ブロックチェーンEXPOでの登壇とWeb3.0の展望

11月20日から幕張メッセで行われたブロックチェーンEXPOにて、ありがたいことにメインセッションの登壇とモデレーターとして参加させていただく機会をもらった。

今回はマネックスグループで接点のある事業者の方を迎えてWeb3.0領域の有識者の方に提供サービスと2025年の展望を語ってもらう内容だ。

Web3.0のカンファレンスでの参加者層の違い

実際に参加させていただいて感じたのは、Web3.0領域で行われるいくつかのカンファレンスでもコンセプトによって集客層が全く異なるということだった。

特に今回のEXPOでマネックスグループに立ち寄る皆さんの中には、Web3.0を教えてほしいという方々も散見されたため、情報収集という観点から既存企業の事業者の皆さんが足を運んでくださった印象だ。

web3のイメージ

メインセッションで感じたWeb3.0とAIの現状

一方で、登壇の機会をいただいたメインセッションで、ビットコインやWeb3.0を知っているか否かのアンケートをとった際には、8割くらいの方々が知見があった。

テーマは「デジタルコミュニティを活用した移住定住支援の構想」であったため、足を運んでいただいた層はWeb3.0領域に知見がある方が多かったのも頷ける。

ここからさらに面白いのが、ChatGPTのサム・アルトマンCEOを知っているかどうかのアンケートには10%程度しか手があがらなかった。

あくまで推測ではあるが、Web3.0とAIが分断されている状況にあるように感じている。

Iolite11月号での暗号資産とAI特集

AIと暗号資産が融合する未来の可能性

11月29日に発売するIolite11月発売号では、暗号資産に関する特集と同じくらいのボリュームでAIについての特集も組んでいる。

もちろんAIの有識者に話を聞いたわけだが、彼らがもれなく話していたのは、AI同士がビジネスを発展させていく未来は必ず訪れ、報酬のやりとりは現状の仕組みでは暗号資産が活用される未来は近いと話していた。

つまり、Web3.0とAIが将来的には組み合わさる可能性が高く、まったく分断される技術ではないということだった。

八木編集長FOCUS

ビットコイン市場とSECゲンスラー委員長の退任

ビットコイン10万ドル突破への道筋

ビットコインはさまざまな概況から市場の指示を受け、もう間も無く100,000ドルという大台を突破するところまで差し迫った。

特に11月22日のSECゲンスラー委員長の退任報道は、彼に証券だと指摘された暗号資産の価格を軒並み押し上げるような大きな出来事だった。

遅かれ早かれ来年の前半には100,000ドルは超えてくるだろうと考えている。

日本の暗号資産市場が果たす役割

また、米国はビットコインを準備資産として組み入れることを検討しており、ビットコインの法案が通れば、具体的に米国がビットコインを準備金として活用し始めて20年間保持するようなことを示唆している。

ビットコインが注目を集めて、暗号資産を絡めた事業を行う事業者が増加すれば、暗号資産関連の環境が整っている日本は改めて注目されハブとなる可能性を持っている。

最後のチャンスといっても過言ではない市況で国内事業者の活躍を期待したい。

ビットコイン、1,500万円突破 大台の10万ドル迫る

[Iolite記事]
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