NFTチケットの可能性
2023.11.09
NFTチケットで間接販売の巨大市場を個人に分散化できるか
先日チケミーの宮下大佑さんに、取材をさせていただくことができた。日本初のNFTチケット売買プラットフォームということで、チケミーについても、宮下さんについても、以前より注目していて、Xではよく彼の投稿から考え方や発想を学んでいた。
初めて会ったのは真夏の休日、弊社も入っているオフィスビルのエレベーターホール。それはそれは強烈な出会い方だった。 Iolite(アイオライト)の入稿も近く、副編集長はオフィスで作業をしていたが、休日は空調が止まるオフィスであったため、私は快適な場所をもとめてカフェで入稿作業をしていた。
突然、副編集長からオフィス内にカードキーを置いてきてしまい、入らなくなってしまったと連絡があり、鍵を持ってオフィスに向かうと、エレベーターホールで上裸の男性が笑顔で「助かったー!ありがとうございます!」と寄ってきた。上裸の彼は副編集長ではない、宮下さんだ。断りを入れておくと、彼が上裸で立ち尽くしていた場所は、オフィスの関係者しか入れない敷地内である。
どこかで見たことがあるような、と思いながらも、彼と副編集長をオフィスに入れてそのまま作業を続けていた。食事の休憩を取りに行った時にふとXをみると、救世主が現れてオフィスに入れたという旨の投稿を宮下さんがされていた。彼とはそんなご縁である。
彼の取材にあたって、出演されていた動画は全てみて、チケミー社のメンバーのインタビューまでみられるところは全て目を通した。宮下さんが出られていたNewsPicksの動画では、緊張でベルトを忘れてリハーサル中にズボンがずり落ち、本番では持っていた充電コードをベルトにして笑顔で望んでいた。どこか憎めない可愛げがあり、なんとも発想が柔軟だと思った。
彼のチームビルディングはWeb3.0領域でも目を見張るものがあると思っている。優秀な人材を魅了する魅力を持っているのだろう。インタビューのなかでは、商社等がやっている間接販売の市場を個人に分散化して流通に革命を起こすというビジョンを語ってくれた。
商社もブロックチェーンを活用したあらたな取り組みを始めるなかで、彼がどんなアイディアで革命を起こすか楽しみである。
[Iolite記事]
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