八木編集長FOCUS

雑誌の顔になる表紙の撮影は最も神経を使う仕事の1つで、それは雑誌の制作に携わり始めてから今に至るまでずっと変わらない。5月末に発売したIolite 7月号の表紙では関口メンディーさんに出ていただいた。NFTでは有名なBAYCを保有していることもあり、Web3.0領域とは親和性が高い方だ。

 私自身、彼の出演を長らく希望していたため、撮影日にはいつもの独特な緊張感と喜びが混じり合う不思議な感覚だった。

彼が答えてくれたインタビューのなかには、2012年にGENERATIONSになった華々しい経験の裏で、当時はずっと持ち続けていた根拠のない自信がへし折られたタイミングだったと語ってくれた。ダンスで自分よりも上手な人がゴロゴロいたと感じ、別のことで目立とうと考えて、バラエティやスポーツに挑戦し、結果として現在ではパフォーマーという枠に囚われない活躍をされている。

自分が身を置く環境の重要性

ほかにもメンディーさんのインタビューのなかで、メジャーリーグで活躍されている大谷翔平選手も好きな本の1つ「チーズはどこに消えた?」という本をあげて、恵まれた環境にいてもそこから離れてあたらしい価値を探すことが大切だと考えていると語ってくれた。確かに、人の成長といった物理的には測ることのできない要素も含めて、良くも悪くも環境の影響を大きく受ける。良い環境に身を置き続ければ、必然的に成長していくと思っている。

たまたま深夜まで仕事をしていた時、他社のメディアの方から仕事の連絡があった。深夜の2時50分、「遅くまでお疲れ様です」と返すと海外に滞在していたようで「時差があるからまだこちらは2時です」ときた。そういう問題ではない(笑)。良い意味で気が狂っていると思った。その時に久々に仕事が楽しく感じた。私も人間だから周りの影響は受ける。気が狂うほど没頭して仕事をする人間に良い影響を受け続けれれる環境に身を置くことにはこれからもこだわりたい。

関口メンディー独占インタビュー パフォーマーから次のステージへ

[Iolite記事]
関口メンディー独占インタビュー パフォーマーから次のステージへ