ビットコイン現物ETF承認から、まだ1週間足らずの日数しか経っていないのにも関わらず、BTCの価格が2024〜2025年にかけて、どのように推移するのかという議題に、3月後半から4月にかけて予定されている半減期のみならず、11月に行われるアメリカの大統領選の話が出始めている。

確かに、共和党のトランプ氏はCBDCを絶対に認めない、とも捉えられる様相で、現在のSECを含めた体制にも不安要素は多々あるためわからなくもない。

目先は現物ETF承認とそれによって実際にどのような変化があったのか、そして起こるのかではなく、大統領選の方が注目を集めているようだ。業界でメディアをしていると、ビットコインに意味を見出したくなる思考になりがちなのかもしれないが、やはり1つの話題として、消費されている感覚はなんだか寂しさを覚える。

八木編集長FOCUS

 先日、ミスビットコインの愛称で知られる、藤本真衣さんとお仕事をさせていただくご縁があった。取材の内容は後日どこかのタイミングで告知させていただくことになると思うので楽しみに待っていてほしい。  お話の過程で2011年ビットコインが産まれ落とされた時の、熱狂を感じるエピソードを話してくれた。ビットコインについて「これは世界の金融の仕組みを根本から変える可能性を秘めている」と話しながら、お札を破るパフォーマンスをする技術者もいるほど熱狂的な盛り上がりがあったようだ。

 これは彼女がやったパフォーマンスでは決してないことと、お札を破ることが倫理的にどうなのかは議論のテーブルに乗せずに、それくらいの熱狂があった、という例え話として受け取ってほしい。

 しかし、彼女との話を通してビットコインへの入口の1つとしてビットコイン現物ETFが存在しており、取り込まれるような規模のモノでは全くないという見解の方が腹落ちした。

私自身もこの業界に入ったばかりの時には1人で熱狂していたと自分の事も振り返るきっかけになった。未熟ながらも3年以上、メディアとしてこの業界と関わることができて、未だにブロックチェーンや金融の領域では知識もスキルも至らない点が多々あるものの、業界のオピニオンリーダーたちとのお付き合いは増えた。だからこそ、業界に還元する方法を模索していきたいと改めて思ったものだ。

【ビットコインETFを徹底解説】特徴やメリットデメリット 気になる承認時期はいつ?

[Iolite記事]
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