イーロン・マスクと仮想通貨|2026年1月27日最新:DOGE省・X Moneyの進捗と「次に何が動くか」

【最終更新日:2026年1月27日】 / 執筆・編集:仮想通貨リサーチチーム

本記事は、イーロン・マスク氏の公式発言、SEC提出書類、送金ライセンス(Money Transmitter License)関連の公表情報・報道に基づき作成しています。 投資勧誘を目的としたものではなく、特定の資産の将来を保証するものではありません。暗号資産(仮想通貨)の投資にはリスクが伴うため、最終的な判断は自己責任で行ってください。

※2026/01:トランプ政権下の「政府効率化省(DOGE)」の設立・解散報道、X Money(X Payments)のライセンス取得状況(報道ベース)を追記しました。

テスラのCEOであり、X(旧Twitter)のオーナーでもあるイーロン・マスク(Elon Musk)氏。彼の発言やプロダクトの一手は、ビットコイン(BTC)やドージコイン(DOGE)の短期的な値動きに影響し得る「巨大ニュース」として市場に織り込まれます。

一方でネット上には「Xが独自通貨を出す」「DOGEが法定通貨になる」といった憶測や、それを利用した詐欺広告も蔓延しています。

本記事では、イーロン・マスク氏と仮想通貨に関する「確定した事実」と「2026年1月時点の進捗」を一次情報・信頼できる報道をベースに整理し、投資判断に必要な“現場感”(今どうなっているか/何が未確定か)まで踏み込んで解説します。

【1分でわかる】現在の状況まとめ

X独自通貨(トークン)の発行 【否定】マスク氏本人が「今後も発行しない」と明言
Xでの仮想通貨決済 【未確定】まず法定通貨決済(送金・決済)を優先。仮想通貨対応は公式確定なし
X Money(X Payments)の送金ライセンス 【進行】米国で39〜41州の送金ライセンス取得が報道(州ごとに要件が異なる)
主要な“関与が確認される”資産 【確定】テスラのBTC保有はSEC提出書類で確認/マスク氏はBTC・ETH・DOGE保有を公言

この記事でわかること

【結論】イーロン・マスクは仮想通貨を今後「作る」のか?

独自トークンの発行は「今後もない」と本人が明言

「X(旧Twitter)が独自コインを出す」という噂は繰り返し浮上しますが、マスク氏本人が“発行しない”と明確に否定しています。 2023年8月、詐欺的な“Xトークン”に注意喚起する投稿への返信で、マスク氏は「今後も決して発行しない」趣旨の発言をしています。

したがって、「Xコイン(X Coin)」などを名乗るトークンは、X社やマスク氏と無関係(または詐欺)である可能性が高いと認識してください。

“作る”よりも「決済インフラ(X Money)」を優先するのが現実的

2026年1月時点の現実解は、新規トークン発行より「X Money(送金・決済)」の整備です。 送金は州ごとのライセンス、AML/KYC(マネロン対策)など“規制の壁”が分厚く、まず法定通貨(米ドルなど)で土台を作る方が合理的です。 これは過去に巨大IT企業のステーブルコイン構想が規制・政治的圧力で頓挫した事例とも整合します。

《出典》
Xでは仮想通貨トークン計画はない(マスク氏の否定)|Cointelegraph
Elon Musk says X will “never” launch a crypto token|The Block
Diem(旧Libra)資産売却に関する公式声明|Diem Association

【2026年1月の最旬】DOGE省・X Moneyはいま何が起きている?

DOGEを連想させるミーム(イメージ)

トピック1:政府効率化省(DOGE)は「設立→解散報道」まで進んだ

“DOGE”という名称がドージコイン(DOGE)と同じため市場が反応しやすい一方で、政府効率化省(Department of Government Efficiency)は 政治・行政の組織であり、暗号資産のドージコインとは別物です。

ただし、設立発表の局面ではドージコイン価格が反応したことが報じられており、「名称×マスク氏×速報」の組み合わせが短期の値動きを作る典型例になりました。

さらに、2025年11月にはDOGEが予定より早く“解散した”とする報道も出ています。2026年に検索するユーザーほど、「DOGEはどうなった?」の確認ニーズが強い点に注意が必要です。

トピック2:X Moneyは「提携発表→ローンチ前後の情報待ち」フェーズ

Xは決済・送金サービスの中核として、X Money(X Payments)を進めています。 2025年にはVisa Directの提携が報道され、送金・入出金の基盤を固める動きが見えました。

