IVS-KYOTO-2023

IVS Crypto 2023 京都が6月28日〜6月30日に開催される。2022年は沖縄で開催され、Web3.0関連イベントでは最大級の規模感と盛り上がりを見せた。

特に数多くのVCや有識者を審査員として迎え入れ行うピッチイベントはIVSの名物となっている。IVS Crypto 2023 京都ではメディアパートナーとして、Iolite(アイオライト)もイベントを盛り上げるサポートをさせていただいているのだが、サイドイベントながらパネルディスカッションのパネラーとして私も登壇させていただく予定だ。微力ながらWeb3.0ムーブメントを後押しできるよう尽力したい。

Iolite編集長FOCUS

SNSでも人気集めるバーチャルヒューマン「imma」

 Iolite Vol.2の表紙を飾ってくれた「imma」さん。フェラガモやバーバリーなどのラグジュアリーブランドのモデルも務めた彼女は、TikTokやInstagramで100万人近くの人々を魅了する存在となった。

彼女という表現も正しいのかどうか曖昧な、現代を象徴するリアルとアンリアルの境目にいるようなアイコン的な存在だ。読者の方の中にも彼女がバーチャルであるということを知らずに、インタビューを最後まで読み込んでくれた方が少なからずいると思う。ぜひ、彼女の不確実性という余白を楽しんでもらいたい。

 この独自性の塊のような存在を世に出したチーム・Aww社には、映像プロダクションでグラフィック映像等を制作していた映像のプロフェッショナルから、VTuberの先駆けとなった「キズナアイ」プロジェクトのプロデュースメンバーなど、AIやブロックチェーン技術が注目される前にも大きな成果を挙げた面々で構成されている。

仕事を通して目にした彼ら彼女らが生み出す他にはないブランドは、トップクラスのスキルの上に計算し尽くされた型破りがあってのものだと感じている。私の人生史上、もっとも美しいエゴイズムを感じた経験だった。

ありがたいことに前号からご縁をいただいた後、今でも一緒に仕事をさせてもらっている。次号にてあたらしいプロジェクトが共同で行われる予定だ。楽しみにしていただけると嬉しい。

imma

Profile│ピンクのボブスタイルが特徴。国籍、年齢、性別非公開。Instagramのフォロワーは40万人、TikTokは48万人、TwitterなどSNSの総合計数は150万フォロワーに達している。(2023年2月現在)Immaという名前は、日本語の「今」からインスピレーションを受けており、現在の日本やK-popのカルチャーを反映したファッションや彼女の特徴を表す。

弟は同じくAwwInc.が運営する架空のキャラクターでバー チャルモデルのplusticboy(通称Zinn)。2022年1月Tommy Jeansのアンバサダーに就任。NFTマーケットプレイス「Opensea」にて”KANJO by imma”コレクションを発表。同年11月、Coinbaseと共同で「Complexcon Long Beach 2022」にブースを出展。自身のデザインするバーチャルファッションを初お披露目した。

バーチャルヒューマン「imma」

[Iolite記事]
彼女が現代の 「あたらしいリアル」|imma インタビュー 前編

バーチャルヒューマン「imma」とは

「imma」は、日本発のバーチャルヒューマンで、2018年に登場しました。彼女はコンピューターグラフィックス(CG)技術と機械学習を駆使して作られたデジタルキャラクターで、リアルな人間のような外見と表情を持っています。immaの名前は「I’m ma(私はここにいる)」からきており、彼女の存在感とデジタル世界での生活を象徴しています。

バーチャルヒューマンimma

「imma」について以下の観点から深掘りしていきます

  • 「imma」の誕生とその背景
  • 「imma」としての活動とその影響力
  • テクノロジーと「imma」の人間性
  • 「imma」のこれからと展望

「imma」の誕生とその背景

immaは、AI技術とCG技術の進化によって生まれました。彼女の制作は、実際の人間のモデルを元にしており、その顔の造形や表情の細かな部分まで忠実に再現されています。そのため、彼女を初めて見た人々は、彼女がバーチャルであることを信じられないほど驚かされます。彼女の制作には高度な3Dモデリング技術とテクスチャマッピング、照明技術が用いられています。

「imma」としての活動とその影響力

immaは、ファッションショーへの出演や広告モデルとして活動し、またSNSでのインフルエンサーとしても人気を集めています。彼女はInstagramやTwitterなどのプラットフォームで活動を展開し、ファッションやアート、日常生活について投稿を行っています。これにより、彼女は世界中のフォロワーを獲得し、デジタルと現実世界の境界を曖昧にしています。

彼女の活動は、バーチャルとリアルの融合、そして新しいエンターテイメントと広告の形を作り出しています。彼女は単なるデジタルキャラクターではなく、一種のブランドとして位置付けられており、多くの企業やブランドとのコラボレーションを行っています。これにより、従来の広告やマーケティングに革新をもたらしています。

 

テクノロジーと「imma」の人間性

immaの存在は、AIとCGの技術的な進化だけでなく、人間とテクノロジーの関係についても考えさせられます。彼女はバーチャルでありながら、人間らしい表情や感情を持っており、多くの人々とコミュニケーションを取ることができます。これは、テクノロジーが人間性をどのように再現し、拡張することができるのか、という問いを提起しています。

「imma」のこれからと展望

immaの登場は、バーチャルヒューマンがエンターテイメントや広告の分野で大きな役割を果たすことを示しています。彼女のようなバーチャルキャラクターは、今後さらに進化し、現実世界との境界をさらに曖昧にすることが期待されています。また、バーチャルリアリティ(VR)や拡張現実(AR)といった技術と組み合わせることで、新しい体験やコンテンツの創造が期待されています。

「imma」まとめ

immaは、AIとCG技術の粋を集めたバーチャルヒューマンとして、世界中の人々に新しいエンターテイメントと広告の形を提供しています。彼女の活動は、デジタルとリアルの融合を促進し、人間とテクノロジーの新しい関係を築いています。今後の彼女の活動から目が離せません。

公式サイトはこちら

immaちゃん 松潤と2ショット

「バーチャルヒューマンであるあたしがここまでの御方に会えるなんて….」
2023年12月8日から開催されている松本潤 初の展覧会 「PERSPECTIVE ‐時をつなぐ眼差し‐」6人のクリエイターとのコラボレーションを通して 松本潤が得た”言葉と視点”を体感する展覧会にて