最近リリースされた某ブロックチェーンゲームを触ってみたものの、1週間足らずで触らなくなってしまった。戦略的にプレイすれば、お小遣い程度は稼ぐことができるようなゲームの設計になっていたものの、私自身が元々ゲームにほとんど興味を持てない性で、稼ぐことを動機にして触れてみても、時間の無駄に感じてしまった。おそらく、私自身がゲームの本当の面白さを知らないだけだと思う。

八木編集長FOCUS

 一方で1つだけ「STEPN(ステップン)」というブロックチェーンゲームは1年以上続けられている。ポジショントークにならないように素直に書くが、続けられている要因は健康のために歩く、という行為をせざるを得ない環境を作りたくて初期投資を含めてSTPENをやり始めたのが大きいと思う。エナジーという歩くために必要なエネルギーが、保有しているスニーカー(NFT)の保有量やスペックに合わせて24時間で貯まるのだが、溜まっていくエナジーには上限があるため24時間以上歩かなければ、私の場合1日で300円前後の価値があるトークンを得る機会を損失する。

現在の環境が向こう一年続く保証は全くないが、よりよくなる可能性もある。300円毎日継続して歩いた場合には、110,000円に相当するトークンを獲得することになるという意味では馬鹿にならない健康ツールだろう。これが頭によぎって、勿体無い精神で歩けば頭の中に溜まった情報の整理や心の健康に良い影響があると言われている散歩を強制的にできる。  

STEPNがリリースされたばかりの時は、1日で数千円以上稼ぐことも簡単にできるような環境ということもあってたくさんの人が熱狂していた。大きな下げに見舞われて一時暴騰を予感させる動きを挟みつつも直近では底値圏で推移している。

 

 共同創業者のYawn氏に昨年直接インタビューをさせていただく機会があった。イベントに一緒に参加させてもらったこともあり、半密着のような2日間を過ごした。些細なことかもしれないが、彼はイベントの片付けをイベント参加者と共に率先して行っていた。

 

 Founderとしては、非常に冷静な目を持ち、ユーザーには運営がどのような意図と想いで展開をしているのかを真摯に伝え続けていたのが印象的だった。  4月5日に発表されたNTTドコモとの提携も、開発を手がけるFSLグループの実績を国内3大キャリアの1社認めたということだろう。

NTTドコモ、STEPNなど開発のFSLグループと提携 NFTマーケットにおける流通促進を検証

[Iolite記事]
NTTドコモ、STEPNなど開発のFSLグループと提携 NFTマーケットにおける流通促進を検証