Coincheck(コインチェック)とは?取扱銘柄・スプレッド・手数料・チャートの見方を解説

監修:株式会社J-CAM 金融アドバイザー AFP認定者 倉本 佳光 Yoshimitsu Kuramoto

慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、山一証券株式会社に入社し金融業界でのキャリアをスタート。その後、メリルリンチ日本証券株式会社マネージメント・コミッティーメンバー、岡三アセットマネジメント株式会社理事などを歴任。
執筆:BitLending編集部 更新日:2026年8月25日

倉本 佳光

Coincheck(コインチェック)は、スマートフォンアプリや販売所の操作が分かりやすく、暗号資産を初めて少額購入する人にとって候補の一つとなる国内の暗号資産交換業者です。

一方で、「使いやすいこと」と「いつでも安く売買できること」は同じではありません。利用前には、希望する銘柄が販売所と取引所のどちらに対応しているか、売買価格にどの程度の差があるか、入出金や送金にいくらかかるかを確認する必要があります。

この記事では、Coincheckの取扱銘柄、スプレッドと手数料、通貨レートやチャートの見方、安全性の確認ポイントを、2026年8月25日に確認した公式情報をもとに整理します。

免責事項(投資助言ではありません)

本記事は、暗号資産に関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買・投資行動を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。

利益相反に関する開示:本記事を掲載するBitLendingは、暗号資産レンディングサービスを提供しています。記事内には当社サービスへの導線が含まれる場合がありますが、特定の投資行動や暗号資産の貸出を推奨するものではありません。

Coincheck(コインチェック)

Coincheckはどんな人に向いている?

Coincheckは、コインチェック株式会社が運営する国内の暗号資産交換サービスです。同社は2019年1月に暗号資産交換業者として登録され、マネックスグループに属しています。

操作の分かりやすさや少額購入を優先する人には候補となりますが、取引コストを優先する人は販売所だけでなく取引所の対応銘柄と手数料まで確認する必要があります。

判断項目 向いている人 比較を重ねたい人
操作 スマホで迷いにくい操作を重視する 高機能な注文画面を重視する
購入方法 まず少額で現物を購入したい 多くの銘柄を板取引で売買したい
コスト 簡便さも含めて総合判断したい スプレッドや送金費用を最小化したい
サービス 積立や貸暗号資産なども同じ口座で検討したい 目的別に複数の取引所を使い分けたい

他社も含めた費用を確認したい場合は、国内取引所の手数料・スプレッド比較もあわせて確認してください。

《出典》
暗号資産交換業者登録一覧|金融庁
Coincheck公式サイト|コインチェック株式会社

「使いやすい」と「安い」は分けて考える

Coincheckには、運営会社が相手方となって価格を提示する販売所と、利用者同士の注文を板で成立させる取引所があります。販売所は操作が簡単な一方、買値と売値の差であるスプレッドが実質的なコストになります。

取引所は注文方法を理解する必要がありますが、販売所より売買コストを抑えられる場合があります。ただし、取引所で扱う銘柄やMaker・Taker手数料は一律ではありません。

Coincheckの通貨レート・チャート・終値の見方

Coincheckの公式一覧では、各暗号資産の通貨レートと24時間変動率を確認できます。ただし、一覧の参考レート、販売所が提示する買値・売値、取引所の板に並ぶ注文価格は役割が異なります。

実際の購入コストを判断するときは一覧レートだけでなく、注文確認画面に表示される支払額と取得数量を確認してください。

表示 分かること 注意点
通貨レート 銘柄ごとの現在価格の目安 その価格で必ず売買できるとは限らない
24時間変動率 直近24時間の価格変化 将来の上昇・下落を示す指標ではない
販売所の買値・売値 Coincheckとの売買に使う提示価格 両者の差にスプレッドが含まれる
取引所の板価格 利用者の売買注文と数量 希望価格ですぐ約定するとは限らない

《出典》
取り扱い暗号資産一覧・通貨レート|Coincheck

Coincheckの終値は時間軸をそろえて確認する

ローソク足は、一定期間の始値・高値・安値・終値を1本にまとめたものです。日足の終値と1時間足の終値では対象期間が異なるため、「Coincheckの終値」を確認するときは銘柄、通貨ペア、時間軸、基準時刻をそろえる必要があります。

Coincheckアプリでは、取扱通貨のチャート一覧と価格に加え、ローソク足による値動きを確認できます。終値は過去の価格であり、次の値動きを保証するものではありません。

チャートを売買判断へ使う場合は、チャートと購入タイミングの考え方も参考にしてください。

《出典》
コインチェックアプリの使い方(iOS・Android)|Coincheck

💡 用語解説:スプレッドとローソク足 ▼ 開く

■ スプレッドとは?

同じ時点の買値と売値の差です。販売所で買ってすぐ売ると、この差が損益へ影響します。

■ ローソク足とは?

