今週のビットコイン

今週のビットコイン

ビットコインの今後1週間の分析と見通しをまとめています。先週のマーケットの振り返りや、今週の経済イベントについても注目ポイントを明らかにして、トレード戦略の組み立てをサポートしています。

ビットコイン週間相場レポート|FOMC利上げ観測と7万6,000ドル台の攻防

2026.09.14

免責事項(投資助言ではありません)

本記事は、ビットコイン(BTC)に関する情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買・投資行動を推奨するものではありません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、短期間で大きな損失が発生する可能性があります。投資判断は必ずご自身の責任で行い、必要に応じて専門家へご相談ください。

また、記事内で扱う価格見通しは、将来の価格を保証するものではありません。「当たる/外れる」ではなく、想定レンジと前提条件(何が起きたら強気・弱気に傾くか)を整理する材料として活用してください。

総括・結論

先週のビットコイン(BTC)は、週初の7万9,000ドル前後から10日に7万6,000ドル台半ばまで下落し、11日は7万7,000ドル台へ戻しました。週を通じては、原油高と米国の追加利上げ観測が上値を抑える展開でした。

米国では、8月の生産者物価指数(PPI)が前月比0.4%、前年同月比5.4%上昇し、企業段階の物価圧力が強まりました。消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.4%で横ばいでしたが、FRBの2%目標を上回る状態が続いています。市場が織り込む9月利上げの確率は、CPI発表後に約9割まで上昇しました。

今週は15~16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)が最大の焦点です。17日にはイングランド銀行、17~18日には日本銀行も政策を決定します。BTCは利上げそのものだけでなく、決定後の金利見通しと原油価格の反応によって値動きが大きくなる可能性があります。

注目点読み手が確認すべきこと
FOMC利上げの有無と、今後も追加利上げを続ける姿勢が示されるか
BTCの下値7万6,000ドル台で下げ止まり、7万8,000ドル台を回復できるか
原油・米金利原油高と米国債利回りの上昇が同時に続くか
日英金融政策日銀・英中銀の決定が円、ポンド、世界の金利見通しをどう変えるか

《出典》
米労働省労働統計局「Producer Price Indexes – August 2026」
米労働省労働統計局「Consumer Price Index – August 2026」
CoinGecko「Bitcoin Price History」

先週の相場を動かした重要トピック

先週の米国市場は、7日のLabor Dayによる休場後、原油高、インフレ指標、FOMCを前にした金利上昇が主な材料となりました。米主要3指数は週を通じて下落し、BTCも7万6,000~7万9,000ドル台を中心に上値の重い動きとなりました。

原油高と米国・カナダ間の摩擦で株式市場が下落

8日の米国株式市場は、中東情勢の緊迫化による原油高と、米国・カナダ間の貿易摩擦への警戒から下落しました。ダウ平均は628ドル安、S&P500は0.6%安、NASDAQ総合指数は0.3%安でした。

BTCは7日に約7万9,100ドルで取引を終え、8日は約7万8,400ドルへ下落しました。円建てでは、おおむね1,200万円前後の価格帯です。休場明けの米市場で金利と原油が上昇したことが、暗号資産を含むリスク資産の重荷となりました。

《出典》
Associated Press「Oil prices keep rising and weigh on Wall Street」
CoinGecko「Bitcoin Price History」

原油100ドル超と国債買い戻し策への失望が金利を押し上げ

9日はブレント原油が再び1バレル100ドルを上回り、インフレ再加速への警戒が強まりました。米財務省は長期国債の買い戻し規模を60億ドルへ拡大しましたが、市場の期待には届かず、米国債利回りは上昇しました。

ダウ平均は405.41ドル安となり、S&P500とNASDAQ総合指数も下落しました。BTCは日中に7万9,000ドル台後半まで上昇する場面があったものの、終値は約7万8,300ドルとなり、上昇を維持できませんでした。

《出典》
Associated Press「Stocks fall on Wall Street as oil prices jump back above $100 a barrel」
CoinGecko「Bitcoin Price History」

