Kinka Gold(キンカゴールド/XNK)とは? 特徴と購入するメリットについて解説!
2024.11.01
2024年2月に仮想通貨(暗号資産)取引所に上場を果たした注目の仮想通貨(暗号資産)があります。それがKinka Gold(キンカゴールド)です。この記事では、キンカゴールドがどういった仮想通貨(暗号資産)なのか、またその購入方法と購入にあたってのメリット・デメリットについて解説します。最後にキンカゴールド(XNK)の運用として注目の方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
キンカゴールド(XNK)とは?
引用元:https://finance.yahoo.com/news/kinka-gold-launches-japanese-tokenized-044000133.html
キンカゴールド(XNK)は、ティッカーシンボル「XNK」で表される金価格連動型ステーブルコインです。ステーブルコインとは、米ドルや日本円などの法定通貨、または金、原油などのコモディティの価値を裏付けとして、価格が安定するように設計された仮想通貨(暗号資産)のことです。キンカゴールド(XNK)は、金1トロイオンス(約31.1g)の市場価格が、1XNKの価格とほぼ等しくなるように設計されています。キンカゴールドの主な特徴としては、以下の4つです。
- 金地金取引を専門とする国内上場企業の海外子会社が発行
- 金の現物と交換可能
- 金の品質が高い
- ERC-20規格に対応
金地金取引を専門とする国内上場企業の海外子会社が発行
キンカゴールド(XNK)は、金地金取引事業を営む日本企業・第一商品株式会社の海外子会社Kinka(BVI).Ltdが発行しています。キンカゴールド(XNK)は、Kinka(BVI).Ltdが保有する現物の金を裏付け資産として発行されています。第一商品株式会社は、長年にわたり金の地金取引を専門に扱っており、東証スタンダード市場にも上場している実績のある企業です。そのため、キンカゴールド(XNK)は第一商品の社会的実績に信頼度が裏付けられたステーブルコインであるともいえるでしょう。
金の現物と交換可能
キンカゴールド(XNK)のもう一つの特徴として、現物の金と交換できる点があげられます。交換時は金10kg以上かつ1kg単位での交換となるため、約320XNK以上のキンカゴールド(XNK)を所有していなければ交換することはできませんが、仮想通貨(暗号資産)を現物の金に変えられるというのは、これまでにない魅力の1つといえます。
金の品質が高い
キンカゴールド(XNK)の価値を裏付けている金は、第一商品株式会社によってその品質が担保されています。そのため、金の品質が良いジャパンブランドであるのもポイントです。これらの金は英国ロンドン貴金属市場協会(LBMA)による「グッド・デリバリー・スタンダード」という厳格な基準を満たしており、厳重なセキュリティで保管されています。
ERC-20規格に対応
キンカゴールド(XNK)は、現在最も普及しているトークン規格であるERC-20規格に対応しています。これにより、ERC-20規格に対応している分散型取引所(DEX)等での取引や、自らのウォレットで管理することが可能になるため、利便性の高い実質的な金の取引が実現可能です。
キンカゴールド(XNK)の購入方法
ここからはキンカゴールド(XNK)に興味を持っている方に向け、キンカゴールド(XNK)を購入する方法について解説します。キンカゴールド(XNK)は現在、金融庁より認可を受けた日本国内の仮想通貨(暗号資産)取引所での取り扱いはなく、海外の取引所を介して購入することが可能です。そのため、キンカゴールド(XNK)を取得するためには、まず国内の取引所で仮想通貨(暗号資産)を購入し、それを海外の取引所に送金する必要があります。以下はキンカゴールド(XNK)を購入するための3ステップです。
- 1 国内の取引所で仮想通貨(暗号資産)を購入する
- 2 購入した仮想通貨(暗号資産)を海外取引所に送金する
- 3 海外取引所でキンカゴールド(XNK)を購入する
国内の取引所で送金用仮想通貨(暗号資産)を購入
まずは、海外取引所に送金するための仮想通貨(暗号資産)をbitbankやCoincheckなどの国内取引所で購入します。送金を目的としてさまざまなユーザーに購入される仮想通貨(暗号資産)の一例としては、送金の速さと手数料の安さが特徴のリップル(XRP)が挙げられます。リップル(XRP)に関する詳しい情報は、下記の記事を参考にしてください。
