仮想通貨(暗号資産)はあやしい? 仮想通貨(暗号資産)投資詐欺に騙されないためのポイント
2024.11.01
仮想通貨(暗号資産)に興味は持っているものの「なんだかあやしい」というイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、仮想通貨(暗号資産)を始めようと周囲の人に話したところ「あやしいからやめた方がよいのでは」と忠告された経験がある方もいるでしょう。
急速に市場が拡大している仮想通貨(暗号資産)ですが、しっかりと情報や注意点を把握しておければ、適切な運用が可能です。ただし仮想通貨(暗号資産)投資詐欺が横行しているのも事実であり、仮想通貨(暗号資産)に興味がある場合は、そのリスクも認識しておかなければなりません。
本記事では、特に仮想通貨(暗号資産)投資詐欺に気をつけたい人の特徴や、仮想通貨(暗号資産)詐欺の種類、騙されないためのポイントなどについて解説します。正しい知識を持って、仮想通貨(暗号資産)を扱いましょう。
仮想通貨(暗号資産)はあやしい? こんな人は要注意
投資として人気の高い仮想通貨(暗号資産)ですが、詐欺被害に遭っている人がいるのも事実です。ここからは、仮想通貨(暗号資産)詐欺に騙されやすい人の特徴を紹介します。自分で当てはまっていないか、チェックしてみましょう。
自分は騙されにくいと思っている人
仮想通貨(暗号資産)に限ったことではなく「自分は騙されないから大丈夫」と思っている人ほど、詐欺の被害に遭いやすいです。
自分は絶対に騙されないと思っている人は、プライドが高い傾向にあります。「騙されることはない」と根拠のない自信があることが多く、周りが「あやしい」と忠告しても耳を貸しません。
逆に「もしかしたら騙されるかもしれない」と思っている人の方が、周りの意見をしっかり聞いて何に対しても警戒心を持つため、危機管理能力が高いです。
断るのが苦手な人
断るのが苦手な人も、仮想通貨(暗号資産)投資詐欺に遭いやすいです。この特徴に当てはまる人は優しくてお人好しの人が多く、強く押されると断れません。
「あやしいな」という気持ちがあっても、相手に押し切られてしまい、結果的に騙されてしまいます。日頃から何に対しても「相手は自分のためを思って言ってくれているのだろう」と受け入れてしまう人は、注意が必要です。
限定品や流行が好きな人
限定品や流行が好きな人も、詐欺に騙されやすいです。限定品に弱い人は「今を逃すとチャンスがない」「この価格で買えるのは今だけ」と言われると、飛びついてしまう傾向にあります。また流行が好きな人は「最新のトレンド」「みんな始めている」といった言葉に影響されやすいでしょう。
仮想通貨(暗号資産)の詐欺師は、限定品が好きな人や流行が好きな人にとって魅力を感じる言葉を巧みに使ってきます。特別感がある誘い文句に飛びついてしまい「気付いたら詐欺に遭っていた」という事態に陥りやすいです。
全世界で取引されている仮想通貨(暗号資産)には「日本限定」や「先行発売」は存在しません。また「新しい仮想通貨」「今買わないと損」と話を持ちかけられても、すぐには話に乗らず、冷静になって自分で徹底的に情報を調べましょう。
仮想通貨(暗号資産)投資詐欺という存在
仮想通貨(暗号資産)で投資を行っている人には、利益を得ている人も多くいます。一方で仮想通貨(暗号資産)の急速な普及とともに、仮想通貨(暗号資産)に関わる投資詐欺被害も増えてきています。仮想通貨(暗号資産)投資詐欺は、その名のとおり仮想通貨(暗号資産)の投資をうたった詐欺のことです。莫大な利益が出ることをチラつかせて、金銭を騙し取ります。
仮想通貨(暗号資産)に関する法整備は日本でも急ピッチで進められていますが、仮想通貨(暗号資産)の普及スピードが速く、十分な法整備がなされているとは言えません。仮想通貨(暗号資産)の認知度が上がるとともに興味を持つ人も増えていますが、全ての人が十分な知識を持っているわけではないため、そこに付け込む詐欺師もいます。
まだ法整備が十分でない仮想通貨(暗号資産)は、法律の目をかいくぐれば、法に触れずに詐欺行為を行うことも可能です。また法定通貨と比べて価格が激しくアップダウンするため、被害に遭ってもそれが詐欺だと認識できない場合もあります。被害者が泣き寝入りするしかないケースも多いため、詐欺ではないかと疑いの気持ちを持つことも大切です。
よく行われる仮想通貨(暗号資産)投資詐欺
