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倉本の国際経済の見どころ|国際経済の重要な出来事や抑えておくべきポイントを取り上げてわかりやすく解説

倉本の国際経済の見どころ   

株式会社J-CAM金融コンサルタントの倉本佳光が40年以上金融業に従事してきた経験を元に国際経済の重要な出来事や抑えておくべきポイントを取り上げてわかりやすく解説するコラムです。刻々と変化する相場のモメンタムをキャッチアップしていきます。

新しいNISAってどうなの?

新しいNISAってどうなの?

 金融庁から令和5年度(2023)税制改正要望が提出されています。今回の要望では岸田内閣が進めようとしている「資産所得倍増プラン」に関連する要望として「NISA制度の改正」が出されました。「簡素で分かりやすく、使い勝手の良い制度」となることを目指しています。

 【 要望の内容のポイント 】

1) NISA制度の恒久化
2) 非課税保有期間の無期限化
3) 年間投資枠の拡大
4) 非課税限度額の拡大
5) 「成長投資枠(仮称)※」を導入
6) つみたてNISAの対象年齢を未成年者まで拡

 NISA制度は2014年に少額から投資を行うための非課税制度としてスタートしました。

【 現行NISA制度の概要 】

つみたてNISA一般NISA ジュニアNISA
 投資可能期間2042年まで2028年まで2023年まで
 非課税保有期間20年間5年間5年間
 年間投資枠40万円120万円80万円
 非課税限度額800万円600万円400万円
 対象年齢20歳以上20歳以上20歳未満
 対象商品長期の積立・分散投資に適した株式・投資信託上場株式・ETF・REIT・株式投信上場株式・ETF・REIT・株式投信

 このように現行の制度は複雑化して分かりにくく、使い勝手も今ひとつの印象があり、それらを改正しようとするものです。「老後の2,000万円問題」の話題からつみたてNISAを中心として口座開設が大きく増加しています。