PPI上昇とWTI100ドル超で利上げ警戒が強まる

10日に発表された8月のPPIは、前月比0.4%上昇、前年同月比5.4%上昇となりました。7月の前月比0.1%上昇、前年同月比4.7%上昇から、ともに伸びが加速しています。

WTI原油先物も1バレル100ドルを突破し、株式市場は4営業日続落しました。ダウ平均は316.56ドル安でした。BTCも約7万6,600ドルへ下落し、円建てでは1,170万円前後まで水準を切り下げました。

《出典》
米労働省労働統計局「Producer Price Indexes – August 2026」
Associated Press「How major US stock indexes fared Thursday 9/10/2026」
CoinGecko「Bitcoin Price History」

CPI発表と原油反落で米国株は週末に反発

11日に発表された8月のCPIは前年同月比3.4%上昇で、7月から横ばいでした。インフレ率はFRBの目標を上回ったままで、市場では9月会合での利上げ確率が約9割まで上昇しました。

一方、原油価格が反落したことで市場には安心感も広がり、ダウ平均は509.19ドル高、S&P500とNASDAQ総合指数はいずれも1%前後上昇しました。BTCも約7万7,200ドルへ戻しましたが、週初の水準は回復していません。

週間では、ダウ平均が840.96ドル安、S&P500が61.62ポイント安、NASDAQ総合指数が173.95ポイント安でした。

《出典》
米労働省労働統計局「Consumer Price Index – August 2026」
Associated Press「How major US stock indexes fared Friday 9/11/2026」
CoinGecko「Bitcoin Price History」

今週の経済イベント

曜日日本時間経済イベント重要度
09 14 13:30 日本 鉱工業生産 7月 ★★★☆☆
09 15 10:30 中国 新築住宅販売価格 8月 ★★★☆☆
09 15 11:00 中国 小売売上高 8月 ★★★★☆
09 15 11:00 中国 鉱工業生産指数 8月 ★★★★☆
09 15 21:30 米国 NY 連銀製造業景気指数 8月 ★★★★☆
09 16 18:00 ユーロ圏 鉱工業生産指数 7月 ★★★☆☆
09 16 21:30 米国 小売売上高 8月 ★★★★★
09 16 27:00 米国 FOMC(連邦公開市場委員会) ★★★★★
09 17 18:00 ユーロ 消費者物価指数(HICP)8月 ★★★★☆
09 17 20:00 英国 中央銀行政策金利 ★★★★★
09 17 21:30 米国 フィラデルフィア連銀景況指数 9月 ★★★★☆
09 17 21:30 米国 住宅着工件数 8月 ★★★★☆
09 18 08:30 日本 全国消費者物価指数(CPI)8月 ★★★★☆
09 18 22:15 米国 鉱工業生産指数 8月 ★★★★☆
09 18 未定 日本 日本銀行金融政策決定会合 ★★★★★
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今週注目すべきトピック

今週は日米英の金融政策決定が集中します。政策金利の変更だけでなく、各中央銀行が原油高によるインフレと景気への影響をどう評価するかが重要です。

FOMCは利上げ後の政策見通しが焦点

FOMCは15~16日に開催されます。強い雇用統計、PPIの上振れ、2%目標を上回るCPIを受け、市場では0.25ポイントの利上げを有力視する動きが強まりました。

ただし、BTCにとって重要なのは利上げの有無だけではありません。利上げがすでに相場へ織り込まれていれば、決定後の値動きはウォーシュFRB議長の記者会見や政策金利見通しに左右されます。追加利上げが続くとの見方が強まれば下押し要因となる一方、今後の判断がデータ次第と受け止められれば、売りが一巡する可能性もあります。

FOMC後に確認したい3点

  • 政策金利が0.25ポイント引き上げられたか
  • 年内の追加利上げ回数について見通しが変化したか
  • 米10年国債利回り、ドル、BTCが決定後にどの方向へ動いたか

《出典》
Federal Reserve Board「Meeting calendars and information」
Federal Reserve Board「In Our Time」