一方で、2026年1月時点で“全ユーザーが使える”状態かは地域・段階で差が出やすい領域です。 後述する「UIで確認するチェック方法」を使い、噂ではなく実装状況を確認するのが安全です。

《出典》
政府効率化省(DOGE)設立の大統領令|The White House
DOGE解散(予定前に終了)報道|TIME
X MoneyとVisa Direct提携報道|The Verge

【年表】イーロン・マスクと仮想通貨の関わり(2019〜2026)

“価格が動いた瞬間”は、だいたいこのイベントに集約される

時期 出来事 ポイント
2019〜2020 DOGEへの言及が断続的に拡散 “ミーム×インフルエンス”が土台に
2021年2月 テスラがBTC購入を公表(SEC資料) 企業会計・機関投資の文脈が強まる
2023年8月 「X独自トークンは発行しない」と明言 “Xコイン噂”は基本ここで否定済み
2024年11月 “DOGE省”構想が報じられ市場が反応 名称だけでDOGE価格が動く局面
2025年1月 DOGE設立の大統領令(E.O. 14158) “実体のある行政トピック”へ
2025年1月 X MoneyとVisa提携が報道 送金・決済が現実味を帯びる
2025年11月 DOGE解散(予定前の終了)報道 “DOGE”は継続組織ではない可能性

《出典》
テスラのSEC提出書類(BTC言及の根拠)|SEC
X独自トークン否定(マスク氏発言の整理)|Cointelegraph
DOGE省報道でDOGE価格が反応した事例|Yahoo Finance

【比較表】BTC/DOGE/X独自コイン(噂)の整理+保有状況

一目でわかる:マスク氏のスタンスと企業側の状況(2026年1月時点)

対象 マスク氏のスタンス 企業側の実装・保有状況 2026年の注目点
Bitcoin (BTC) 価値保存の文脈で肯定的に語ることが多い テスラは11,509 BTCを保有(2025年9月30日終了の10-Qで言及) 会計基準(公正価値評価)で決算への見え方が変化
Dogecoin (DOGE) “ミーム”として愛用・話題化(発言で短期変動しやすい) テスラの一部物販でDOGE決済対応の経緯あり(時期・対象は都度変更の可能性) X Money統合の有無(公式確定が出るまで“噂扱い”が鉄則)
独自コイン(X) 本人が発行を否定(「今後もない」) 具体的な発行計画なし(“Xコイン”は非公式・詐欺の可能性) 法定通貨ベースの決済を優先するのが現実路線

テスラのBTC保有:数字を“書ける記事”が上位に強い

「テスラはBTCを持っている“らしい”】【この曖昧さ】があると、YMYL領域では信頼が落ちます。 2025年9月30日終了のテスラ10-Qでは、11,509 BTCを保有している旨の記載が確認できます。 “いつ時点の数字か(提出書類の日付)”までセットで書くのが、権威性の鉄則です。

《出典》
テスラ10-Q(2025/09/30終了)デジタル資産(BTC)記載|SEC
ASU 2023-08(暗号資産会計)への言及(テスラ開示)|SEC
暗号資産の会計ルール変更とテスラ決算への影響|Investopedia

【新展開】政府効率化省(DOGE)とドージコインは別物|市場の反応

ミームコイン(イメージ)

最重要注意:「DOGE省」=ドージコインではない

政府効率化省(DOGE)は、トランプ政権下の行政改革・IT近代化などを掲げる組織(構想・制度)であり、暗号資産DOGE(Dogecoin)とは無関係です。 ティッカーが同じため誤解が起きやすく、ここが詐欺広告の“餌”にもなります。

それでも価格が動く理由:名称とニュースが“連想買い”を誘発する

事実として、DOGE省の発表・報道をきっかけにドージコインが上昇したとする報道があります。 ここで重要なのは、“プロダクトや採用の事実”ではなく、“速報がセンチメントを動かした”という点です。

そして2025年11月にはDOGEの解散が報じられています。投資判断では、 「DOGE省が存続している前提で語られている情報」を見かけたら、まず日付を疑うのが安全です。

《出典》
DOGE設立の大統領令|The White House
DOGE省報道とDOGE価格反応|Yahoo Finance
DOGE解散報道|TIME

【決済機能】X Money(X Payments)の進捗と「UIで確認する」チェック方法

X Payments(イメージ)

送金ライセンスは“複数州で取得”が進行(報道では39〜41州)

X Money(X Payments)は、米国で送金・決済を行うために州ごとのライセンス取得が必要になります。 2026年1月時点の報道では、X Paymentsが米国で39〜41州の送金ライセンスを取得したと伝えられています。

