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経済指標の結果を受け、米国金融市場堅調も、はしゃぎすぎか?|ビットコイン予測 今週のポイント2023.12/04-10

経済指標の結果を受け、米国金融市場堅調も、はしゃぎすぎか?|ビットコイン予測 今週のポイント2023.12/04-10

今週のビットコイン市場のポイント
2023.12/04 〜 10

暗号資産積立ポートフォリオについて


毎月一度、10万円分の暗号資産を購入し積み立てていきます。

購入する銘柄は「ビットコイン」と「イーサリアム」、そして米ドルペッグ通貨である「ダイ」の中から選択します。積立ポートフォリオはマーケットの動向に対して最適となるよう銘柄の構成比を調整していきます。


暗号資産ポートフォリオの変更

今週のポートフォリオの変更はありません。



先週のビットコイン市場の振り返り

 先週の暗号資産市場は、発表された経済指標の結果から大きく低下した長期債利回りや上昇した株式市場の動きを受けて堅調な展開が続きました。

経済指標では、11月28日S&Pケースシラー住宅価格指数9月が発表され、前年比+3.9%と3ヶ月連続で前年を下回り前月比も+0.3%と前月の+0.4%を下回りました。住宅価格の鈍化傾向が続いています。

 また30日にはユーロ圏の消費者物価指数HICP11月が発表され、前年同月比+2.4%と前月と市場予想の+2.7%を下回り、前月比でも▲0.5%と前月の+0.1%から大きく低下しました。コア指数でも前月の+4.2%から今回+3.6%と大きく低下し、ECBの目標である2%に近づきインフレの鈍化を印象づけています。

さらに米国では、12月1日に発表されたISM(米供給管理協会)製造業景気指数11月が46.7となり13ヶ月連続で50を下回り景気の鈍化を示しました。

こうした経済指標の結果を受けて米国金融市場は、今後のソフトランディングを想定してパウエル議長の講演にも反応せず堅調な動きとなりました。

 暗号資産市場は、週初BTCで547万円前後、ETHで30万円程度から始まりましたが、週末にはBTCが570万円近く、ETHが31万円近くまで上昇して終えています。

今週の注目の経済イベント

今週の経済イベントの中で注目すべきは、米国における2つの重要な指標の発表です。まず、11月のISM非製造業景気指数の発表があります。

この指数は、サービス産業の景気動向を示すもので、経済全体に大きな影響を与えます。次に、米国の雇用統計の発表が予定されており、特に失業率のデータが焦点となります。これらの指標は、労働市場の状況を反映し、特に労働力不足によって高騰していた人件費の動向に関する重要な手がかりを提供します。これらのデータを通じて、人件費が落ち着く方向に向かっているかどうかを分析することができます。

先週は経済指標の結果を好感して米国金融市場が「はしゃぎすぎ」とも言える大きな動きを見せましたが、来週には12日に米国CPI(消費者物価指数)の発表と14日FOMCを控え、今週は落ち着いた動きになるのではないかと考えています。

高騰する米国人件費のゆくへ

今週のビットコイン・暗号資産マーケットの見通し

暗号資産市場は、来年にかけて上昇傾向に転じる可能性が高まっています。特に注目されているのは、市場が現在、下値を固める動きを見せていることです。この動きは、暗号資産が安定し、将来的に価値が上昇する基盤を築いていることを示唆しています。

しかし、暗号資産市場は非常に変動が激しく、さまざまな外部要因によって価格が影響を受けやすい特性があります。先週、米国証券取引委員会(SEC)がイーサリアム(ETH)の現物上場投資信託(ETF)に関してパブリックコメントを募集する動きを見せたことは、市場にとって重要なニュースです。このような動きは、ビットコイン(BTC)やETHなどの主要な暗号資産に対する一般の認識と信頼を高め、これらの資産の現物ETFが実現する可能性を示唆しています。

BTCとETHの現物ETFに関する話題は、市場の注目を集め、価格上昇の原動力となる可能性があります。ETFが実現すれば、これらの暗号資産へのアクセスが容易になり、新たな投資家層を引き付けることが期待されます。その結果、暗号資産市場全体の流動性が高まり、さらなる価格上昇を促すことができるでしょう。

先週のSECの動きを受け、今週も暗号資産市場は目が離せない状況が続くと予想されます。投資家や市場アナリストは、SECの動向や市場の反応を注視し、将来の市場動向を予測するための重要な手がかりを得ようとしています。このような状況の中、暗号資産市場は活発な議論と投機の舞台となり、市場の動きは予測が難しいものとなっています。先週同様に目の離せない週となりそうです。