一定期間の始値・高値・安値・終値を図示したものです。時間軸が違えば、同じ銘柄でも終値は変わります。

Coincheckの手数料とスプレッド

Coincheckの販売所は「取引手数料無料」と案内されていますが、売買価格には手数料相当額が含まれます。公式ページでは通常0.1~5.0%、一部銘柄では2.0~6.5%の範囲とされ、市場急変時や流動性の状況によって範囲を超える場合もあると説明されています。

「取引手数料無料」は「売買コストがゼロ」という意味ではありません。購入前に買値と売値を見比べ、支払う日本円と受け取る暗号資産の数量を確認しましょう。

《出典》
送金・売買・入出金手数料|Coincheck

取引所手数料は銘柄ごとに異なる

取引所では、板へ注文を並べるMakerと、板にある注文を成立させるTakerで手数料が分かれる場合があります。BTC/JPYなど手数料が無料の取引ペアがあっても、すべての銘柄が一律無料とは限りません。

公式API資料では、2026年8月25日の確認時点でBTC、ETH、XRP、DAI、SOL、TRX、SUIなど28のJPY取引ペアが案内されています。対応ペアと手数料は変更される可能性があるため、注文前に公式の取引所画面と手数料表を確認してください。

《出典》
取引所APIドキュメント|Coincheck
取引所の手数料を教えてください|Coincheck FAQ

入出金・送金まで含めて総コストを確認する

項目 2026年8月25日の公式表示 確認点
銀行振込による日本円入金 Coincheck側は無料 振込元銀行の手数料は利用者負担
コンビニ入金 3万円未満770円、3万円以上30万円以下1,018円 入金額から差し引かれる
クイック入金 金額帯により770円、1,018円、または入金額×0.11%+495円 利用額により変わる
日本円出金 407円 少額・頻回の出金では負担割合が大きくなる
暗号資産送金 銘柄・ネットワークごとに異なる BTC・ETHなど一部は変動手数料制

費用を比較するときは、売買手数料だけでなく、販売所のスプレッド、日本円の入出金、外部ウォレットへの送金まで合計します。積立を検討している場合は、販売所と取引所で積立コストがどう変わるかも確認しておきましょう。

《出典》
送金・売買・入出金手数料|Coincheck

Coincheckの取扱銘柄

Coincheck公式記事では、2026年7月時点の取扱銘柄数を35種類と案内しています。ただし、取扱開始・終了、ネットワーク移行、売買停止などによって数や状態は変わります。

「Coincheckで取り扱われていること」と「現在、希望する方法で売買できること」は分けて確認してください。販売所、取引所、積立、送金、貸暗号資産では対応状況が同じとは限りません。

《出典》
Coincheckで取引できる通貨は何種類?|Coincheck
取り扱い暗号資産一覧|Coincheck

2026年7月時点で案内されている35銘柄

区分 銘柄
主要銘柄 BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、XLM、SOL、DOGE
プラットフォーム・DeFi関連など ETC、LSK、XEM、IOST、SAND、DOT、CHZ、LINK、DAI、POL(旧MATIC)、APE、AXS、IMX、WBTC、AVAX、SHIB、PEPE、MASK、MANA、GRT、TRX、SUI
国内プロジェクト・IEO関連など MONA、FNCT、BRIL、BC、FPL

上表は銘柄の優劣や投資推奨を示すものではありません。また、ポリゴンの表記や対応ネットワークなど、移行中の仕様は公式画面で最新状態を確認してください。

販売所と取引所の対応を見分ける

販売所はCoincheckが提示する価格で売買し、取引所は利用者の注文が並ぶ板で売買します。公式API資料では、XRP/JPYやETH/JPYを含む複数の取引ペアが取引所に対応しています。

一方、取扱35銘柄のすべてが同じ条件で取引所に対応するわけではありません。特定銘柄を目的に口座を選ぶ場合は、次の順番で確認すると判断しやすくなります。

  1. 公式の取扱一覧に銘柄があるか
  2. 販売所・取引所のどちらで売買できるか
  3. 現在、購入・売却・送金が停止していないか
  4. 取引手数料と送金手数料はいくらか
  5. 利用したいネットワークに対応しているか

《出典》
取引所APIドキュメント|Coincheck

Coincheckの登録状況とセキュリティ対策

コインチェック株式会社は、関東財務局長第00014号の暗号資産交換業者として金融庁の登録一覧に掲載されています。登録業者には利用者財産の管理や情報提供などの規制が適用されます。

金融庁・財務局への登録は、暗号資産の価格、元本、利益、システムの無事故を保証するものではありません。登録状況に加え、サービス内容、手数料、過去の事案、現在の管理体制、利用者側の対策を組み合わせて判断します。

《出典》
暗号資産交換業者登録一覧|金融庁

公式に案内されている主な安全管理

  • 分別管理:利用者から預かった法定通貨・暗号資産を会社の資産と分けて管理
  • 残高照合:実際の残高と計算上の残高を日次で照合
  • コールドウォレット:暗号資産の一部をインターネットから切り離して管理
  • 二段階認証:認証アプリなどを利用した追加認証
  • パスキー:対応端末を利用した認証