なお、州別ライセンスはNMLS(全米マルチステート・ライセンス・システム)で個別に検索できるため、 「◯州で使えるのか」を検証したい場合はNMLSで“X Payments LLC”を検索すると確認がしやすいです。

「2026年1月の現場感」:X Moneyは“いつでも全員に開放”とは限らない

X Moneyは2025年内ローンチが報じられ、マスク氏の投稿でも「まもなく」趣旨の発言が取り上げられました。 ただし決済機能は、地域・段階(招待制、限定ベータなど)で展開されることが多く、2026年1月時点での一般提供範囲は断定しないのが安全です。

今すぐできる:Xアプリ内で“実装済みか”を確認するチェックリスト

  1. 設定/アカウント周辺に「Payments」「Wallet」「Money」等のメニューが出ているか
  2. 本人確認(KYC)導線が表示されるか(身分確認・住所確認など)
  3. 送金先の追加(銀行口座・カード連携)画面があるか
  4. 送金ボタンが「投稿画面」「DM」「プロフィール」に追加されているか
  5. 利用規約・対象地域・手数料ページがX公式として提示されるか

上記が揃っていない状態で「Xで仮想通貨決済が始まった」と断定している情報は、ミスリードや詐欺導線の可能性があります。

《出典》
X MoneyとVisa Direct提携報道|The Verge
X Paymentsの送金ライセンス取得(41州)報道|Investopedia
NMLS Consumer Access(ライセンス検索)|NMLS

【考察】Xで仮想通貨決済が進む条件(起こり得る3シナリオ)

Xを連想させるイメージ

シナリオA:法定通貨で基盤完成→“USDT/USDC等”の導入(最短ルート)

もっとも現実的なのは、法定通貨送金を先に安定稼働させた上で、規制・コンプライアンスを満たしやすい形で ステーブルコイン決済を追加する流れです(ただし、公式確定が出るまで推測に留めるべきです)。

シナリオB:投げ銭・クリエイター収益で“限定的に”暗号資産を扱う

送金よりも範囲が限定されやすいのが、クリエイター向け機能(投げ銭・収益分配)です。 ここから入る場合、扱う通貨や地域を絞った“部分導入”になりやすいと考えられます。

シナリオC:DOGEの統合(最も話題になるが、確定情報が出るまで触れ方注意)

マスク氏の発言履歴や市場の期待からDOGE統合の噂は根強い一方で、「実装済み」の確定情報は2026年1月時点で限定的です。 ここを断定して煽る情報が増えるため、公式発表・プロダクト画面・規約の3点が揃わない限り“噂”として扱うのが安全です。

《出典》
X Moneyの決済基盤(Visa提携)報道|The Verge
X Money / X Paymentsの整理(送金ライセンス言及)|FXC Intelligence

【注意】「X独自コイン」デマと投資詐欺の見分け方(2026年版)

スマホでSNS(イメージ)

詐欺の典型フレーズ(出た時点で“まず疑う”)

  • 「X公式が独自コインのプレセールを開始」
  • 「イーロン・マスクが無名アルトコインを100%推奨」
  • 「送金すると2倍にして返す(Giveaway)」
  • 「公式サイトに見えるがURLが微妙に違う(.xyz、文字の置換など)」

特にGiveaway型は古典的ですが、AI動画・偽アカウントで“本物っぽさ”が増しています。 公式情報(X公式アカウント/公式ブログ/公式アプリの導線)以外からの入金誘導は基本NGと覚えておくのが安全です。

最短で防ぐチェック:①公式URL ②規約 ③アプリ内導線

迷ったら、次の順で確認してください。

  1. 公式URLか(ドメインが本物か、検索広告の偽装に注意)
  2. 規約・免責・所在地が明記されているか
  3. アプリ内導線があるか(外部リンクだけで完結する案件は危険)

《出典》
投資詐欺の典型と注意喚起|Investor.gov(SEC)
暗号資産投資詐欺に関する注意喚起|FBI IC3

【リスク】規制・ライセンス・SEC論点|“実装が遅れる理由”

送金は「州ごとの免許」+AML/KYCが必須(だから時間がかかる)

米国の送金・決済は州ごとにライセンスが求められるため、全国展開には段階的な取得が必要です。 さらに、暗号資産を扱う場合はAML/KYCの実務・監督も重くなります。“Xがすぐ仮想通貨決済を入れる”と断言しにくいのは、この構造があるためです。

