BitLending|最高利率10% 預けて増やす暗号資産レンディング
株高の熱狂も一服!?|ビットコイン予測 今週のポイント2024.4/8-14

株高の熱狂も一服!?|ビットコイン予測 今週のポイント2024.4/8-14

今週のビットコイン市場のポイント
2024.4/8 〜 14

暗号資産積立ポートフォリオについて


毎月一度、10万円分の暗号資産を購入し積み立てていきます。

購入する銘柄は「ビットコイン」と「イーサリアム」、そして米ドルペッグ通貨である「ダイ」の中から選択します。積立ポートフォリオはマーケットの動向に対して最適となるよう銘柄の構成比を調整していきます。


先週のビットコイン市場の振り返り

先週の米国金融市場は週末に発表される米国雇用統計3月を控えて慎重な動きで始まりました。米国株式市場は月曜日から木曜日まで4日連続安となりNYダウ平均株価で1210ドルの下落となりました。4日(木)は中東の地政学リスクの高まりからNY原油価格先物(WTI)も86ドル台に乗せるなどインフレの長期化懸念が高まり、米国の利下げ期待も低下しました。

週末の5日(金)発表の米国雇用統計3月では、失業率が3.8%と前月の3.9%から低下し、非農業部門就業者数は30.3万人と予想の20万人を大きく上回る結果となりました。また平均時給は+4.2%(前月比年率)と前月の+2.1%から加速し、賃金総額も+10.5%と前月の+7.9%から加速しました。今回の雇用統計の結果は、非常に強いものとなり、短期的には米国経済が堅調でインフレが収まっていない状況を示すものとなりました。

米国株式市場は強い成長期待から反発したものの、米国10年債利回りは4.4%台へ上昇しています。

一方、ビットコイン市場は一進一退の動きが見られました。週初めにはビットコイン(BTC)が71,000ドル(約1080万円)近辺で取引を開始しました。しかし、週が進むにつれて、いくつかの要因が重なり、ビットコインの価格に影響を与えました。

特に注目されたのは、グレイスケールのビットコイン信託(GBTC)からの資金流出と、キャシー・ウッド氏率いるアークインベストの21シェアーズビットコインETF(Exchange Traded Fund)からの資金流出の報が伝えられたことです。これらのニュースは、投資家の間で警戒感を引き起こし、上値の重さを象徴する事態となりました。その結果、ビットコインは65,000ドル(約1000万円)を割り込むまで価格が下落する場面がありました。

しかし、売り圧力が一服すると、ビットコインは落ち着きを取り戻し始めました。週末にかけて、価格は回復し、69,000ドル台(約1040万円台)で週を終えることができました。この価格回復は、市場参加者の間での一定の信頼感の回復を示唆している可能性があります。

他の主要な暗号資産に目を向けると、イーサリアム(ETH)は50.3万円前後で、リップル(XRP)は89円台半ばでそれぞれ週を終了しました。これらの動きも、ビットコイン相場の波に影響を受けつつ、それぞれ独自の市場要因が作用していることを示しています。

先週のビットコイン相場は、投資家のセンチメントの変化や、大きな資金流出のニュースが価格に短期的な影響を与えた一方で、市場のレジリエンスも見られた週でした。今後の動向を見守るにあたり、こうした変動要因と市場の反応に注目が集まりそうです。

強い雇用統計

今週の注目の経済イベント

今週は米国で10日(水)に消費者物価指数(CPI)3月の発表とFOMC議事録の公開があり、インフレ長期化懸念と金融当局の政策金利引き下げに対する思惑が交錯する展開となり、上値が重く始まると思われます。

先週は、ダラス連銀のローガン総裁から「現在の状況は十分に引き締まっていない可能性が懸念され、利下げは時期尚早」とのコメントが出されたほか、ボウマンFRB理事から「可能性としては低いものの追加利上げの可能性もある」と現在のインフレが収まっていない状況に対して警戒する発言が相次ぎました。

 11日(木)には米国生産者物価指数(PPI)3月の発表もあり、インフレに関して神経質な展開となりそうです。

今週は中国から消費者物価指数、生産者物価指数3月や貿易収支の発表があるほか、ECBで政策金利に関する理事会が開催されます。世界経済へ影響あるものだけに中東情勢や原油価格とともに注意が必要です。

bitcoinの半減期は4月20日前後

今週のビットコイン・暗号資産マーケットの見通し

今週のビットコイン相場については、いくつかの重要なポイントを踏まえた上で、慎重に見通しを立てる必要がありそうです。まず、ビットコインを含む暗号資産市場全体が、近期のインフレ関連指標や金融市場の動向に敏感に反応していることが指摘されています。これは、暗号資産が伝統的金融市場との相関性を強めていることを示しており、これらの指標や動向は今後の価格変動に大きな影響を与える可能性があります。

特に、インフレ指標は消費者の購買力や中央銀行の政策方向性に直接的な影響を与えるため、これがビットコインをはじめとする暗号資産の価格に与える影響は無視できません。インフレが予想以上に高い場合、それが金融緩和策の継続や利上げペースの鈍化を意味するなら、リスク資産への投資意欲が高まる可能性があり、ビットコインを含む暗号資産にとってはプラスの材料となり得ます。一方で、インフレ抑制のための急激な金融引き締めが予想される場合、市場のリスク回避姿勢が強まり、ビットコインの価格にはネガティブに作用する可能性があります。

加えて、ビットコインが現在高値ゾーンに位置していることから、新たな材料次第で価格が大きく上下に振れる可能性が高いと考えられます。これは、市場参加者が利益確定売りや追加購入に動きやすい状況にあることを意味しており、特に重要な経済指標の発表や中央銀行の政策発表などのイベントが市場のボラティリティを一時的に高める要因になり得ます。

総じて、今週のビットコイン相場は、インフレ関連指標や金融市場の動向に注目しながら、高ボラティリティに備える姿勢が求められるでしょう。特に、市場が敏感に反応しそうな経済データやイベントの発表スケジュールには事前に注意を払い、柔軟かつ慎重な対応を心がけることが重要です。



暗号資産ポートフォリオの変更

2月・3月・4月はBTC・ETHを割高とみて、積立をスキップし、キャッシュでプールしています。