倉本の国際経済の見どころ
株式会社J-CAM金融コンサルタントの倉本佳光が国際経済の重要な出来事や抑えておくべきポイントを取り上げてわかりやすく解説するコラム。刻々と変化する相場のモメンタムをキャッチアップしていきます。

アーカイブ

円安146円台へ

先日、9月22日に付けた為替介入前の145円90銭を超える146円台へ円安が進みました。英国ポンド安によるドル高の影響を受けたものと思われますが、11日に発表となったIMF(国際通貨基金)の世界経済見通しにより、来年に向けての世界経済の低迷が想定され

安全資産としてのドルへの傾斜が強まっています。

 また同じ11日には国内で財務省による8月の経常収支速報値が発表されています。今回黒字とはなりましたが589億円の黒字で過去最少を記録しています。これは中国やEUに向けた輸出が伸び悩む中、原油・石炭・液化天然ガス(LNG)などのエネルギー価格上昇が主な原因として、8月の輸入額が単月では初めて10兆円を超えたことがポイントとなっています。

 米国連邦準備理事会(FRB)は年内にさらに2回のFFレート水準の引き上げを予定していますが、一方日本では日本銀行による金融緩和政策が継続され、岸田政権もそれを容認する体制で「ドル高円安」を助長する環境となっています。

 ドル円相場の状況は、しばらく為替介入に警戒をしながらも円安傾向を徐々に続けると考えられ、目先は1998年につけた147円66銭にトライをし、さらに150円を意識した展開へと向かうのではないでしょうか。

慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、山一証券株式会社に入社し金融業界でのキャリアをスタート、その後メリルリンチ日本証券株式会社マネージメント・コミッティーメンバーに就任、岡三アセットマネジメント株式会社では理事を務めた。これまでに国内大手証券会社及び米系証券会社にてリテール及び機関投資家への営業、上場企業の資金調達、IPO、M&Aなどの業務を担当し、現在では「株式会社J-CAM」にて総合的な金融コンサルタントとして活躍している。

倉本 佳光
Yoshimitsu Kuramoto
株式会社J-CAM
金融アドバイザー

慶應義塾大学法学部法律学科を卒業後、山一証券株式会社に入社し金融業界でのキャリアをスタート、その後メリルリンチ日本証券株式会社マネージメント・コミッティーメンバーに就任、岡三アセットマネジメント株式会社では理事を務めた。これまでに国内大手証券会社及び米系証券会社にてリテール及び機関投資家への営業、上場企業の資金調達、IPO、M&Aなどの業務を担当し、現在では「株式会社J-CAM」にて総合的な金融コンサルタントとして活躍している。

倉本 佳光
Yoshimitsu Kuramoto
株式会社J-CAM
金融アドバイザー