仮想通貨(暗号資産)を購入しようにも何を購入していいかわからない。 そんな悩みを持っている方も多いはずです。 実際、仮想通貨(暗号資産)の種類は多く、その中から選ぶのが難しいのも事実です。 このような中、ネットでおすすめを調べてみてもアルトコインという言葉で理解が止まってしまうケースも少なくありません。

そこで今回は、そもそもアルトコインとはどんなものなのか、購入するのにおすすめの仮想通貨(暗号資産)はなにかについて解説します。自分に合ったアルトコインを見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

バラエティ豊かな仮想通貨

そもそもアルトコインって?

アルトコインとは何でしょうか。 まずはアルトコインがどのようなものなのかについて解説します。

ビットコインと異なるコイン

結論を言うと、アルトコインとはビットコイン(BTC)以外の仮想通貨(暗号資産)を言います。アルトコインとは、もともとビットコインに対するalternative coin(代替コイン)と呼ばれていましたが、その言葉を略してアルトコインと言われるようになりました。

このような理由からアルトコインは、ビットコイン(BTC)以外すべての仮想通貨(暗号資産)を指すため、種類がとても多くあるのも特徴です。また、草コインと呼ばれるあまり価値を持たないコインからビットコインに次ぐ時価総額を誇るコインまであるため、購入する際に選ぶのは難しい一面もあります。

有望な仮想通貨(暗号資産)がある

今紹介したように、アルトコインはビットコイン(BTC)以外のすべてです。そのため、ほとんど価値を持たない仮想通貨(暗号資産)もあれば、将来有望な仮想通貨(暗号資産)があるのも事実です。

実際、アルトコインの代表であるイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などに迫るアルトコインや近年急激に時価総額が増しているアルトコインもあります。つまり、アルトコインは宝の山といっても過言ではないでしょう。

主要コインと相場

おすすめのアルトコインの探し方

このようにアルトコインは魅力的なものが存在します。 一方で、価値がほとんどないはずれのアルトコインであったり、近々暴落して無価値に近くなる可能性を持つ危険なアルトコインがあるのも事実です。 このようなアルトコインをつかまないためにも次のポイントを押さえて探す必要があります。

  • 上場されている取引所
  • 公式サイトのホワイトペーパー
  • 公式のアナウンスの頻度
  • アルトコインとしての性能が高い
  • 時価総額が安定して高い

これらについて、どのようなポイントなのか詳しく解説しましょう。

上場されている取引所

上場されている取引所をチェックすることが重要です。 アルトコインが知名度のある取引所に上場しているかどうか確認を行いましょう。 アルトコインは上場する際に審査が行われます。知名度の低い取引所の場合は審査が甘かったり、とりあえず上場申請があったものはすべて上場させてしまったりといったスタンスのところも少なくありません。

しかし、ある程度知名度のある大手の取引所であれば、そのアルトコインの運営組織の経営状況や将来性なども吟味されています。特に国内の取引所は金融庁へ登録を行っている取引所がほとんどなので、金融庁の監督を受けている関係から、より厳しいものとなっています。  

公式サイトのホワイトペーパー

仮想通貨(暗号資産)は、アルトコイン、ビットコイン(BTC)を含めてホワイトペーパーと呼ばれるデータが公式サイトで公開されています。これは、仮想通貨(暗号資産)の技術やコンセプト、概要を解説したもので、いわば開発情報です。 ホワイトペーパーを読むことによって、どのような仕組みで、今後どう発展していくのかといった、その仮想通貨(暗号資産)のビジョンを見ることができます。 具体的には次のポイントをホワイトペーパーから読み取るとよいでしょう。

  • 提携企業
  • 開発技術の内容
  • どんな社会問題に対してアプローチは何なのか

提携企業であれば、大企業、例えば金融業と提携しているといった情報をチェックします。 提携する企業の業種によって、そのアルトコインのシステムや方向性もわかるからです。

開発技術の内容としては、従来の技術に比べて革新的なものなのか、具体的に実現できているのか、実現できそうなのかといった点をチェックします。 あまりに夢物語のようなコンセプトのアルトコインは警戒しましょう。

社会問題や課題に対してどうアプローチするのかという点も確認します。 たとえば、海外送金のスピードの遅さや手数料の高さという問題に対して、スピードを高速にし、手数料を安価にするといった内容です。 これは各アルトコインによって異なるのでよく読みましょう。

公式のアナウンスの頻度

公式アナウンスの頻度もチェックします。 いくらコンセプトが良く、提携企業が有名企業でも、その後に公式のアナウンスが少なくなってしまった、開発が遅れて止まっていたというようなアルトコインは問題があります。

このようなアルトコインではなく、頻繁に公式サイトで開発状況のニュースや導入された企業、組織、あるいは国の発表といった情報公開を行っているところがおすすめです。  

アルトコインとしての性能が高い

アルトコインとしての性能が高い点はチェックしておくのがおすすめです。たとえば、旧来のアルトコインではスケーラビリティ問題という処理能力の問題を抱えている仮想通貨(暗号資産)が多く、この問題に対して革新的な技術で解決を図っているといった内容です。

時価総額が安定して高い

時価総額が安定して高いという点も注目です。時価総額が高く取引量が多いアルトコインほど価格の暴落が起きにくいため、資産として保有するのに適しています。また、こまめに取引できるので、取引による利益を挙げるのにも便利です。

アルトコインの集まり

おすすめな注目のアルトコイン10選

おすすめな注目のアルトコインについて紹介します。先程紹介したアルトコインの探し方のポイントを参考にしながらチェックしてみてください。時価総額などの情報は執筆時点の情報になっています。

1・イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)はビットコイン(BTC)の後に開発された最初のアルトコインです。時価総額ランキングはビットコイン(BTC)に次ぐ第2位で、60兆円を超える資産額です。