仮想通貨(暗号資産)投資詐欺と聞いても、具体的にどのような詐欺があるのかイメージできない方も多いでしょう。ここからは、仮想通貨(暗号資産)投資詐欺によくある9つの手口を紹介します。
ポンジ・スキーム
ポンジ・スキームは、実際に存在しない企業への出資を募り、金銭を騙し取る詐欺の手口です。「投資すれば必ず儲かる」などの甘い誘い文句で投資を促しますが、出資したお金は詐欺師のものとなってしまいます。
多くの出資者を募り、新しい出資者から得たお金を他の出資者に配当金として配るため、しばらくは騙されていることに気付かないケースが多いです。しかし、実際は運用を行っていないため、近い将来破綻してしまいます。
虚偽の有名人の支持
有名人が支持しているという虚偽の情報を流してお金を集める詐欺は、仮想通貨(暗号資産)以外の詐欺でも古くから使われてきた手口です。投資に成功している著名人や、人気の芸能人の名前を使い「◯◯も勧める仮想通貨」などの情報を流すことで、多くの人から注目を集めて、多額のお金を騙し取ります。
また最近は有名人のSNSアカウントを乗っ取ったり、偽のアカウントを乗っ取ったりして、詐欺を行うケースも多いです。有名人の名を使った仮想通貨(暗号資産)のおいしい話は、本当なのか疑ってかかりましょう。
偽アプリ
一見本物のように見える偽アプリを使って、お金を騙し取る詐欺もあります。正規の仮想通貨(暗号資産)取引所の名前やロゴを使った精巧なアプリですが、偽物のため、入金してもただお金を失ってしまうだけです。また個人情報を抜き取られるリスクもあります。
過去には、詐欺を目的にした仮想通貨(暗号資産)の偽アプリがApp StoreやGoogle Playに掲載される事件も起きました。App StoreやGoogle Playには厳格な規定があります。しかし詐欺師は承認が降りるまで詐欺に関与するシステムを隠すことで、審査を通過させるという手口を使っていました。また時間をかけて被害者を信用させた後で、偽アプリへのリンクを紹介し、お金を騙し取るといった手口もあります。
公式アプリストアに掲載されているアプリであっても、無闇に信用しないことが大切です。
偽取引所
偽アプリと同様に、偽取引所による仮想通貨(暗号資産)投資詐欺も横行しています。
この場合も、実際にある取引所に似せた精巧なWebサイトに誘導したり、相手の信頼を得た後で「信用できる」「他の取引所よりも利益が出やすい」などとうたって偽取引所に誘導したりします。入金したお金を騙し取られる他、個人情報流出のリスクがある詐欺行為です。
偽プレスリリース
詐欺師によって流された偽プレスリリースを、本物のメディアが信じてしまいニュースとして掲載することで、詐欺に発展するケースもあります。実在するメディアを経由しているため、偽プレスリリースでも多くの人が信用してしまいやすいです。
「仮想通貨の価格が〇倍に高騰する」「◯◯のタイミングで価値が暴落する」など、詐欺師にとって有利となる虚偽情報を流すことで、詐欺師が莫大なお金を手にする手法です。
本物のメディアが偽の情報を掲載しなかったとしても、今はさまざまな情報に個人が簡単にアクセスでき、あっという間に拡散されるケースもあります。SNSでチェックした情報なども、鵜呑みにしないようにしましょう。
フィッシング詐欺
フィッシング詐欺は、仮想通貨(暗号資産)投資詐欺の中でも特にポピュラーな手口と言われており、仮想通貨(暗号資産)以外でも多く行われている詐欺です。メールやSNSのDMを使って偽サイトなどに誘導し、仮想通貨(暗号資産)や金銭を騙し取る他、個人情報を盗みます。>
実際にある仮想通貨(暗号資産)取引所になりすまして「アカウントのセキュリティに問題があります」「今すぐ確認してください」など、緊急性の高いメッセージを送ってくる場合も多いです。
なお前述した偽アプリ・偽サイトによる詐欺も、フィッシング詐欺の一種になります。
景品詐欺
景品詐欺は、偽の当選情報などを被害者に送信し、手続きのために仮想通貨(暗号資産)を送るように指示して騙し取る手口です。
景品詐欺では「仮想通貨が高額当選しました」「今日中に受け取らなければ無効です」といったメッセージが送られてきます。当選金をもらうためには、一旦仮想通貨(暗号資産)を送金する必要があると指示され、振り込んだ仮想通貨(暗号資産)は返金を約束されます。しかし、当然送金した仮想通貨(暗号資産)が戻ってくることはありません。
クラウドマイニング詐欺
