仮想通貨(暗号資産)インターネットコンピューター(ICP)とは?特徴や将来性について徹底解説!
2024.11.01
最近は仮想通貨(暗号資産)が盛り上がってきてニュースでも取り上げられる機会が増えていますね。
有名なビットコインやイーサリアムなどはよく耳にしますが、聞いたことのない仮想通貨(暗号資産)が増えてきて困惑されている方も多いのではないでしょうか?
マイナーな商品にも興味はあるけど、わからずに投資をしてしまうと損をしてしまうことにもなってしまいます。
今回の記事では仮想通貨(暗号資産)「インターネットコンピューター(ICP)」について詳しく解説していきます。
本記事を最後まで読むことで、インターネットコンピューター(ICP)の仕組みや将来性、購入方法や疑問点について知ることができます。
ぜひ、参考にしてください。
インターネットコンピューター(ICP)とは?
インターネットコンピューター(ICP)とは仮想通貨(暗号資産)の名称で、2021年5月に上場しています。
名称 | インターネットコンピューター |
---|---|
ティッカーシンボル |
ICP |
発行上限 | なし |
価格(2024年4月時点) |
2,707円(18ドル) |
時価総額(2024年4月時点) |
12,495億円 |
時価総額ランキング | 18位 |
インターネットコンピューター(ICP)は分散型のインターネットクラウドを提供するためのプロジェクトです。
アマゾンウェブサービスやGoogle cloud、マイクロソフトのAzureなどの企業に管理されるのではなく、インターネットコンピューターを使うことで従来のクラウドサービスを分散化します。
インターネットコンピューター(ICP)はネットワーク参加者の善行に対する報酬や、取引時の手数料の支払いなどに適用されます。
2024年現在では約18ドル(日本円:2,707円)で取引されています。
インターネットコンピューター(ICP)の特徴・仕組み
仮想通貨(暗号資産)インターネットコンピューター(ICP)には、主に以下の特徴があります。
- 無制限の容量
- 従来型のサービスプロバイダが不要
- スマートコントラクトを高速で実行
順番に解説していきます。
特徴①無制限の容量
インターネットコンピューター(ICP)は無制限の容量を持つ、パブリックブロックチェーンにより、高速なデータ処理が可能です。
管理者がいないため、だれでも自由に参加することができ、大量のデータを保存してもストレージが不足することがないように制御できます。
データが増えればノードを増やし、データが減ればノードを減らし、常に最適なリソースを確保できることも特徴です。
特徴②従来型のサービスプロバイダが不要
従来型のクラウドやサーバーは企業が管理しており、中央集権型となっていますが、インターネットコンピューターのプロトコルは個々のコンピューターをデータセンターとして使用することで、より安全となっています。
中央集権型の企業と比較して、ユーザーや開発者が依存しにくい構造となります。
特徴③スマートコントラクトを高速で実行
公式の発表にて、普段ウェブサイトを閲覧するのと同じ速度でスマートコントラクトが実行されます。
スマートコントラクトが高速で実行されることで、従来のようなサービスを使わずにインターネット上にサービスが提供できます。
サーバーのレンタルやプログラムをアップロードしていく時間や手間がかからず、簡単に分散化されたサービスが構築されます。
インターネットコンピューター(ICP)の将来性
現在は仮想通貨(暗号資産)バブルにて、ビットコインを始めとするさまざまな通貨の価値が急上昇しています。
インターネットコンピューター(ICP)もその中の一つで、今後さらに価値が上昇していくと予想されます。
発行元のDFINITY財団は20年間のロードマップを公開しており、エコシステムの拡大とともに成長の余地が残されています。
将来は
- GAFAを追い越すという目標
- クラウドサービス市場の拡大
- 次世代型のインターネットインフラストラクチャ
という3つの将来性が期待されているので、それぞれ解説していきます。
将来性①GAFAを追い越すという目標
インターネットコンピューター(ICP)には、GAFAを追い越すという目標が設定されています。
アマゾンやマイクロソフトが所有する専用のサーバーを使用することがなくなれば、非中央集権型とインターネットの分散化を実現することが可能です。
大手企業によるテータの独占取得、維持コストの問題を解決することもできます。
GAFAを追い越すことになれば、さらに価値の上昇が期待されます。
将来性②クラウドサービス市場の拡大
インターネットコンピューター(ICP)には、次世代型クラウドサービスとして市場に参入できる可能性もあります。
市場シェアは米国5社が全体の過半数を占めていますが、インターネットコンピューター(ICP)の発展により、次世代型プラットフォームとして市場のさらなる拡大が見込めます。