Coincheckの画面では、暗号資産送金や日本円出金にパスキー設定を求める案内も確認できます。最新の必須条件は、利用時の公式画面に従ってください。

取引所任せにせず、パスワードの使い回しを避け、認証設定、端末管理、送金先確認を行うことも重要です。一般的な対策は、取引所と利用者それぞれのセキュリティ対策で詳しく解説しています。

《出典》
Coincheckの安全性やセキュリティについて|Coincheck
Coincheckのサービス・認証案内|Coincheck

過去の流出事件と現在の対策を分けて考える

Coincheckでは2018年に暗号資産NEMの不正送金事件が発生しました。現在の安全性を判断するときは、この事実をなかったことにせず、事件後に行われた経営管理・内部管理・システムリスク管理の強化と、現在公表されている対策を確認する必要があります。

ただし、対策が強化されたことから「絶対に安全」と結論づけることはできません。取引所への長期保管、外部ウォレットへの送金、貸暗号資産の利用では、それぞれ異なるリスクがあります。

Coincheckの主なサービス

Coincheckでは現物売買のほか、積立、貸暗号資産、ステーキング、NFT、IEOなどの関連サービスが案内されています。サービスが多いこと自体ではなく、自分の目的とリスク許容度に合うかで判断します。

サービス 主な用途 確認したいこと
販売所・取引所 暗号資産の現物売買 対応銘柄、提示価格、手数料、スプレッド
Coincheckつみたて 定期的な自動買付 買付方法、対象銘柄、最低金額、実質コスト
貸暗号資産サービス Coincheckへ暗号資産を貸し付けて利用料を受け取る 承認の有無、期間中の売却制限、無担保契約、返還リスク
ステーキング 対象資産の保有状況などに応じた報酬 対象銘柄、判定条件、手数料、報酬が保証されないこと
NFT・IEO NFT取引や新規暗号資産販売への参加 個別商品の流動性、価格変動、利用条件

貸暗号資産は預金ではなく、預金保険の対象でもありません。取引所口座に保有する場合との契約上の違いを理解してから申し込みます。仕組みの比較には、取引所の貸暗号資産とレンディングの仕組みも参照してください。

《出典》
Coincheckの特徴とサービス|Coincheck
Coincheck貸暗号資産サービス|Coincheck

口座開設前のチェックリスト

Coincheckが自分に合うかは、知名度や取扱銘柄数だけでは判断できません。申込み前に、次の項目を確認しましょう。

  • 希望銘柄が現在も取り扱われているか
  • 販売所と取引所のどちらで売買できるか
  • 注文画面の買値・売値・取得数量に納得できるか
  • 日本円の入出金と暗号資産送金の費用はいくらか
  • 外部送金に使うネットワークが送付先と一致しているか
  • 二段階認証またはパスキーを設定できるか
  • 積立・貸暗号資産など、利用予定サービスの条件を読んだか
  • 失って生活へ影響する資金を使っていないか

初回は少額で入金・購入・売却・必要に応じた送金まで確認し、操作と費用を把握してから取引額を検討するのが基本です。

暗号資産取引全体の準備は、口座開設から初回購入までの基本手順で確認できます。

Coincheckについてよくある質問

価格、取扱銘柄、スプレッド、安全性について、利用前に確認したい疑問をまとめます。

Coincheckの価格はリアルタイムですか?

公式の通貨一覧やアプリでは、取得時点のレートと変動率を確認できます。ただし、通信や更新の時間差があり、一覧レートと販売所の買値・売値、取引所の板価格は同じとは限りません。実際の売買では注文確認画面を確認してください。

Coincheckで終値は確認できますか?

アプリのチャートなどでローソク足の始値・高値・安値・終値を確認できます。日足や時間足など、選択した時間軸によって終値は異なります。

Coincheckのスプレッドはいくらですか?

スプレッドは銘柄や相場状況によって変動するため、固定ではありません。公式手数料ページでは、販売所価格に通常0.1~5.0%、一部銘柄では2.0~6.5%の手数料相当額が含まれる場合があると案内されています。注文時の買値と売値を確認してください。

Coincheckの取扱銘柄数はいくつですか?

Coincheck公式記事では、2026年7月時点で35種類と案内されています。取扱開始・終了や一時停止で変わるため、利用時には公式の取扱一覧で最新状態を確認してください。

XRPやETHはCoincheckの取引所で売買できますか?

2026年8月25日に確認した公式API資料では、XRP/JPYとETH/JPYはいずれも取引所の利用可能ペアに含まれています。取引可否や手数料は変更される可能性があるため、注文前に公式画面を確認してください。

Coincheckを使えば儲かりますか?

Coincheckを利用するだけで利益が出るわけではありません。損益は暗号資産の購入価格・売却価格・数量・スプレッド・各種手数料・価格変動によって決まり、元本割れする可能性があります。

Coincheckは金融庁に登録されていますか?

コインチェック株式会社は、関東財務局長第00014号の暗号資産交換業者として登録されています。ただし、登録は暗号資産の価値や利益、サービスの無事故を保証するものではありません。