クラウドマイニングとは、マイニングを行っている組織や企業に出資し、その配当金として仮想通貨(暗号資産)を得ることを指しています。初心者でも手軽にマイニング報酬が得られる手法として人気が高いのですが、中にはクラウドマイニングを装った詐欺を働いている業者もいるため、注意が必要です。
クラウドマイニング詐欺の場合、出資金は詐欺師のものとなってしまい、配当金が得られることはありません。クラウドマイニングを考えているのなら、実績豊富で信頼できる組織や企業を選ぶこと、公式のWebサイトなどで信用できる組織や企業なのかを確認することが大事です。
「今日限りの限定オファー」「先着◯◯名」といった早めの入金を促すうたい文句は、クラウドマイニング詐欺の可能性があるので注意しましょう。
AIを使った暗号通貨詐欺の脅威
近年、AI(人工知能)の進化に伴い、詐欺師たちはより高度で巧妙な手口を駆使するようになりました。AIを活用した詐欺では、リアルなフィッシングサイトやカスタマーサポートの模倣、さらには音声や画像のディープフェイクを利用して、被害者を騙す手法が急増しています。たとえば、AIが生成した偽のメールやチャットボットが、信頼できる企業や暗号通貨取引所を装い、投資家の個人情報や秘密鍵を詐取するケースが目立っています。特に、AIが生成した音声は、電話詐欺の一環として利用され、本人確認を通じて資金を引き出そうとする手口が多発しています。
また、AIを使ったボットは、SNS上で偽アカウントを大量に作成し、投資家を偽のICOやDeFiプロジェクトに誘導するケースもあります。こうした詐欺は極めて巧妙で、実際の企業やプロジェクトと見分けがつきにくいため、AI検知ツールや最新のセキュリティ対策を導入することが重要です。
暗号通貨投資家は、疑わしいメッセージやリンクには極力触れず、必ず公式のサイトや連絡先を通じて確認することが不可欠です。また、最新の詐欺手法について常に情報を更新し、AIを駆使した詐欺にも対応できるよう警戒を怠らないことが必要です。
DeFi詐欺: Rug Pullに注意
分散型金融(DeFi)は、中央集権的な管理者を排除し、ユーザー同士が直接取引できる新しい金融の形態として注目されています。しかし、この新しい領域は、従来の金融システムに比べて規制が緩いため、詐欺行為が発生しやすい環境でもあります。
特に「Rug Pull(ラグプル)」と呼ばれる詐欺は、DeFiの分野で急増しています。ラグプルはプロジェクト開発者が突然、投資家から集めた資金を持ち逃げする行為を指します。プロジェクトが魅力的に見える一方で、投資家が資金を投じた後に開発者がすべての資金を引き出し、プラットフォームを放棄することで投資家は大きな損失を被ります。
このような詐欺に巻き込まれないためには、次のポイントに注意が必要です。まず、プロジェクトチームの信頼性をしっかり確認することです。匿名の開発者チームや、透明性に欠けるプロジェクトは危険信号です。さらに、ホワイトペーパーやプロジェクトのロードマップを確認し、実行可能な計画かどうかを慎重に見極める必要があります。また、スマートコントラクトが監査されているかどうかも確認するべきです。
DeFiは可能性に満ちていますが、リスクも同様に大きいです。慎重な調査を怠らず、分散型金融の新しい機会に参加する際には、自身の資金を守るための知識と警戒心を常に持ちましょう。
恐喝詐欺
仮想通貨(暗号資産)投資詐欺にも、脅してお金を騙し取る恐喝詐欺は存在しています。
仮想通貨(暗号資産)の恐喝詐欺では、パソコンやスマートフォンのデータを盗んだことや、アダルトサイトへのアクセス履歴を持っていることなどを脅しのネタとしてきます。情報を公表されたくなければ、多額の仮想通貨(暗号資産)送金や秘密鍵の情報送付をするように誘導してくるのが手口です。
最新規制に関する情報
暗号通貨市場は急速に進化しており、各国で規制の強化が進んでいます。特に、EUでは「MiCA(Markets in Crypto-Assets)」規制が制定され、暗号資産取引に対する厳しい監視が導入されました。これにより、投資家保護が強化され、不正行為の抑制が期待されています。
米国では、証券取引委員会(SEC)が暗号資産の取引やICOに対する監視を強化し、適切な登録やコンプライアンスが求められるようになりました。これにより、不正なプロジェクトや詐欺の抑制が進んでいます。
これらの規制強化に伴い、詐欺師たちはより巧妙な手法を用いるようになり、グローバルな規制対応が求められています。投資家は法的枠組みの変化に注意し、信頼できるプロジェクトにのみ投資を行うことが重要です。