将来性③次世代型のインターネットインフラストラクチャ
従来の中央集権型インフラストラクチャでは、中央のサーバーが集中的に攻撃されることにより、セキュリティやプライバシー侵害の問題を抱えています。
インターネットコンピューター(ICP)はオープンスタンダードによって運営され、サーバーの分散化により集中攻撃へのリスク分散が可能という利点もあります。
インターネットコンピューター(ICP)でできること
インターネットコンピューター(ICP)ではビットコイン・イーサリアムとの接続を提案されています。
新しいシステムが構築される可能性があります。
ビットコインとの接続
DFINITY財団はインターネットコンピューター(ICP)をビットコインに接続することを発表しています。
インターネットコンピューター(ICP)をビットコインに接続することで、スマートコントラクトを介してビットコイン上で実行される新しいシステムやサービスの構築が可能になると言われています。
また、ビットコインだけではなく、イーサリアムとの統合が提案されています。
イーサリアムとの接続
イーサリアムとの接続に成功すると、アプリやサービスを開発する際にインターネットコンピューター(ICP)を使用する機会が増え、ますます価値が高まっていくと予想されます。
将来的にはイーサリアムのように、オープンシーにて買い物も行える可能性も秘めています。
インターネットコンピューター(ICP)の購入方法
インターネットコンピューター(ICP)は、国内の仮想通貨取引所では取り扱いがないため、海外の取引所を経由していく必要があります。
以下の方法で購入が可能です。
Step1 国内取引所に口座開設し、ビットコインなどを購入
Step2 海外取引所の口座開設
Step3 海外取引所のウォレットに送金し、インターネットコンピューター(ICP)に交換
順番に解説していきます。
Step1 国内取引所に口座開設し、ビットコインなどを購入
まずは、国内での仮想通貨(暗号資産)の取引所を開設する必要があります。
そちらで取り扱いのあるビットコインやイーサリアムなどを購入します。
Step2 海外取引所の口座開設
続いて、インターネットコンピューター(ICP)の取り扱いのある海外の取引所を開設します。
Step3 海外取引所のウォレットに送金し、インターネットコンピューター(ICP)に交換
海外取引所のウォレット内に送金し、届いたらインターネットコンピューター(ICP)への交換を行っていきます。
以上でインターネットコンピューター(ICP)の購入が完了となります。
海外の取引所を利用する際はリスクに注意しましょう。
インターネットコンピューターに関するFAQ
ここでは、インターネットコンピューター(ICP)に関する、よくある質問をまとめました。
- イーサリアムとの違いは?
- インターネットコンピューター(ICP)の開発者は?
- 購入時の危険性は?
- 注意点やリスクは?
以下で解説していきます。
イーサリアムとの違いは?
イーサリアムよりも汎用性が高く、高速でスマートコントラクトが実行されます。
インターネットコンピューター(ICP)のサービスを閲覧しているユーザーにとっては、仮想通貨(暗号資産)を購入することが必要ないため、通常のアプリやウェブサイトと同じように触れることができます。
インターネットコンピューターの開発者は?
インターネットコンピューター(ICP)はDFINITY財団が発行しています。
DFINITY財団はスイスのチューリッヒに拠点を置く、非営利団体で、パロアルト、サンフランシスコ、東京にオフィスを構えています。
購入時の危険性は?
海外取引所は無登録業者も存在し、詐欺やハッキングのリスクがあります。
また、国内とは異なる法律により運営されているため、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
注意点やリスクは?
新しいプロジェクトであるため、将来的に不具合が見つかる可能性もあります。
また、仮想通貨(暗号資産)全体の影響も同時に受けてしまい、価格の急落の可能性もあります。
まとめ
インターネットコンピューター(ICP)はスイスのDFINITY財団が発行している仮想通貨(暗号資産)で、2024年4月時点で時価総額ランキングは17位です。
将来はGAFAに変わるサーバーとなる可能性も秘めており、今後は価値の上昇が期待されています。
ビットコインやイーサリアムとの連携も検討していると発表されており、接続されれば今後はよりサービスが進化していく可能性もあります。
国内取引所では取り扱いがないため、海外の取引所を経由する必要がありますが、リスクも高いので、よく理解したうえで購入を検討しましょう。
他にもさまざまな仮想通貨(暗号資産)があります。
今後、バブルにより仮想通貨(暗号資産)全体の価値が上昇すると期待されているので、他の通貨の動向も把握しましょう。