アルトコインの中でも特に相場が安定しており、提携企業も多いことからおすすめのアルトコインといえます。購入できるところが多い点も魅力のポイントといえるでしょう。

2・スイ(SUI)

スイ(SUI)は、ゲーミング、DeFi、分散型ソーシャルメディア、NFTプロジェクトなどに使用されているアルトコインです。

時価総額ランキングは50位前後ですが、将来性を期待されているコインでもあります。また、価格も極端な下落がないのでその点もおすすめできるポイントです。  

3・オプティミズム(OP)

イーサリアム(ETH)の抱える問題を解決することを目的に開発されたのがオプティミズム(OP)です。レイヤー2ソリューションと呼ばれる、ブロックチェーンの上にブロックチェーンを作ることで、もともとのブロックチェーンへの負荷を低減させられる画期的な技術が搭載されています。時価総額ランキングも40位台とまずまずです。

4・ポリゴン(MATIC)

ポリゴン(MATIC)は、イーサリアムのネットワーク上で動作するのが特徴です。非常に活発な開発コミュニティのため、開発も盛んに行われており、注目されているアルトコインです。

ブロックチェーンで動くアプリであるDAppsのパフォーマンスを向上にも成功しており、時価総額もトップ20位入りする注目のアルトコインです。  

5・チェーンリンク(LINK)

チェーンリンク(LINK)は送金やスマートコントラクトといった全てのタスクがネットワーク内で矛盾なく完結するように設計されていることでネットワーク外の情報すら取り込めます。

ブロックチェーンと実際の世界とのデータを結びつけることで、より広いネットワーク構築を実現しようとしているのが特徴です。時価総額ランキングもトップ20位入りしています。  

6・アバランチ(AVAX)

アバランチ(AVAX)はスマートコントラクトを実装することで分散アプリのプラットフォームとなる高機能な暗号通貨ネットワークです。時価総額ランキング10位前後に位置しており、注目のアルトコインといえます。 

7・ソラナ(SOL)

ソラナ(SOL)は非常に高速なトランザクション処理能力を誇るスピード重視のブロックチェーンです。理論上のピーク性能では秒間65,000トランザクション以上を処理でき、全世界で決済処理をほぼ同時に行えるレベルです。その技術力から注目を集めているアルトコインです。  

8・スタークネット(STRK)

イーサリアムのレイヤ2ソリューションです。つまり、先ほど紹介したオプティミズム(OP)のコンセプトとバッティングするアルトコインです。

ただ、上限なくトランザクションを処理することができる画期的な技術を持っていることから、将来性の面で秀でているといえるでしょう。

9・フレア(FLR)

フレア(FLR)は他のブロックチェーンにスマートコントラクト機能を提供する目的で設計された独立したブロックチェーンです。

アルトコインの時価総額でトップクラスにあるリップル(XRP)とのパートナーシップを推進していることから、将来金融機関の支援も期待できるアルトコインです。

10・ワールドコイン(WLD)

ワールドコイン(WLD)はOpenAIのCEOとして知られているサム・アルトマンが主導しているプロジェクトのことです。虹彩スキャンを使用して個人のユニークなデジタルIDを作成する独自のシステムを開発しており、関係者がビッグネームな点がおすすめの理由です。

各アルトコインのより詳しい情報に関しては下記の記事で解説しています。上記の情報から気になったアルトコインがある場合はぜひそちらで確認してみてください。

https://bitlending.jp/crypto-media/recommend-coins/

アルトコイン多種類

おすすめのアルトコインを購入する際の注意点

ここまで具体的におすすめのアルトコインを紹介してきました。しかし、購入する場合は次の点に注意して購入するようにしましょう。

  • 国内取引所に売っていないケースがある
  • 価格変動が大きい
  • アルトコインの種類に注意する

これらのポイントを押さえておくことで、アルトコインをよりお得に有利に購入できるようになるでしょう。

国内取引所に売っていないケースがある

そもそも国内の取引所で上場していない、売られていないケースがあります。アルトコインはとても多くの種類があり、その数は今も増えています。

現在、まだ国内取引所の審査が間に合っていないアルトコインも少なからず存在します。そのようなアルトコインについては国内取引所でビットコインを購入し、海外取引所でおすすめのアルトコインを購入するようにしましょう。

価格変動が大きい

おすすめのアルトコインの中には、まだ新しいアルトコインも多く、その価格が一気に上昇するポテンシャルを秘めているものもあります。

これが良い方向に行けば一気に資産価値も高まりますが、わずかなマイナスの情報によって下落幅も大きいケースも少なくありません。こういった不安定さもある程度許容する必要があるため、全資産を投入するといったリスクは回避しましょう

アルトコインの種類に注意する

アルトコインは価格の変動が大きいことと関連して、リスクのある仮想通貨(暗号資産)であることを知っておきましょう。今は好調なものがほとんどなものの、わずかな仮想通貨(暗号資産)全体の信用低下で、その下落が激しいものになるというリスクもあります。このようにローリスクとは言い切れない資産であることを知っておきましょう。新しいアルトコインが登場した際は、いきなり大きな金額を投資するのではなく、少額から始めるのも1つの選択肢です。

ビットコインのシンボル

まとめ

今回はアルトコインのおすすめで注目な銘柄として10銘柄を紹介しました。同時におすすめのアルトコインを自分で探す方法や保有するリスク、注意点のような知っておきたい情報についてもまとめました、

これらの情報を参考にすることで、自分に合ったアルトコインが見つけられたかもしれません。アルトコインは今後も新しい仮想通貨(暗号資産)が誕生する可能性が高いため、最新の情報をチェックするようにしましょう。