日銀と英中銀の決定にも注意

イングランド銀行は17日、日本銀行は17~18日に金融政策を決定します。英中銀は7月会合で政策金利を3.75%に据え置きましたが、9人の委員のうち3人が0.25ポイントの利上げを支持しました。

日銀については追加利上げ観測が強まっていますが、決定前の段階で利上げを確定事項とは扱えません。利上げやタカ派的な発信で円高が進めば、ドル建てBTCが横ばいでも円建て価格が下落する可能性があります。反対に円安が続けば、円建て価格の下支え要因になります。

《出典》
Bank of England「Monetary Policy Committee dates」
Bank of England「Bank Rate maintained at 3.75% – July 2026」
日本銀行「金融政策決定会合の運営」

今週の見通しの総括

今週のBTCは、まず7万6,000ドル台で下値を固められるかが焦点です。FOMC前は利上げ警戒から上値が重くなりやすい一方、市場が利上げを相当程度織り込んでいるため、発表後は政策見通しとの比較が重要になります。

上方向へ動く条件は、FOMC後に追加利上げへの警戒が強まらず、米国債利回りとドルが低下することです。BTCが7万8,000ドル台を回復して維持できれば、7万9,000~8万ドル台を試す余地が生まれます。

下方向へ動く条件は、FRBが継続的な利上げを示唆し、原油高と米国債利回りの上昇が続くことです。7万6,000ドル台を明確に下回った場合は、すぐに反発するか、安値圏で取引が続くかを確認します。

今週確認したい3つの条件

  • BTCが7万6,000ドル台で下げ止まり、7万8,000ドル台を回復できるか
  • FOMC後に米10年国債利回りとドルが上昇するか
  • 日銀会合後のドル円が円建てBTCの値動きを増幅するか

ウォーシュFRB議長はジャクソンホール講演で、インフレが2%目標を上回り、物価安定が中心課題だと強調しました。ただし、特定の会合での利上げを明言したわけではなく、政策判断は最新データとリスク評価に基づきます。

今週は中央銀行の決定直後に値動きが急拡大する可能性があります。BTCだけでなく、原油、米国債利回り、ドル円、米国株が同じ方向へ動いているかを確認することが大切です。

《出典》
Federal Reserve Board「Meeting calendars and information」
Federal Reserve Board「In Our Time」
日本銀行「金融政策決定会合の運営」

テクニカル分析は別ページへ移行しました

さらに専門的なチャート分析をお届けするため、本記事でのテクニカル分析パートを切り離し、別ページにて掲載することといたしました。
最新のビットコイン(BTC)テクニカル分析や詳細な価格予測は、以下のリンクよりご確認いただけます。
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 BTC / JPYのモメンタム 

モメンタムメーターは、それぞれ[30分足・4時間足・日足・週足]の4つの時間軸に対応しており、投資スタイルや分析目的に応じて柔軟に相場のモメンタムを確認することができます。

移動平均(MA)やRSI、MACDなど、代表的な複数のテクニカル指標を自動的に分析し、現在の相場に対して、いくつの指標が「売り」または「買い」のシグナルを出しているかを示しています。

30分足
[BTC / JPY]

4時間足
[BTC / JPY]

日足
[BTC / JPY]

週足
[BTC / JPY]

BTC積立企画

2023年6月から月毎に10万円分の暗号資産を実際に積み立てていき、そのポートフォリオを公開する企画です。ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、日本の取引所でも取り扱われており、米ドルとペッグ(連動)するステーブルコインであるダイ(DAI)を対象としています。

これまでの暗号資産積み立ての状況
Accumulation Status

[期間:2023.06.05 〜 2026.09.21]

ポートフォリオの現在の資産価値
 円

含み益(現在の資産価値 - 合計積立金額)
 円

利益率
%

積み立て回数
16 回

合計積立金額
1,600,000 円

ポートフォリオの構成

    ポートフォリオ

    銘柄 シンボル 対円レート 保有数量 日本円換算 構成比
    ビットコイン BTC [BTC/JPY] 0.1523 BTC %
    イーサリアム ETH [ETH/JPY] 1.8884 ETH %
    ダイ DAI [DAI/JPY] 80 DAI %
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