BitLending|最高利率10% 預けて増やす暗号資産レンディング
ビットコインは半減期を通過して材料不足

ビットコインは半減期を通過して材料不足

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今週のビットコイン市場のポイント
2024.4/29 〜 5/5

暗号資産積立ポートフォリオについて


毎月一度、10万円分の暗号資産を購入し積み立てていきます。

購入する銘柄は「ビットコイン」と「イーサリアム」、そして米ドルペッグ通貨である「ダイ」の中から選択します。積立ポートフォリオはマーケットの動向に対して最適となるよう銘柄の構成比を調整していきます。


先週のビットコイン市場の振り返り

先週、米国金融市場では、多くの経済指標の結果が発表され、その結果によって「利下げ」か「先送り」が判断され一喜一憂する展開となりました。

経済指標の発表では、4月23日にS&Pグローバルから米国購買担当者景気指数(PMI/速報値)があり、製造業が49.9となり、2023年12月以来の低水準を記録しました。4カ月ぶりに好不況の節目とされる50を下回る水準でした。今回の結果は、原材料、燃料、輸送、労働の各コストの上昇が反映されたものです。こうした価格圧力はインフレが当面は高い水準にとどまる事を示唆していると考えられます。

 4月25日には米国の2024年第一四半期GDPの発表がありました。

2024年1-3月期の実質GDP成長率は前期比年率+1.6%と、市場予想(同+2.5%)を下回り、2四半期連続での減速となりました。ただし、足を引っ張ったのは純輸出と民間在庫で、個人消費は堅調さを維持しました。また住宅投資は伸び幅が大幅に拡大し、設備投資は伸び幅が縮小したもののプラスを維持しました。FRBによる高い金利水準が長期化を続ける中でも、米国経済は内需中心に堅調を維持しています。

 一方、今回のGDP統計で公表された1-3月期のPCE価格指数は+3.4%、PCEコア価格指数は+3.7%と2023年10-12月期から加速しました。

4月26日には金融当局が最も重視する米国個人消費支出(PCE)が発表され3月は堅調なペースで上昇しました。PCE総合価格指数が前月比+0.3%と予想通りでしたが、前年同月比では+2.7%と予想の+2.6%を上回りました。

また食品とエネルギーを除いたPCEコア価格指数は前月比+0.3%で予想と一致しましたが、前年同月比では+2.8%とこちらも予想の2.7%を上回りました。

 25日と26日に発表されたPCE価格指数の結果は、4月半ばにパウエルFRB議長がインフレ率の高止まり等を理由に利下げ開始の先送りを示唆しましたが、これを裏付けるような結果だったと思われます。

先週のビットコイン市場は、BTCの4回目の半減期を4月20日を通過しましたが、市場の反応は穏やかで、直近で特に大きな価格の変動は見られませんでした。半減期とはブロック報酬が半分に減るイベントで、マイナーにとっての報酬が減少し、新たに発行されるビットコインの数が減るため、長期的には金融引き締めに近い効果があるために価格に上昇圧力を与えると考えられます。

しかしながら、半減期の期待は価格に十分に織り込まれていると見ることができ、現在BTCは1,000万円周辺で取引されており、この価格帯で上値が重い状態が続いています。これは市場参加者が半減期を織り込み済みであったか、他のマクロ経済的な要因により積極的な買いが控えられたためかもしれません。BTCの価格は週末にかけて1,005万円前後で推移し、比較的安定した価格帯を維持しました。

他の主要な暗号資産も似たようなパターンを示し、イーサリアム(ETH)は49万円後半で、リップル(XRP)は81円台後半で取引されました。これらの価格も比較的安定しており、大きな価格変動は見られなかったようです。

全体として、市場は半減期のイベントを静かに通過し、短期的には大きな価格変動につながらなかったものの、長期的にはこのような供給面の変化が価格にどのような影響を与えるか注目されます。投資家は引き続きマクロ経済の動向やその他の市場要因にも注意を払いながら、暗号資産市場の動きを見守っていくことが求められます。  

アップルとアマゾンの決算発表が注目

今週の注目の経済イベント

今週は4月30日~5月1日に米国でFOMCが開催されます。先週発表された経済指標により米国内での強いインフレ圧力が確認されたと思われ、利下げの先送りを中心に議論 されるものと考えられ、米国債券市場では利回りがさらに上昇する可能性もコメントされています。

 また今週にはアマゾンドットコムが4月30日に、アップルが5月3日に決算発表を行います。特にマグニフィセントセブンの一角として株式市場と常にリードしてきたアップルは、販売動向に陰りが見えたのではないかと言われており、実際のiPhone販売状況に注目が集まります。

米国株式市場は、FOMCを意識した金利動向や各企業の決算結果で上下する展開となりそうです。

今週のビットコイン・暗号資産マーケットの見通し

先週、ビットコインは比較的安定した価格帯を維持しましたが、現物ETFへの資金流入が落ち着き始めており、市場に新たな材料が不足している状況です。このため、ビットコインの価格動向は、引き続き米国金融市場の影響を受けやすいと考えられます。特に、米国の金融政策や経済指標の発表が市場の方向性を左右する主要因となる可能性があります。

BTCが4回目の半減期を通過したことによる長期的な影響はまだ完全には評価されていないものの、短期的には材料不足から大きな価格の上昇を見込むのは難しい状況です。そのため、来週もビットコインは一定の価格範囲内でのもみ合いが続くと予測されます。このレンジ内での小さな価格変動に注目し、短期的な取引機会を捉える投資家もいるかもしれませんが、大きなブレイクアウトは期待薄と言えるでしょう。

投資家は、ビットコインに限らず、他の金融市場との相関関係にも注意を払いつつ、慎重な市場分析を行うことが重要です。また、追加の経済データや政策変更が市場に新たな動きをもたらす可能性もあるため、柔軟に対応する姿勢が求められます。



暗号資産ポートフォリオの変更

2月・3月・4月はBTC・ETHを割高とみて、積立をスキップし、キャッシュでプールしています。