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8銘柄のETH現物ETF承認|ビットコイン予測 今週のポイント2024.5/27-6/2

8銘柄のETH現物ETF承認|ビットコイン予測 今週のポイント2024.5/27-6/2

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今週のビットコイン市場のポイント
2024.5/27 〜 6/2

暗号資産積立ポートフォリオについて


毎月一度、10万円分の暗号資産を購入し積み立てていきます。

購入する銘柄は「ビットコイン」と「イーサリアム」、そして米ドルペッグ通貨である「ダイ」の中から選択します。積立ポートフォリオはマーケットの動向に対して最適となるよう銘柄の構成比を調整していきます。


先週のビットコイン市場の振り返り

FOMC議事録の発表

先週は5月22日(水)に4月30日-5月1日に開催されたFOMC(連邦公開市場委員会)の議事録が公表されることから、米国金融市場は週初落ち着きながらもやや甘い展開から始まりました。22日にFOMC議事録が発表されるとその内容が想定外のタカ派的な内容であった事から米国株式市場は大きく揺らぎ、5月23日のNYダウ平均は605ドル安となりました。(S&P500は39ポイント安、NASDAQは65ポイント安)また債券市場も強く反応し、米国10年国債利回りは4.48%、2年国債利回りは4.94%へ上昇しています。

エヌビディア(NVIDIA)の決算

 しかし、一方で同じ22日に発表された半導体大手エヌビディア(NVIDIA)の2024年2-4月期決算は、売上高が前年同期比3.6倍の260億4,400万ドル、純利益が同7.3倍の148億8,100万ドル(約2兆3,300億円)で市場予想を大きく上回りAI向け半導体需要の強さを示す内容となりました。NVIDIAの株価は23日に88ドル高、24日も26ドル高となり1,064ドルで週を終えています。

このように米国では金融市場が発表された内容の結果によって動きが大きく分かれる様相となりました。そうした中で暗号資産市場も独自の材料で揺れ動く週となりました。

8銘柄のETH現物ETF承認

8銘柄のETH現物ETF承認

 先週は以前からETH現物ETFについて承認されるかが注目材料とされており、当初は検討が先送りされる可能性が高いと見られていました。しかし、蓋を開けてみるとSECはブラックロック、フィディリティ、アーク21シェアーズなどの8銘柄のETH現物ETFの承認を発表しました。

 このような動きを事前に察知した暗号資産市場は、20日(月)BTCで1,040万円近辺から始まりましたが、1,100万円近辺まで上昇し、ETHも58万円台後半、XRPも85円台半ばへ上昇しました。その後利益確定売りなどもあり上値が重くなりましたが、BTCが1,065万円台、ETHが59万円前後、XRPが84円台半ばで週を終えています。

 4月30日-5月1日のFOMC議事録について

今回の議事録の内容では「政策金利を長期に高水準で維持する事が望ましい」との認識で当局者の考えが一致した事が判明しました。またその他のポイントは次のようなものでした。

  • 金融政策は良い位置にある。しかし、正当化されるなら追加の引締め政策についても前向きと多くの参加者が言及した
  • 1-3月に発表されたインフレ関連のデータは期待外れであった
  • インフレ率が持続的に目標の2%に向かいつつあるとの確信を参加者が強めるには、従来  想定していたよりも時間がかかるだろう

こうした会合での意見を基にパウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で「インフレ率が2%の目標に向かうという確信を当局が強めるまで利下げの実施は適切ではない」と述べています。

 今回のFOMC会合の内容について市場はタカ派的な内容であったと見ています。

市場は依然として「利下げは9月にスタートし年2回の利下げ」と見ていますが、FOMC参加者からの発言からは「年内あっても年末ころの1回にとどまる」と示唆しているようです。今後、年末に向けての金融政策の見通しなどが公表されると考えられる6月11日-12日の次のFOMC会合が必然的に注目されることになりそうです。

5月23日発表のS&Pグローバル購買担当者景気指数(PMI)5月について

 5月23日に発表されたPMIは総合が54.4と2022年4月以来の高水準を示しました。その内容としてはサービス業が54.8で前月の51.3から大きく上昇し。製造業で50.9と前月の50.0から小幅ですが上昇しました。

 S&Pグローバルのチーフ・ビジネス・エコノミストであるクリス・ウィリアムソン氏は

「景況感が高まり景気の見通しが明るい事が示唆されている」としていますが、一方で「インフレと金利の今後が不透明な中、企業は経済見通しに慎重な姿勢を維持し、地政学的な不安定や大統領選に対する懸念を引き続きあげています。」とコメントしています。

また製造業の投入価格指数は、1年半ぶりの高水準へ上昇しており、エネルギーや労働コストなどが上昇し、財のディスインフレが終わりに近づいていると指摘しています。

 

 こうした景況感の良さやコストの上昇は金融政策に対して引き締めを意識させるものであり、今後も十分に注視する事が必要をなりそうです。

今週の米国金融市場はFRBが重視する4月のPCE(個人消費支出)物価指数の発表が31日(金)にあり、タカ派的なFOMC議事録の公表後だけに、この発表まで今週は軟調な展開となりそうです。

 

今週のビットコイン・暗号資産マーケットの見通し

先週の暗号資産市場は、ETH現物ETFの承認に関するニュースが注目され、堅調な場面が見られました。SECがブラックロック、フィディリティ、アーク21シェアーズなどの8銘柄のETH現物ETFを承認したことが市場を押し上げ、BTCは1,040万円から1,100万円近辺まで上昇し、ETHやXRPもそれぞれの高値を記録しました。しかし、その後は利益確定売りの影響で上値が重くなり、週末にはBTCが1,065万円台、ETHが59万円前後、XRPが84円台半ばで取引を終えました。

今週の暗号資産市場の見通しについては、先週のETH現物ETFの承認というトピックスが堅調な市場を演出しましたが、勢いはあまり強いものではありませんでした。金融市場全体の動向を注視しながら、慎重な態度が必要と考えます。特に、米国の金融政策や経済指標の発表が市場に影響を与える可能性が高いため、これらの動向をしっかりと見極めることが重要です。また、技術的な分析や市場のセンチメントを考慮し、適切な投資判断を行うことが求められます。

市場が引き続き高いボラティリティを示す中、短期的なトレンドに振り回されず、長期的な視点での投資が推奨されます。暗号資産市場の今後の動向を慎重に見守りながら、適切なリスク管理を行うことが重要です。



暗号資産ポートフォリオの変更

2月・3月・4月はBTC・ETHを割高とみて、積立をスキップし、キャッシュでプールしています。