今週のビットコイン市場のポイント
2024.2/12 〜 18

暗号資産積立ポートフォリオについて


毎月一度、10万円分の暗号資産を購入し積み立てていきます。

購入する銘柄は「ビットコイン」と「イーサリアム」、そして米ドルペッグ通貨である「ダイ」の中から選択します。積立ポートフォリオはマーケットの動向に対して最適となるよう銘柄の構成比を調整していきます。


暗号資産ポートフォリオの変更

今週はポートフォリオの変更はありません。

先週のビットコイン市場の振り返り

先週の暗号資産市場は週初から半ばまで予想されていた下値を固める展開を続けていましたが8日(木)からBTCが騰勢を強め、9日には円ベースで700万円台を超え、13日現在は740万円台を示現しています。

金融市場では、米国企業の決算発表の2/3が終了し、米国企業の業績は予想を上回って上方修正が相次いでいます。株価指標のS&P500種は初めて5,000ポイントの大台に到達しました。

 経済指標では、5日(月)にISM非製造業景況指数1月が前月の50.5から大きく増加し53.4と発表されました。これは予想の52.0も上回りました。新規受注の増加と雇用の回復が押し上げており、景気の堅調さが示されたとして利下げが遠のいたとの声が上がりました。

 

 7日(水)の米国貿易収支12月では米国からの石油輸出が急増した結果、622億ドルの赤字となり、2023年年間の赤字額は7,734億ドルと前年比マイナス18.7%となりました。これは2009年以来の大幅な縮小となります。

 米国では経済指標の発表が堅調な景気を示しており、ダラス連銀のローガン総裁やリッチモンド連銀のバーキン総裁が「利下げを急ぐ必要はなく、経済指標のデータを今後数カ月精査していくべき」とコメントしています。市場関係者が予想していた利下げはかなり遠のいた様子です。

 しかし、株式市場は依然として強い展開が続いており、その強さに支援されてか暗号資産市場も強い展開となりました。特に8日(木)にアップル共同創業者であるウォズニアック氏が「BTCは安全で安定しており、保守的な資産」と評価するコメントが公表され好感する動きとなり週を終えています。

今週の注目の経済イベント

今週の市場は、13日に発表される米国の消費者物価指数(CPI)に大きく左右されることが予想されます。CPIは、物価の変動を測るための重要な指標であり、インフレの状況を把握するために広く使用されています。この数値が予想を上回るか下回るかによって、金融市場に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 ビットコイン史上最高値に迫る

今週のビットコイン・暗号資産マーケットの見通し

今週のビットコイン相場は、先週末のポジティブな動きを引き継ぎ、上昇を試す展開が予想されます。円ベースで見ると、約776万円の高値には一定の警戒感が存在するものの、ドルベースでは高値が約69,000ドルとなっており、徐々に上昇する可能性が高いと見られます。ここで注目すべきは、為替の円安がビットコイン価格に与える影響の大きさです。

円安はドルベースでのビットコイン価格上昇を後押ししていますが、週末にかけての値動きが急速であったため、利益確定のための売りが出る可能性も否定できません。これにより、市場のボラティリティが増し、動きが荒くなる可能性があります。投資家は、市場の動向を慎重に観察しながら、短期的な価格変動に備える必要があるでしょう。



これまでの暗号資産積み立ての状況
Accumulation Status

[期間:2023.06.05 〜 2024.12.11]

2023年6月から月毎に10万円分の暗号資産を実際に積み立てていき、そのポートフォリオを公開する企画です。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、日本の取引所でも取り扱われており、米ドルとペッグ〔連動〕するステーブルコインであるダイ(DAI)を対象としています。

ポートフォリオの現在の資産価値

含み益(現在の資産価値 - 合計積立金額)

利益率
%

積み立て回数
16

合計積立金額
1,600,000

ポートフォリオの構成

    ポートフォリオ

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    銘柄 シンボル 対円レート 保有数量 日本円換算 構成比
    ビットコイン BTC [BTC/JPY] 0.1523 BTC %
    イーサリアム ETH [ETH/JPY] 1.8884 ETH %
    ダイ DAI [DAI/JPY] 80 DAI %