モデル・MAGGY 独占インタビュー ブランドプロデューサーとしてのあたらしい一面
2024.02.14
11月発売号のMIYAVIさん、1月発売号のMAGGYさんのスタジオ撮影を担当してくださったカメラマンと食事の機会があり、当日の現場の雰囲気や感動を肴に楽しんだ。彼とは1年ほど前だっただろうか。会社近くのカフェで同僚から紹介してもらってご縁をいただいた。濃淡とグラデーションの綺麗な写真の数々をみせてもらって、美しさに対する感性が似ていたこともあり意気投合して撮影を依頼することになった。彼の方が私よりひとまわり歳が上だが、お互いの仕事に敬意を払って仕事に向き合ってくれる振る舞いに学ぶことが多い。
クリエイティブにおける経験値は圧倒的に彼の方が持っているのにも関わらず、表紙写真の決断とインタビューの中で作る独特の空気感に対して、忖度なく賞賛していただいたことは素直に嬉しかった。
翌日には、某大手出版社の表紙の撮影を何度も経験したことのあるカメラマンともご縁があり、撮影時にどんなコンセプトで撮影をしているのかを訊く機会があった。「間を切り取る」という言葉のなかに含まれる深い意図に感動した。特に女性の艶感や柔らかさを写真におさめる感性には感服した。
お付き合いのあるカメラマンの皆さんは、なぜか2005~2010年頃に独立されて、フリーのカメラマン歴15年以上の方が多く不思議に思っていたが、当時は雑誌全盛期ということもあり、カメラマンはアシスタントの方を多く抱えていらっしゃったようだ。時代の流れと共に、写真という領域にまで影響を与え、カメラマンが育成される環境は変わっているのは出版に関わる人間として不思議な使命感を感じた。ここ数日はカメラマンに囲まれ、胸を借りて感性を磨く日々だった。
インタビューを担当させていただいたMAGGYさんの表紙も、素敵な仕事の上に成り立った。特に1本の毛先が広がりで華やかさを表現できたところは、雑誌をご購読いただいた皆さんには注目してほしい。トップモデル時代に感じていた苦悩を糧に、現在ではブランドプロデューサーとして活躍の幅を広げるMAGGYさんのインタビューは、決断において重要で本質的な考えかたを学ぶ良いきっかけになるだろう。
[Iolite記事]
モデル「MAGGY」 ブランドプロデューサーというあたらしいMAGGYの一面に迫る——