2024年のWeb3.0領域 2023年の出来事を振り返って未来を紐解く
2024.01.10
旧年中は大変お世話になりました。年明けより大変な出来事が続きましたが、弊誌におきましては、メディアとして情報配信を通して社会に貢献できることを粛々と進めて参ります。このようなご時世ではございますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、2024年はどのような年になるのか。初詣ではご縁をいただいた方々の健康を祈ることが習慣になっているが、年明け早々に手帳に指針となる言葉と目標を書き綴る。昨年の手帳に書いた「実るほど頭を垂れる稲穂かな」をそのまま引き継ぎ、今年は「花を買うのは花が好きな人でしょうか?」を付け足した。マーケティング的な意味合いも一部含んだ言葉としてではなく、モノが人の手に渡った先にある出来事まで、慮ったモノ作りをしたいという想いを忘れないように付け加えた。
Web3.0領域に目を向けると、年始よりビットコイン現物ETF承認の可否に注目が集まっている。個人的には、既存金融の概念を取り払う次世代技術として、注目を浴びていた暗号資産及びブロックチェーン技術が、既存金融に取り込まれていく様相に、なんとも言い難い切なさを抱いた。相場に目を向ければ、2024年中にジャンプアップする要素が多く控えていることは良いことなのかもしれないが、テクノロジーとして大衆に受け入れられていく過程で、「志」の部分を如何に残したまま進行、浸透させていくかは注目だ。
相場以外の部分に目を向ければ、大手企業のブロックチェーン技術の活用事例も目にみえて増加するのではないかと思っている。2025年に控えた関西大阪万博ではキャッシュレス推進の一環で、NFTの受け取りも可能なデュアルウォレットの活用がされる予定だ。万博開催に先んじて、暗号資産及びNFTを管理するウォレットの活用は2024年推進され、加速すると考えている。
2023年にWeb3.0領域で起こったことを振り返って、2024年の指標や指針の役に立てば嬉しく思う。明るい未来を願って—
[Iolite記事]
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