
今週のビットコイン市場のポイント
2023.8/21 〜 27
暗号資産積立ポートフォリオについて
毎月一度、10万円分の暗号資産を購入し積み立てていきます。
購入する銘柄は「ビットコイン」と「イーサリアム」、そして米ドルペッグ通貨である「ダイ」の中から選択します。積立ポートフォリオはマーケットの動向に対して最適となるよう銘柄の構成比を調整していきます。
暗号資産ポートフォリオの変更
今週はポートフォリオの変更はありません。
先週のビットコイン市場の振り返り
先週の暗号資産市場は、私の予想とは大きくかけ離れてしまいました。
米国株式市場は長期金利の上昇を受けて調整場面を迎え、リスクオフのムードが強まり、暗号資産市場は17日(木)に発表されるFOMCの議事録を意識してか週前半は上値の重いもみ合いに終始しました。
発表されたFOMC議事録は、ほとんどのメンバーが更なる利上げを支持し、利下げについての意見は皆無でした。インフレリスクは強く一段の引き締めの可能性を示唆していました。
さらに中国恒大集団が米国連邦破産法15条の適用を連邦破産裁判所へ申請した事から中国リスクが大きく台頭し、米国株式市場は大きく下落するとともに暗号資産市場もBTCのまとまった売りを受けて一時26,000ドル割れまで下落しました。

今週の注目の経済イベント
今週は毎年注目されるカンザスシティ連銀が主催するジャクソンホール会合が24日~26日に開催されます。この場でのパウエルFRB議長の講演が注目されることになります。
パウエル議長は7月のFOMC後の会見で「今後の金融政策はデータ次第」とコメントしており、この会合でも同じような内容に終始するのではないかと思われます。
しかし、既に発表されたFOMC議事録から今後さらなる利上げも考えられ、市場が予想していた「利上げ打ち止め、利下げへ」のイメージは遠のくと考えられます。金融市場全般は調整局面が続くのではないでしょうか。
今週のビットコイン・暗号資産マーケットの見通し
一方、暗号資産市場については、先週いくつかの悪材料を受けたリスクオフの影響があったとは思いますが、まとまった売り物による需給悪化がポイントであったと思われます。 今週このような売り物がなければ、下値を固める展開になっていくものと考えています。