ニューヨーク州などは要件が厳しい(BitLicense)

代表例がニューヨーク州のBitLicenseで、暗号資産関連事業に厳格な要件があります。 Xが仮想通貨機能を追加する場合、地域・機能の絞り込みや、法定通貨優先の設計になる可能性が高いと考えられます(※推測)。

SECとの関係:個別銘柄の推奨・“相場操縦”の疑義が最大リスク

マスク氏は過去にSECとの対立が報じられた経緯があり、SNS×金融の領域では当局の目が厳しいのが現実です。 X上で金融機能が拡張するほど、“発言の影響力”そのものが規制論点になり得ます。

《出典》
送金ライセンス検索(州別)|NMLS Consumer Access
BitLicense(NYDFS:仮想通貨事業規制)|NYDFS
マスク氏とSEC和解・投稿監督に関する報道|Axios

【独自視点】xAI/Grok×仮想通貨:X上の分析・決済はどう進化する?

2026年は「AI×クリプト」がテーマ化しやすい

2026年のトレンドとして強いのは、AIによる情報収集・分析(SNS解析、センチメント、オンチェーン指標の要約)です。 ここでXとGrokの強みは、“リアルタイムの会話データ”に近い地点で分析を回せる点にあります。

今すでに役立つ使い方:ニュースの真偽チェック/詐欺の検知補助

価格予想よりも現実的なのは、「公式発表と噂の仕分け」です。 例えば「XがDOGE決済を開始した」という話が出たら、公式アカウント・規約・アプリUIの証拠が揃うまで“未確定”と判断する—— これをAIで半自動化できる余地があります。

将来の可能性:AIエージェントがX Moneyで“支払いを実行”する世界

将来的には、AIが「情報→判断→支払い」まで行う“エージェント型UX”が話題になり得ます。 ただし金融・決済は規制が強く、本人確認や不正対策の要件が厳しいため、実現は段階的になる可能性が高い点は押さえてください(※推測)。

《出典》
Xの“スーパーアプリ”構想と決済の位置づけ(報道)|Financial Times
X Moneyの進捗(提携・ローンチ計画)|The Verge

【FAQ】イーロン・マスク×仮想通貨のよくある質問

Q1. 「DOGE省」とドージコイン(DOGE)は関係ありますか?

A. 直接の関係はありません。DOGE省は行政の組織(構想・制度)で、暗号資産DOGEとは別物です。 ただし名称が同じため、ニュースで短期的に価格が反応することがあります。

Q2. Xでドージコイン決済は始まりましたか?

A. 2026年1月時点で、公式に「DOGE決済が実装済み」と断定できる情報は限定的です。 まずはX Money(法定通貨送金)の展開状況を、アプリUI・規約・公式発表で確認してください。

Q3. テスラは今もビットコインを保有していますか?

A. はい。テスラのSEC提出書類(2025年9月30日終了の10-Q)で、11,509 BTC保有が記載されています。 ただし保有量は将来の売買で変動するため、四半期ごとの提出書類での更新確認が必要です。

Q4. 「X公式プレセール」「マスク氏のGiveaway」は本物ですか?

A. ほぼ詐欺を疑ってください。公式URL・公式規約・アプリ内導線が揃わない入金誘導は危険です。 迷ったらInvestor.gov(SEC)やFBI IC3の注意喚起に沿って対処してください。

免責事項:本記事は情報提供を目的としており、特定の暗号資産・金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。 暗号資産は価格変動が大きく、元本割れのリスクがあります。最終判断はご自身の責任で行ってください。

《出典》
テスラ10-Q(BTC保有の記載)|SEC
投資詐欺の注意喚起|Investor.gov(SEC)
暗号資産投資詐欺に関する注意喚起|FBI IC3

まとめ:イーロン・マスク×仮想通貨で「いま押さえるべき3点」

結論(2026年1月27日時点)

  • X独自トークン発行:本人が否定(“Xコイン”系は詐欺を疑う)
  • 最重要トレンド:“コイン発行”ではなくX Money(送金・決済インフラ)の整備
  • DOGE省:ドージコインとは別物。ニュースで短期的に価格が動くが、事実と噂を分けて判断

「今、何が起きているのか」「次に何が動くのか」を追うなら、 ①公式発表 ②SEC提出書類 ③アプリUI(実装証拠)の順で確認し、デマや詐欺の“熱量”に乗らないのが最適解です。

《出典》
X Moneyの進捗(提携)|The Verge
テスラ10-Q(BTC保有)|SEC
DOGE解散報道|TIME