https://bitlending.jp/crypto-media/about-xrp/
海外の取引所に送金する
リップル(XRP)を例に次のステップを説明します。国内取引所でリップル(XRP)を購入した後、キンカゴールド(XNK)を購入できる海外取引所の口座へリップル(XRP)を送金します。キンカゴールド(XNK)を取り扱っている海外取引所は現時点(2024年6月)で以下の3つです。送金前にはいずれかの取引所で口座開設を完了しておきましょう。
- MEXC
- BitMart
- CoinW
中でも、CoinWは2017年に立ち上げられた仮想通貨(暗号資産)取引所で、数ヵ国で金融関連のライセンスを保有しています。キンカゴールド(XNK)の取り扱いは2024年2月から開始しました。セキュリティの高さに定評があり、キンカゴールド(XNK)の購入先候補の1つとして注目の取引所といえます。
なお、海外に仮想通貨(暗号資産)送金する際、送金先アドレスを間違えないよう注意してください。間違ったアドレスに送金した場合、送金したリップル(XRP)を失ってしまうリスクがあります。
海外取引所でキンカゴールド(XNK)を購入する
キンカゴールド(XNK)は、現時点(2024年6月)でいずれの取引所においてもテザー(USDT)と呼ばれるステーブルコインと交換することで購入できます。そのため、まずは送金したリップル(XRP)を海外取引所でテザー(USDT)に交換します。その後、交換したテザー(USDT)でキンカゴールド(XNK)を購入しましょう。
キンカゴールド(XNK)を購入するメリット
キンカゴールド(XNK)を購入する主なメリットとして以下の3つがあります。
- 少額から金に投資できる
- 金の物理的なセキュリティの高さ
少額から金に投資できる
キンカゴールド(XNK)のメリットとして、少ない金額を元手に金に投資できることが挙げられます。金は安全資産として投資家からの信頼が厚く、以下のグラフが示すように、2000年代に入ってから現在にいたるまで価格は上昇し続けています。
金の現物を購入して投資しようとすると、最低でも数万円は購入資金を用意しなければなりません。極めて少額から安全資産である金に投資できる点が魅力です。
引用元:https://www.dai-ichi.co.jp/gold/price.asp
金の現物を購入して投資しようとすると、最低でも数万円は購入資金を用意しなければなりません。一方で、キンカゴールド(XNK)は最低購入数量が0.001XNKであるため、現時点(2024年6月)では約340円と、極めて少額から安全資産である金に投資できる点が魅力です。
価格変動が少なく安定している
キンカゴールド(XNK)の2つ目のメリットとして、価格の変動が少なく価値が安定していることが挙げられます。ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といったほかの仮想通貨(暗号資産)は、裏付けとなる資産がなく、それぞれの需要と供給で価格が決まります。それゆえに、1日で10%以上価格が変動することもしばしば見受けられます。一方で、キンカゴールド(XNK)は、価値が安定している金の価格と連動しているため、日々の保有資産額の増減に頭を悩ませることが比較的少ないといえるでしょう。
金の物理的なセキュリティの高さ
キンカゴールド(XNK)は金に価値が裏付けられたステーブルコインですが、その金を厳重に保管している点も安心材料となっています。金の保管場所については、多くの方が非常に厳重な施設で管理されているイメージを抱いていると思います。実際、金は極めて強固なセキュリティを誇る環境で管理されており、キンカゴールド(XNK)の価値を裏付ける金もその例外ではありません。
また、金地金取引事業を営む日本企業・第一商品株式会社の海外子会社Kinka(BVI).Ltdは、金を保管している倉庫を専門組織の警護を通じて厳重に管理するなど、非常に強固な物理的セキュリティ体制を敷いています。金は世界で最も価値を有する資産の1つであるため、こうした管理体制を整えることは決して大げさとはいえません。このように、セキュリティに重きを置いている点もほかにはないキンカゴールド(XNK)の安心材料の1つであるといえるでしょう。
