリティ設定変更方法

4. 「ポップアップの送信やリダイレクトの使用を許可するサイト」の追加をクリックし、「https://opensea.io/」を貼り付けて完了です。

ブラウザのセキュリティ設定変更方法

設定後、OpenSeaにログインしてみましょう。 もしログインできない場合は、次の手順をお試しください。

ブラウザでMetaMaskを削除し再インストールする

ChromeのMetaMask拡張機能を削除して、再びインストールすると解決する場合があります。 ちなみに、再度インストールする場合にはシークレットリカバリーフレーズが必要になります。 再インストールする手順は、以下のとおりです。

1. Chromeの画面右上の拡張アイコンからMetaMask右の三点マークをクリックし、「Chromeから削除」を選択します。

ブラウザからMetaMaskを削除する手順

2. 確認画面が表示されるので「削除」をクリックして削除完了です。

ブラウザからMetaMaskを削除するときの確認

3. 削除後、MetaMask公式サイトにアクセスし、再びインストールします。

4. 再インストールする場合は、「ウォレットのインポート」を選択し、シークレットリカバリーフレーズを入力します。

以上で、MetaMaskの再インストール完了です。 OpenSeaにアクセスしてログインできるか試してみてください。

まとめ

スマホに表示されたOpenSeaとメモ帳

今回は、OpenSeaとMetaMaskを連携してログインする方法・NFTの購入方法を解説しました。 OpenSeaは世界最大規模のNFTマーケットプレイスで、多くの方が利用しています。 高額な人気作品もありますが、なかには数千円で手軽に購入できるNFTもありますので、お好みのNFT作品を見つけてみてください。

なお、国内の暗号資産(仮想通貨)取引所は複数ありますが、初心者におすすめなのは、アプリが使いやすいCoincheckです。 マネックスグループが運営しており、セキュリティが高いので、安心して取引がしたい方はチェックしてみましょう。

Coincheckについてのくわしい内容はこちら

https://bitlending.jp/crypto-media/coincheck/