ビットコインはデジタルゴールドなのか?
2024.05.08
パチンコ店でもらえる景品のうち、金を実際に使ったインゴットの買取をパチンコ店付近にある交換所で行うよりも、金の買取も行う買取専門業者に頼んだ方が換金率がよくなるというポストが流れてきた。
金の価格の高騰に伴って、交換所の換金率が金の価格と相違がないように幾度となく交換所の換金率は変動されてきたものの、金の価格の急騰には対応が間に合わずギャップがうまれてしまうことがある。今回目にしたポストはこの換金ギャップを象徴するものだった。
最近の金価格の高騰は、多くの投資家や市場分析の専門家にとって注目のトピックとなっている。主な高騰要因としては、インフレ率の上昇、主要通貨価値の変動、ロシアのウクライナ進行や中東情勢悪化等の地政学的リスクの増加があげられる。
ビットコインの購入動機はさまざまあると考えているものの、大別してブロックチェーンのテクノロジーに魅力を感じているか法定通貨のアンチテーゼ的な概念や思想を魅力に感じ購入するかの2つに分けられると思う。かくいう私自身もテクノロジーに魅力を感じている一人だ。
金はインフレ下において、安全港とみなされているところがあるため昨今の相場をみても堅調な推移だが、残念ながらビットコインは性質が異なると考えている。
市場においてネガティブな出来事が起こると投資家はリスク量が高い資産から精算する。将来的に、ビットコインのボラティリティが小さくなった場合には、その限りではないと思うが、少なくとも現在のビットコインのようなボラティリティが高い資産は整理の対象となりやすいようだ。 一方で、ここ数ヵ月のビットコインの急騰はアメリカのベビーブーマー世代の個人のビットコイン現物ETF買いによるものだとの見方もある。
より強い上昇を生む可能性がある機関投資家勢は少し遅れて参入するとみられ、半減期前後には大きな調整が想定されるものの、依然として50,000ドル近辺では底堅く推移する可能性が高いとみられている。 目先の注目材料が半減期からアメリカの大統領選へと移る期間に、どのような要因を材料として相場が動くのかを注視していきたい。
[Iolite記事]
2024年ビットコイン今後の展望