キンカゴールド(XNK)を購入するデメリット
一方で、キンカゴールド(XNK)の購入には主に以下2つのデメリットがあるため注意しておきましょう。
- 時価総額が低い
- 短期間で大きな利益が見込めない
時価総額が低い
キンカゴールド(XNK)のデメリットとして、まだ知名度が低く時価総額が低いことが挙げられます。今年2月に上場したばかりということもあり、2024年6月時点で時価総額は全仮想通貨(暗号資産)の中で3320位と低い位置にあります(CoinMarketCap参照)。ただし、投資家の売買注文にいつでも応じられるよう、流動性を供給する施策を発行元のKinka(BVI).Ltdが講じているため、売買がまったくできないといった心配はありません。
今後、キンカゴールド(XNK)の注目度が高まっていくことで、時価総額や流動性も一層高まっていく可能性があります。
短期間で大きな利益が見込めない
キンカゴールド(XNK)の2つ目のデメリットとして、その性質上、短期トレードで大きな利益を得ようとすることには向いていないという点が挙げられます。 キンカゴールド(XNK)は値動きが少なく価値が安定しているというメリットがありますが、裏を返せば価格が変動しにくいため、短期トレードで価格差を狙い利益を得ることが難しいといえます。
しかし、仮想通貨(暗号資産)運用手法の1つであるレンディングを活用することで、これらのデメリットをカバーすることが可能です。
BitLendingでキンカゴールド(XNK)のレンディング
BitLendingでは、2024年6月10日からキンカゴールド(XNK)を取り扱っています。
レンディングとは、保有する仮想通貨(暗号資産)を第三者に貸し出すことで、利息を得られる運用手法です。チャートや市場動向を頻繁にチェックする必要はなく、銀行預金よりも高い利率で仮想通貨(暗号資産)を運用できる点が魅力です。
キンカゴールド(XNK)は金に価値が裏付けられているため、BitLendingを通じて間接的に金そのものを増やす利回り運用を実現することが可能です。
暗号資産レンディングサービスのBitLendingでは、以下の銘柄を表記の利率で運用できます。
ビットコイン
BTC
8%
イーサリアム
ETH
8%
リップル
XRP
6%
USテザー
USDT
10%
USDコイン
USDC
10%
ダイ
DAI
10%
キンカゴールド
XNK
4.5%
本記事でご紹介したキンカゴールド(XNK)に加え、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのメジャーな仮想通貨(暗号資産)はもちろん、米ドルと価格が連動するステーブルコインも取り扱っています。興味のある方は仮想通貨(暗号資産)のレンディングの仕組みと合わせてチェックしてみましょう。レンディングに関する詳しい情報は、下記の記事を参考にしてください。
https://bitlending.jp/crypto-media/crypto-lending/
まとめ
引用元:https://x.com/BitMartExchange/status/1765227388752056592
この記事では、キンカゴールド(XNK)について解説しました。キンカゴールド(XNK)は、金の価格と連動するステーブルコインです。
安全資産として名高い金に少額から投資でき、値動きも激しくないという特徴に加え、仮想通貨(暗号資産)ならではの利便性の高さも兼ね揃えています。一方で、短期トレードで大きな利益を得ようとするには不向きであるため、レンディングを活用した中長期的な運用をオススメします。
BitLendingをはじめとするレンディングサービスはこれから仮想通貨(暗号資産)投資を始める人にもおすすめの運用方法ですので、ぜひご利用をご検討ください。
※当記事内でキンカゴールド(XNK)を取り扱う取引所を一部紹介しておりますが、これらの取引所の利用を推奨するものではありません。
今回紹介したキンカゴールド(XNK)に加えて、金の価格と連動したステーブルコインはほかにもあります。興味があればぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
金価格に連動したステーブルコインとは? その特徴と投資するメリットについて解説!