仮想通貨(暗号資産)投資詐欺に騙されないためのポイント
ここまでさまざまな仮想通貨(暗号資産)投資詐欺をお伝えして、仮想通貨(暗号資産)への不安が大きくなってしまった方もいるかもしれません。
しかし、仮想通貨(暗号資産)投資詐欺の手口と騙されないためのポイントを押さえておけば、詐欺に遭うリスクは大きく軽減できます。5つのポイントを紹介するので、頭に入れておきましょう。
注意深く聞く
仮想通貨(暗号資産)投資詐欺では、詐欺師が巧みな言葉を使いながら、おいしい話で誘導してきます。「莫大な利益が出る」「仮想通貨が高額当選した」など、魅力的な話に聞こえるはずですが、すぐに飛びつくのではなく、警戒心を持って注意深く聞きましょう。
意味のあるホワイトペーパーが存在するか確認する
仮想通貨(暗号資産)のホワイトペーパーとは、全ての仮想通貨(暗号資産)に存在している書類です。仮想通貨(暗号資産)の発行者や仮想通貨(暗号資産)の特徴、使用する技術、企画などが記載されており、適切な投資先かを判断する材料として用いられます。
新しい仮想通貨(暗号資産)の話を持ちかけられたときは、その仮想通貨(暗号資産)にホワイトペーパーが存在しているかを必ず確かめましょう。また内容もしっかりチェックし、意味のあるものかどうかを見極めることも大切です。
運営者が誰か確認する
仮想通貨(暗号資産)取引所やアプリに入金する際や、クラウドマイニング業者に出資する際は、公式ホームページなどから運営者の情報を調べ、身元に透明性があるかを確かめてください。国内の仮想通貨(暗号資産)取引所の場合は、金融庁が認可している登録業者であるかどうかを確認することも大切です。
実態が分からない運営者や認可されていない国内の登録業者の場合は、絶対に入金や出資をしないようにしましょう。
過剰なマーケティングに注意する
安全な仮想通貨(暗号資産)取引所やクラウドマイニング業者を含め、さまざまな企業でマーケティングが行われています。ただし企業の規模に見合わない過剰なマーケティングは、詐欺である可能性もあります。詐欺師は短期間で多くのお金を騙し取ろうとします。投資商品の強引な勧誘や誇大広告などを出している企業の場合は、注意するようにしましょう。
投資にリターンの約束は無いと覚えておく
仮想通貨(暗号資産)の投資は他の投資と同様、100%儲かる保証はありません。投資は利益が出る可能性がある反面、損失が出るリスクもあります。「絶対に儲かる」「5年後にリターンが必ずある」などの話は詐欺です。絶対に騙されないようにしましょう。
困ったときはプロに運用を任せよう
すでに仮想通貨(暗号資産)を保有している方の中には、何らかの形で運用し、仮想通貨(暗号資産)を増やしたいと考えている方も多いはずです。詐欺師はそういった心理につけ込み、金銭を騙し取ったり個人情報を抜き取ったりします。
保有している仮想通貨(暗号資産)を安全に運用したいなら、信頼できるプロに任せるのも一つの方法です。仮想通貨(暗号資産)の運用方法の一つに、レンディングという手法があります。仮想通貨(暗号資産)を取引所などの第三者に貸し付け、その金利を得る運用方法です。預けた後はプロが運用するため、仮想通貨(暗号資産)に関する特別な知識は必要ありません。
一気に仮想通貨(暗号資産)を増やせませんが、手堅く増やすことのできる方法です。運用方法に困っている方は、レンディングも検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本記事では仮想通貨(暗号資産)投資詐欺の種類や、騙されないためのポイントを紹介しました。仮想通貨(暗号資産)投資詐欺は、誰でも騙されてしまうリスクがあります。
仮想通貨(暗号資産)自体はあやしいものではありませんが、さまざまな詐欺が横行しているため、騙されないよう心がけておくことが大切です。詐欺の手口や騙されないためのポイントを押さえて、詐欺被害を防ぎましょう。
仮想通貨(暗号資産)初心者でも安全に仮想通貨(暗号資産)を運用したいなら、レンディングがおすすめです。レンディングサービスの「BitLending」は国内企業であり、豊富な知識を持つ提携先の金融機関が、仮想通貨(暗号資産)の資産マネジメントを行います。長期保有する予定の仮想通貨(暗号資産)をお持ちの方は、ぜひBitLendingをご検討ください。
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